効果的な代替療法の一つとして当地でも多くの人に知られる指圧。その指圧を手軽に受けられるクリニックがノースバンクーバーのキーマーケット、バーナビーのローヒードモールに続き、今年6月リッチモンドのランズドーンモールにオープンした。
指や手の繊細な感覚が適度な圧(お)し具合を可能に
モールの西側「HOME SENSE」と書かれた入り口から直進すると、すぐにお目当ての指圧クリニックが現れた。迎えてくれたのは当クリニック責任者の指圧プラクター・大藤和己さん。大藤さんから今日の体調やどこを重点的に圧してほしいかなどを聞かれた後、指圧テーブルへ。
全身へのセッションを依頼した記者に対して、最初は横向きで首筋への指圧から。「圧しの強さがちょうどいいか言ってくださいね」と言う大藤さんの指圧は、記者好みのしっかりとした圧し具合だ。「指圧は指と手の平だけを使い、肘などの部位や道具は使いません。感覚が敏感な手だけを使うことで、きめ細かな施術が可能になります。圧し方はまっすぐが基本です。もんだりしないため筋肉を傷めず、もみ返しは起きづらいですが、強く圧しすぎるともみ返しは起きますね」
体も心もほぐされいい気分
指圧を始めてほどなくして、体のコリがほぐされ、手足の先への血のめぐりが良くなっていくのが感じられてきた。凝っている部分と周辺部を集中的に圧してくれていたようだ。指圧によって筋肉がほぐれ、血液の循環が良くなるだけでなく、神経系や内臓の機能も活性化するという。また筋肉がこわばって動きの悪かった骨の動きがスムーズになるという効果もある。
ところで、圧されて初めて凝りに気付く場所があったと伝えると、「自覚症状として現れる前に治療できるので、病気の予防にもつながります」と大藤さん。
この日の指圧プラクターは大藤さんと青木さんの男性二人。曜日によっては女性スタッフもいて、男性からの施術に抵抗がある人にも安心できる体制だ。
「なるべく柔らかい楽な格好で、空腹すぎず、食後ならば30分以上後に受けることをお勧めします。強さや場所は、ご自身からリクエストしていただけると一番効果的な指圧ができますので、遠慮なく言ってください。症状によっては継続して初めて効果がわかる場合もあります。また急性の疾患には指圧を施すよりも安静状態のほうがいい場合もありますので、どんなことでもまずご相談ください」(大藤さん)。
指圧料金は10分20ドルで、10分ごとに10ドル追加。治療目的はもちろん、ちょっと癒されたいという人にも利用しやすい。「至福の気持ちです」というクライアントの感想に深くうなずいた記者だった。
(取材 平野香利)
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