春から夏にかけて美味しい料理ご紹介
バンクーバーのチャイナ・タウンからも近いメイン・ストリートに、バンクーバーの海の幸をふんだんに活かした料理で有名な中華レストラン『新瑞華海鮮酒家
(Sun Sui Wah Seafood Restrant)』がある。新瑞華は、広東スタイルの味を提供するレストランとして、その高級感を保ちながらも、地元客にはもちろん、観光客にも親しまれている。広々としたレストラン内は、高級ホテルのレセプション会場を思わせるようにテーブルや椅子がアレンジされており、店の奥の左側には、大きな水槽が広がり、季節の魚介類の様子がうかがえる。
初夏にかけての旬のメニュー
さて、これからの季節の旬のシーフード・メニューをマネジャーのアラン・ヤングさんに伺ってみたところ、「何と言っても、バンクーバーの海老ですよ。季節的には5月から6月にかけてが一番美味しくいただけます」と話し、「から揚げ胡椒味の海老(12.80ドル/lb)や、黒豆ソース炒め(16.80ドル)、車海老のから揚げ塩味(15.50ドル)などがお勧めです」と海老を使ったディッシュを紹介してくれた。それから、「アラスカ・ブラック・コッド焼き(18.00ドル)、あさりの黒豆風味焼き(13.80ドル)もぜひ食べていただきたい料理です。ミル貝は刺身にしても、茹でても、ソテーにしても楽しめるバラエティーに富んだ食材ですので、好みに合わせた料理法を選んでいただければと思います」と説明してくれた。
滋養強壮の一品
シーフード以外のお勧めの一品は『焼き雛鳩(13.80ドル)』。こんがりとオーブンでローストに焼き上げられた雛鳩の皮は、カリッと香ばしく、身はとても脂肪分が少なくて軟らかい。さっぱりとした肉は、ほのかに薬味の味が効いて食べやすい味に調理されている。これは「秘伝の調理法により、ローストする前にマリネしているからなんですよ」とアランさん。雛鳩は、中国では唐の時代から上質な食べ物とされており、蛋白質をはじめ、カルシウム、鉄、ビタミンCが豊富に含まれている。解毒作用もあるため、肝臓や腎臓にもよいとされる滋養強壮の一品をぜひお試しあれ!
飲茶(ディム・サム)
広東スタイルの飲茶と言えば、コトコトとレストラン内を徘徊しながら料理を運ぶ手押し車が定番である。観光客の目を楽しませる一種アトラクション的な魅力もある手押し車だが、アランさんによると、新瑞華からはこの伝統の手押し車の姿が近々消えてしまうらしい。「まだいつ頃ということは、はっきりしていないのですが、各テーブルで注文できるスタイルにしていこうと考えています」と話している。手押し車には、先に述べたアトラクション的な楽しさや、好きな料理がきたときに選べるという長所もあるが、それよりも注文の品をより効率的にテーブルに届けるという、時代に即したサービススタイルに代わっていくということであろう。
さて、40種類以上あるディム・サムのメニューから、お勧めをいくつか紹介すると、プリプリとした食感がたまらない『海老入り蒸し餃子』や『海老と豚肉のシュウマイ』などをはじめ、さまざまな味が蓮の葉に包まれた中国風ちまき『スティッキー・ライス』、海老の風味がほんのりと美味しい『蒸し玉子豆腐の海老ソースあんかけ』、醤油の旨みがたまらない『ライス・ロール』、食欲をそそる『ピータン入りお粥』などが挙げられる。お値段は一皿3.20ドルから4.20ドル。午前
時以降登場するシェフのスペシャルメニューの『チャウメン』や『オイスターソース風味の芥蘭』、海の幸がたっぷり入った『ホット&サワー・スープ』などは特に人気が高い。
(取材 佐倉 ななみ)
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