ウエストエンドを散歩中、なんともかわいらしい店を発見。ダークグリーンとクリーム色を基調に、赤のアクセントをきかせた、そのセンスのいい外観に足を止め、吸い込まれるように中へ入ってみると、デリカテッセンの店なのであった。ロブソンやデイビーの喧騒からちょっと離れた住宅街に、こういうお店があるとは意外。
80年間グローセリー・ストアだったこの建物がリノベーションされ、オーナーのティムさん夫婦がデリの店としてオープンさせたのは数ヶ月前のこと。イタリアからのベーコン、チーズなどを中心に、サラダやオリーブなどの8種類の惣菜、ローカルの生パスタなどが置いてある。こぢんまりとした店ながら、結構豊富な品揃えだ。
早速生ハムを買って帰ったのだが、これがしっとりとしてフレッシュな味わいで、野菜と一緒にサラダにして美味しく食べた。生ハムといっても、店によっては乾燥してパサついたものもある中、ここのミートはクオリティーが高い。試食したチーズも美味。オタワやニューヨークで15年間シェフとして活躍してきたティムさんだから、本当に美味しいものがどんなものなのかを知り尽くしているのだろう。その絶品ミートやチーズをはさんだ9種類のサンドイッチを毎日のように買いに来るお客さんもいるとか。お呼ばれやパーティなどにもお役立ちの一軒であろう。
(取材 西澤律子)
|