バンクーバーのお店を紹介

2007年7月5日 第27号

Made in Thailandの中で味わう
    政府認定の宮廷料理

Sala Thai


トムヤンクンにはえびなどの魚介類もたっぷり

定番のグリーンカレー
 



 レストランの種類と数の多いバンクーバー。店を選ぶのに迷うことも多いのでは?タイ料理をご所望ならサラ・タイは必ず選択肢に入れるべき。何しろタイ王室御用達の料理がお手ごろ価格で食べられるのだから。

タイ現地で買い付け

 サラタイは1987年、キャンビーに誕生。栄枯盛衰激しいバンクーバーのレストラン業界で、20年もの間人気店の地位を守っている。満を持してバラード沿いの好立地に客席200の広さを誇るダウンタウン店を開店したのが5年前だ。基本的に店内は全て「メイド・イン・タイランド」。ダウンタウン店の設計はタイ人設計士に依頼、店内の調度品は照明や家具、食器など、オーナーのジョイさんがタイで買い付けた。

 ドアを開けると目に入るのが、タイ国王の肖像画。その手前には、シェフの手によってカービング(彫刻)が施された野菜や果物。奥にはタイの名物、自動車タクシー「トライスクル」も置かれ、タイへ旅行に来ているかのような錯覚を覚えそうだ。そして、スタッフの暖かな笑顔。店内は高級店さながらの豪華さであるのに、肩肘を張らずリラックスした雰囲気でとても居心地がいい。

あくまで基本は本国の味

 もちろん味もタイ本国の味を忠実に守っている。シェフはタイの一流レストランで修行を積んだ者ばかり。タイ王室関係者がバンクーバーに滞在する際には、同店が仕出しを請け負う。サラタイは、味の確かさと多くの食材や調度品をタイから輸入していることなどから、2004年にタイ政府から表彰された。この表彰を受けたレストランは、世界でも5件しかないという。ロビン・ウイリアムズをはじめ、多くの有名人が足を運んでいることからも、同店の評判がいかに高いかがわかる。

 メニューも豊富で、定番のトムヤンクンやグリーンカレーにレッドカレー、タイ版やきそばのパッタイ、揚げ春巻きなどはもちろん試してみるべき必須メニュー。最近人気なのはパッタイ・チャオワン“Pad Thai Chao Wang”(12.99ドル)とパナン“Gaeng Pa-Nang Tiger Prawn & Scallop”(14.99ドル)。通常のパッタイはトマトを使うのに対し、パッタイ・チャオワンはプラムシュガーとタマリソースで味付けされている。パナンはえびとホタテの料理で魚介類好きにお勧めだ。常に新しい料理を創作しているので、それらがまだメニューに載っていないこともある。スタッフにその日のお勧めを聞いてみよう。

 また全てのメニューで辛さが調節できる。10段階で2がミディアム、4はホット、10がスクリーミング。日本人なら2のミディアムで十分だが、激辛好きで勇気のある人は10に挑戦してみては?

 11時30分から15時までのランチタイムには、7.99ドルから定番の各種カレーやパッタイなどが食べられる。大抵日本人スタッフがいるので、日本語でも相談できる。現在日本語メニューを製作中で7月末にはお目見え予定だ。

 長年人気店である秘訣を「良質の味・サービス・価格」とオーナーのジョイさんは語った。多種多様な文化が混じり合うバンクーバーでは味も多国籍になり、タイ料理の看板を掲げていてもほかの国の味が混じっている店もある。しかしバンコクでレストランを家族と共に営んでいたジョイさんは、あくまで純粋なタイの味を真摯に守ってきた。その強い信念に守られたサラタイの味は、今後も変わることなくバンクーバーで支持されていくだろう。

(取材 青木美子)

SalaThai Thai Restaurant
ダウンタウン店
住所:102-888 Burrard Street, Vancouver, B.C. V6Z 1X9
Tel: 604-683-7999
Fax:604-683-7996
ランチ:11:30am〜3:00pm
ディナー:3:00pm〜10:00pm
(年中無休)

キャンビー店

住所:3364 Cambie Street, Vancouver, B.C. V5Z 2W5
Tel: 604-875-6999
Fax:604-875-1729
月〜金/ランチ:11:30am〜2:30pm
ディナー:5:00pm〜10pm
土日祝/ディナーのみ:5:00pm〜10:00pm
Website: www.salathaidowntown.com

オーナーのジョイさんとスタッフの皆さん