東バンクーバーのルパート通りにオープンした『寿司 KIMURA』は、通り一遍の日本食レストランとは感覚を異にする『寿司とジャズ』のイメージがコンセプトのレストラン。
エントランスに竹をあしらい、ランタンの形のライティングを用い、カウンターの後にはウッド・ベース(弦楽器)がかたどられている。そして、日本人アーティスト阿部洋三さんの色彩感溢れるアートがとても印象的。内装を手掛けたのはバンクーバーで陶芸家としても活躍しているHiDeさん。店内に流れているジャズのナンバーとしっくりくる店構えだ。
この店のシェフ、木村五六さんは美大の油絵科出身。北米での料理歴は40余年にもなるベテランシェフである。LAを中心に活躍してきた木村さんは、バンクーバーの『寿司 KIMURA』にかねてからの懸案だった洋食屋風のメニューも置いている。ランチにはお寿司屋さんがどんなカレー・ライスを作るのか、一度試してみたいもの。ディナーには、握り、手巻き、巻き寿司を含む寿司はもちろんのこと、それぞれとてもリーズナブルなお値段で楽しめる肉料理、魚料理の他にパスタやリゾットなどのイタリアンもある。そして、二週間ごとにメニューが替わるシェフのお任せコースも各種とりそろえているので特別の夜にオーダーしてみたいもの。木村さんは「料理の第一線から退いたので、“お客様に楽しんでもらえる食べものをお出しする”自分のやりたかった店にしていきたいです」とこの店への抱負を語ってくれた。
(取材 北風かんな/Photo credit:HiDe)
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