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ある週末、主人と車を捜しに、とある中古車屋へ行きました。そこはローンが払えなくなって銀行から差し押さえをされた車等を扱っている所でした。(こういうのを〃レポ〃というらしい)私たちは車の車種は決めていませんでしたが、条件は10万キロ以下。これが絶対でした。しばらく見ていると見た感じの良いSUVタイプの車があり、走行距離は何キロかと思い中を覗きましたが、デジタル表示であった為、セールスマンにたのんでエンジンをかけてもらいました。オドメーターを見ると表示は「84000」。そのセールスマンAは「たったの84000キロだよ!これはいい代物だね!」といいました。でも94年物で何故そんなに走ってないのか?と疑問に思って聞くと「これ、エックス リース(以前リース会社で使われていた車)だったんだ。エックスリースは一番いいよ。1年に2万キロしか走っちゃいけないとか、そういう決まりがあるからね。だからこれは走行距離が、こんなに少ないんだよ」。私たちはそうなのか、と納得し、テストドライブに出かけ、なかなか気に入ったので値段の交渉をする事にしました。事務所へ行き、Aは「Proposal Form」とやらを作成し始めました。そこには走行距離を書く欄があったのですが、Aは「何キロだっけ、え〜っと だいたい8万キロだったね。」と独り言を言いながら「80000」と書きこみました。Aは値段の交渉は銀行にしなくてはいけない、その交渉をする為に、デポジットを$300欲しいと言いました。私たちの提示した金額まで下がらず、それ以上の値段で欲しくないならデポジットは返すとの事だったので、Aにチェックで$300渡してその日は帰りました。
数日後Aから電話があり、私たちの提示額までは落ちなかったけど、最初の額と私たちの提示額の真中くらいまでなら落とせるとの話でした。そして「84000キロでこんなグッドディールはないよ。」と繰り返し言いました。私たちもその後、10万キロ以下の車を他のディーラーやBuy & Sell等で捜していましたが、なかなか見つけられなかったので、その条件で飲む事にしました。その週末、その中古車屋へ行くとAは早速支払いを要求し、私たちはお金を払いました。お金を支払った後、Aは契約書を持ち出してきて、車の説明をしました。エックスリースだった事、ローカルカーである事、金額とTAXの事・・・。主人はAの説明を聞きながら、その説明個所を目で追い、最後にサインをしました。その後オートプランのエージェントが来て、新しい保険の契約の手続きをとり始めました。その際、エージェントがエアケアーの証明書の提示を求めたので、主人が店の人に書類をもらいに行きました。そして、その紙面上に書かれていたものは、、「13万5000キロメーター」 驚いた主人はAに「8万4000キロと説明してたじゃないか!」と詰め寄るとAは「おかしいな、何でかな」と言い、主人と一緒に車を見に外へ出ました。車のオドメーターは「8万4000」を指していましたが、その横のスイッチを押すと「13万5000K」と表示されたのです。そう、「8万4000」はマイル表示だったのです。でもマイルともキロとも表示が付いていなかったので、私たちは当然「キロ」だと思ったし、Aの説明もずっと「8万4000キロ」でした。Aはそれを見たとたん、「あーこれマイルだったんだ!でも13万5000キロでも全然走ってないじゃん、グッドディールだよこれは」と平気な顔をして言いました。私たちは納得できず、「10万キロ以下の車を捜していたのに、これでは全然条件外だ!キャンセルしたい!」と言いましたが、Aは「でももう契約書にサインしたじゃん。」と言って契約書を見せ「ほら、ここにも13万5000キロって書いてるでしょ、それを見てサインしたのは君でしょ。僕この車がマイル表示なんて知らなかったけど、契約書には13万5000キロって書いてあるじゃん。」と言いました。契約書をよく見ると、上の方にミミズがはったような小さな字で13万5000キロ、と確かに書かれていました。サインを求めた際、Aは一番上に書いてあった車の車種、年式、走行距離の欄の説明は飛ばしました。私たちも車種や走行距離はさんざん聞いていた話だったので、そこはチラッと見ただけで、じっくり見ていなかったのです。Aは13万5000キロだったなんて知らなかった、とシラをきりましたが、その契約書を作成したのはあきらかにAです。一番下にAのサインもありましたから。Aは始めからあの車の表示がマイルであった事を知っていたのだと思います。契約書にサインさえさせれば、こちらの勝ちだと思っていたのだと思います。契約書を端から端までじっくり読まずにサインした私たちが悪いのですが、口先で走行距離をだまし続けていたAに腹わたが煮え繰り返るくらい腹が立ちます。その後、マネージャーと話をして、Aは嘘をついてこの車を私たちに売りつけたのだからキャンセルしたい、と申し出ましたが、やはり既に契約書にサインをしてしまっていた為キャンセルはできない、と言われました。その代わりこの車に乗ってみて、気に入らなければ1ヶ月後くらいなら同じ値段の車とトレードしてもいいから、と言われました。それでも全然納得がいきませんでしたが、もうサインしてしまったもの、ここで何を言ってもしかたがない、とその場は諦めました。Aに「まちがった説明をしていた事に対して謝って欲しい」と言うと「だって走行距離一緒に見たじゃん。キロだって自分たちでも思ってたんじゃん。僕だって知らなかったんだもん…」の一点張りで一言も謝りませんでした。セールスマンが自分の売る車について間違った説明をお客にして、「一緒に見たじゃん」とか「知らなかったもん」とかよく言えるものだなと思いましたが、彼はその程度の人間だったんだと思いました。そのAの話をそのまま信じて契約書にサインしてしまった私たち自身にも、大変情けなく腹が立ちます…。
このままでは気持ちが治まらなかったので、BBB(ベタービジネスビューロー)に電話をしました。BBBの人は、それはカーディーラーが責任を持つべきだ、と言ってくれましたが、車に関する事は管轄が違うという事で別の電話番号を告げられました。そちらに電話をして、係りのインスペクターと話をしましたが、彼には「サインをしてしまったものに対しては、もうどうしようもない。彼がウソをついていた事に対して証明できないからね。」と言われました。
「じゃあ、車を売る為ならセールスマンはウソをついてもいいのか?」と聞くと「契約書にサインをする時は端から端まで読んで、セールスマンがウソを言ってないか紙面上で確認してからサインしなきゃだめだよ。」と言われました。インスペクターに「もうこちらではどうする事も出来ないから、後は弁護士に相談して下さい。」と言われましたが、弁護士を使ってまで争う気になれず、話はそこで終わりました。
もう契約も自分達がした失敗も取り消す事はできませんが、他の日本人の方にこういう目にあって欲しくないと思い投書させて頂く事にしました。契約書はサインをする前に必ず隅から隅まで読んで下さい。英語で書かれているのでつい面倒になりがちですが、私たちがした様な失敗は絶対にしないで下さい。
(匿名希望)