バンクーバーのお店を紹介

2007年10月18日 第42号

レベルストークに初の日本食レストラン!
SUSHI・SAKE・STEAK『Kawakubo』


Fire Roll、右:Kawakubo Roll
(どちらもサイズはハーフポーション)


 



 バンクーバーから6時間、カルガリー から4時間の距離にあるレベルストーク山国立公園は高山植物や周辺の氷河に覆われた山々が見渡せる自然溢れるエリア。冬期はモナシー山脈とセルカーク山脈の雪深いエリアでバラエティに富んだウィンター・スポーツが楽しめる。これらのリゾート地の拠点となるレベルストークにこの町初の日本食レストランがオープンした。すでに地元の人たちに人気のレストラン、SUSHI・SAKE・STEAK『Kawakubo』をご紹介しよう。

留学がきっかけで日本食レストランを開店
 店名になっている『Kawakubo』は、共同オーナーの一人でシェフでもある川久保真二さんの苗字から命名された。日本では十年以上も宴会場の厨房で働いていた真二さん。レベルストークへ語学留学中に日本料理を作って地元の人に食べてもらう機会があった。当地の市長に、「この町には日本食レストランがない。こんなにおいしい料理だったらここで店を出したらどうか?」と勧められたこともあり、この町で知り合った二人の事業家と共に『Kawakubo』をオープンするに至った。

鳥居を通って店内へ
 このレストランの入り口には神社の鳥居を象った赤いアーチが掛けられていて、ここから日本食のエリアに入るという心構えができそうだ。


鳥居のような『Kawakubo』の入り口

店内の内装は赤と黒で統一されていて、洗練された雰囲気。仕切りには障子が用いられ、天井からいくつも吊り下げられたペンダント・ライトのライティングもオシャレ。1階は寿司カウンター、バーカウンターも含めて45席ほどあり、2階には大きな宴会場にもなる掘り炬燵式の部屋が三間とVIPルームが用意されている。近い将来にはカラオケもできるようになるそうだ。


モダンな雰囲気の店内


ビールの国で日本酒のカクテルも

 カナダでポピュラーなお酒といえばビール。もちろん『Kawakubo』にも日加両国のビールがあるのだが、日本酒が4種用意されているのが嬉しい。『月桂冠』『白鶴』のほか、『ダイヤモンド和の川』750ml(39.95ドル)、『鬼殺し』720ml(59.95ドル)、そして梅酒も取り揃えている。ユニークなのは、日本から採用されて渡加してきたウエイトレス嬢の名前から名付けた日本酒カクテルがあること。レモンジュース入りの白いChieko-tiniやオレンジ&パイン・ジュースの入りの黄色い Saki-tini、 そして、クランベリー・ジュース入りの赤いYoshimi-tini。どれも(5.25ドル)でオシャレなグラスでサーブされる。

目で楽しんで舌においしいお料理
 前菜の「BC spring roll (6.95ドル)」は、シーフードや野菜を生春巻きの皮で包んだもので、ジャパニーズ・サルサをつけて頂く。さっぱりしていて、いくらでも食べたくなってしまう。お勧めの巻物はこのレストランの一番人気、ハウス・スペシャルの「Kawakubo Roll (11.95ドル)」は海老の天ぷら、うなぎ、きゅうりが巻いてある。「Fire Roll (11.95ドル)」にはスパイシー・ツナ、サーモン、きゅうりが入っていて、ホタテがトッピングされている。「Red Dragon Roll (11.95ドル)」にはスパイシー・サーモン、アボカドが入っていて、スモークド・サーモンが外側に巻いてある。どれも絶品。生姜の香りが食欲をそそる「Wanton Soup」はほとんどのテーブルから注文が来ていたし、デザートの「Mango Pudding」はサッパリとした味わいでスプーンを置く間もなく食べ切ってしまった。


生春巻き風「BC Spring Rolls」


世界に広がるフュージョン料理を
 現在は寿司がメインの『Kawakubo』だが、これからはステーキや日本食をアレンジしたフュージョン料理のメニューを増やしていく予定。川久保さんは、「既成の寿司にこだわらず、北米で生まれて親しまれているカリフォルニア・ロールやBCロールのような世界に広がるフュージョン料理を作っていきたい」とこれからの抱負を語ってくれた。レベルストークのスキー場が開場し、町もにぎわう頃に、『Kawakubo』を訪れてみたい。


(取材 北風かんな)



SUSHI・SAKE・STEAK『Kawakubo』
109 First St. E. Revelstoke, B.C.
Phone: 250-837-2467

スタッフの皆さん:左から長澤早紀さん、小貫吉実さん、當山千恵子さん、そして川久保さん