韓国のおふくろの味を思わせる小皿料理
韓国料理と言えばうれしいのは付け合わせの小皿料理の存在だ。キングスウェイ沿いの「Cho Sun BBQ」でこの日出されたのは、白菜キムチ、大根の酢の物、じゃがいもの煮付け、茎わかめのサラダ、レタスのサラダ、もやしのナムル、玉ねぎの醤油漬け、きゅうりのキムチあえである。特にお店の個性が出ていたのは、じゃがいもと玉ねぎの一品である。じゃがいもは、ほんのり甘みのある醤油味のタレがからまった上に白ごまがふってあり、大学イモを思わせる懐かしさがある。玉ねぎの醤油漬けの方は、酸味がきいていながらもまろやかさがある。その熟成された味わいの秘密をオーナーのキムさんに伺ったところ「漬けてから1週間は寝かせたものを出しています」と言われて納得であった。
タレで食べる?味噌で食べる?どちらも満足の焼肉
辛味、甘味、塩味、酸味のすべてを楽しめる小皿料理を楽しんでいるうちに、皿からはみ出すほどの大きな骨付きカルビが運ばれてきた。なんとも堂々とした登場である。銅版の上で焼かれるカルビの香ばしいにおい。これだけでもう幸せ気分が高まってくる。肉をハサミで切り分け、ひときれタレに付けて口にほおり込み、ぎゅっとかむと、肉のジューシーな旨みが口いっぱいに広がった。「肉はアルバータ牛を使用し、フルーツなどから作られた特製のタレに漬け込んでいます」とキムさん。食べるときに醤油ベースのタレに付けていただく。このタレはそれだけ味見をすると少し甘めなのだが、砂糖のような何ものをも押しのけるような甘さはなく、焼肉と見事にマッチする。聞けば、このタレも肉などを煮込んで旨みを出していて、甘みには蜂蜜を使っているそうだ。またこの焼肉に特製辛味噌を付けてレタスで巻いて食べるのも実においしい。
これだから足が向く! ベースしっかりの韓国スープ
うれしいのは、カルビ二人前を頼むとピリリと辛い野菜スープが付いてくること。この野菜スープは、ランチタイムだとカルビとスープ、冷麺とスープ(ともに9.95
ドル)というセットがあり、これが大変人気だという。

豚骨とジャガイモの鍋「カムジャタン」もお薦めの一品
「韓国のスープは日本のスープと違って、野菜がくたくたになるまで煮るんです」とキムさんの言う通り、牛の骨から取ったスープベースのなかで、くたくたになった白菜や長ネギ、玉ねぎなどが甘みを出して、辛さのなかにも肉と野菜の旨みがしっかり感じられる。これからの寒い季節、このスープだけを目当てにでも店を訪れたいものだと記者が語ると、「それならば、カムジャタンもいいですよ」とキムさん。熱々の鍋、ジュウジュウの焼肉、どちらも取りたい人は、大勢で行くべし!
(取材 平野香利)
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