これぞ日本の焼肉! おいしさ太鼓判の Maruchu Japanese BBQ Dining
今年4月にオープンしたまる忠は「日本のおいしい焼肉が食べられる店」と、リッチモンドの日系人の間で早くも話題になっている。お店はリッチモンドの目抜き通りNO・3ロードの一本東に面しており、中華料理店「漢記」の入ったエンパイア・センターの南東の角にある。昭和中期をイメージしたという店内は、落ち着きがありながらも気取りのない雰囲気だ。 まる忠のオーナーは焼肉ひとすじ オーナーシェフの中山忠雄さんは、あちこちで焼肉の修行を積んだ後、兵庫県尼崎で焼肉屋「漢風」を9年営んできた経験を持つ。スノーボードのために足を運ぶうちにカナダが気に入り、3年前に移住。「日本からの移住者に懐かしい味を楽しんでもらえたら」と店をオープンした。「まる忠」は彼自身の名前「忠雄」の「忠」の字を取ったもの。こだわりは「新鮮な肉、『さし』の入った(霜降り状に脂の入った)肉を自分の足で探して提供すること」と中山さんは語る。 肉はこんなにうまかった ビビンバや冷麺、特製サラダのメニューも魅力的だが、やはり何と言ってもここでは焼肉!まずは塩焼きから。皿に並んだお肉に刻みネギがきれいに載っているのは「ねぎ塩カルビ」。テーブル備え付けのコンロの網で両面に軽く焼き目をつけて、レモンをちょっと絞ってからいただく。肉の旨みがジュワッと口に広がり、塩、ネギ、ニンニクが味を引き締めて、まことに美味である。同じく塩焼きの仲間、「ねぎ塩タン」は、タン独特のコリコリ感が楽しく、噛むたびにジューシーでとろっとまろやかな肉汁が広がると思わず顔がほころんでしまう。 塩からタレの肉を頼んだときには、網を取り替えてくれるという気の配りよう。そうした気配りは随所に見られる。麺や丼ぶり物のメニューにはハーフとレギュラーサイズが用意されており、ビールを頼むとキンキンに凍らせたジョッキが登場する。また、肉のスライスだけを取っても中山さんが一枚一枚丁寧に調理していることが見て取れる。その中山さんには「顔写真はちょっと・・・」と遠慮されてしまったが、一目見れば彼の焼肉に傾ける情熱とやさしく温かい人柄が伝わってくることだろう。 素材の新鮮さに確信! そんな中山さんが研究を重ねて作ったのが特製のたれ。そのたれで漬け込んだ品々のなかでも、柔らかく口にとろけるおいしさで舌をうならせたのはお馴染み「カルビ」。特製のたれは素材の霜降り肉の旨み、甘みを存分に引き出しながら、お肉を主役に立てて、たれはしっかり脇役におさまっている。そしてまる忠のお肉のうまさ、新鮮さを証明してくれたのは、「仕入日限定」のレバーの刺身とタンの刺身。臭み消しの刻みショウガを載せてはいるものの、素材に一切臭みがないのは驚きである。 この日、店を出てからも何度となく口から「うまかったー」と言葉がもれて、おいしさの余韻に浸ってしまった。じつにありがたいお店である。 (取材 平野香利)
住所 : #2065-4580 No.3Rd. (Empire Centre), Richmond Tel / Fax: 604-214-3770 営業時間: 5:30pm〜10:00pm(火曜定休)日曜
壁には日替わりメニューとビールの広告。冷酒、焼酎も置いている。