オーナーシェフのマイク中野さんが「菜-z」の由来について語ってくれた。「菜というのは料理という意味。料理たちということで複数の意味のsをユーモア心でzにしたんだ」
コンセプトとしては「ほかでは食べられないおいしいものを落ち着いた雰囲気で召し上がっていただく」ということだ。ここ「菜-z」にはこだわりがあふれている。
厳選された食材
カキ、あさり、ムール貝、カニ、ロブスターなどは、オーナー自らが毎日グランビルアイランドまで仕入れに行く。生ガキはいつでも3〜6種類は用意している。サーモンも天然の紅鮭しか使わないと言う。なかでも一番のこだわりは「だし」である。化学調味料は一切使わず、「昆布」と「鰹節」で「一番だし」を完成させている。和食のベースとなる「だし」にも他店とは違ったこだわりは忘れない。
そんな厳選された食材から作り出される創作料理はまさに絶品。まずおすすめしたいのが「プロシュートロール」である。海苔の代わりにプロシュートというイタリア産の生ハムで巻いてある。切り口からはうなぎ、クリームチーズ、マンゴーがのぞいている。口の中ではなんともいえない絶妙なハーモニーが広がる。
運ばれてくる「ヤム天ぷらフライ」には驚かずにいられないだろう。何段にも積み重ねられたヤム天ぷらにソースがかけられ見た目も豪華。口に入れてみればさつまいも本来の甘みがいっぱいに広がり、やみつきになってしまう。ぴりっと辛いマヨネーズでいただくのもまた絶品である。
バンクーバーで新鮮な「神戸牛のたたき」を味わえるのもここならでは。きれいに霜の入った神戸牛を薬味と共にポン酢でさっぱりと味わうのは格別。
食事の最後には「クリームブリュレ」を食べるのを忘れないでほしい。オレンジと抹茶のブリュレにマンゴーアイスが上品に添えてある。さっぱりとした味わいで食事の締めには最適である。
おまかせのコースも梅、桃、桜と3種類用意してある。予約なしでその場でオーダーできるのも手軽で良い。
週末のランチタイムではリーズナブルに楽しむこともできる。おすすめは「菜-zスペシャルランチ」である。
お客様の空気に合ったサービスを
接客でも西洋のスタイルを取り入れている。各テーブルの食べるスピードなどを考えて料理をサーブしている。だからテーブルに料理を置くスペースがない、といったことがない。各料理を一番おいしいときに味わえるというわけだ。
会話を楽しみたいのであればスタッフがフレンドリーに対応してくれるし、落ち着いて食事をしたいのであればそっとしておいてくれる。一人一人の空気を感じとることも心がけている。
空間ごとに異なったコンセプトで演出
お店のドアをくぐり、まず目にするのがグランドピアノ。ただの飾りではなく、週末には心地よいピアノの演奏と共に食事を楽しむことができる。右手には「寿司バー」が広がりオーナーがにぎる姿をカウンターで間近に見ることもできる。店の奥に進むとヨーロッパのオープンテラスのような空間が現れる。
落ち着いて食事を楽しみたいならば2階がおすすめ。大切な人との記念日などに利用してみたい。
さらに階段を上がると3階は暖炉のあるパーティールームとなっている。 〜 人くらいのパーティーにおすすめ。冬であれば暖炉の前にカーペットを敷いて宴会などをしてもおもしろいのではないか。
生け花、ちょうちん、のれんなどと和の心も忘れてはいない。
ゆっくりとお酒を飲みながら料理を楽しむのも良し。仲間とのパーティーに利用するのも良し。大切な人との記念日に利用するのも良し。親切なスタッフとの会話を楽しむのも良し。「菜-z」での楽しみ方はまだまだ無限にある。そんなお店だからこそ一度訪れたら自然とまた足を向けてしまう。あなたもきっとリピーターとなることだろう。
(取材 いいのまさき)
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