How to Live
−カナダ生活スタート「実用編」−
仕事の探し方 (2)


 今回は履歴書・カバーレターの書き方、面接時の注意点などを紹介する。

★履歴書・カバーレターの書き方

履歴書:
 カナダではResumeやCurriculum Vitaeという。日本のように指定用紙があるわけはなく、ある一定の形式で自分の能力・資格・スキル、職歴、学歴を記載し、その他にボランティア活動や趣味・特技などを書くのが一般的。応募する会社が何を求めているかによって、内容の強調する部分を変えると効果的だ。

 一般的に職歴から始め、学歴、ボランティア活動などの順に進める。その場合、どの項目も時系列で最近のものから古い方へと順に書いていく。能力・資格・スキルなどは強調するために職歴の前に書くことが多い。ポイントは、応募職種に対して自分のどこをアピールしたいのかがはっきり分かるような形式で書くこと、通常これら全てを1ページに収め、どんなに長くても2ページまで。簡潔でわかりやすいことが重要。

1. 名前・住所・電話番号・Eメールアドレスを一番上に書く。
2. 資格・技能など応募職種に最も関係するものを強調して書く。
<例>ワード・エクセルなどパソコン技能、ワードのタイプ数、言語能力、旅行業資格、TOEFL、TOEIC、TESOLなど。
3. 職歴。正社員、アルバイトなども含めた経歴。就業期間、 会社名、会社の住所、就労内容、役職などを書く。
4. 学歴。大学・大学院、専門学校、カレッジなど。
5. ボランティア・趣味など。
6. レファレンス:最近は書かない傾向だが見つけておくことは必要。前の就業先の上司や大学の教授など、自分がどれだけの能力があるかをうまく説明できる人を見つけて頼んでおく。

 

 

 

 

 


カバーレター:
 カバーレターは履歴書に記載できない事項を補足するのが最も重要な役割。応募する会社が何を求めているのか、また自分がこれまでやってきたことで何を強調したいのかを明確にするのがポイント。

ポイント
1. 応募職種を必ず強調して明記する。
2. どの媒体で応募を知ったのかを簡潔に書く。応募番号などがある場合は、番号を記載する。
3. 内容は3パラグラフぐらいにまとめる。履歴書には書けなかった自分のこれまでの詳しい仕事内容、この仕事に対する意気込みなどを簡潔にまとめる。
4. 重要なのは前向きでやる気が感じ取れる内容と簡潔な表現。特に凝った表現・単語を使う必要はない。


履歴書・カバーレターに共通する注意点

1. 何度も読み返し、文法やスペルミスがないようにする。
2. 必ず自分で、自分の言葉で書く。
3. 英語が母国語の人にチェックをしてもらう。学校のWriting Centreなどを利用するのもよい。
4. 最近多いEメールでの応募では、履歴書・カバーレターを貼り付けて、さらにワードで作成したものを添付する。この場合、カバーレターのサインは必ずしも必要 ない。件名欄には応募職種を明記しよう。
5. 初めて英語で作成する場合は、インターネット上に数多くサンプルが紹介されているので、それを参考に自  分独自のものを作成するとよい。


履歴書・カバーレターの参考ウェブサイト:

www.monster.ca
www.workopolis.com
http://jobstar.org/index.phpなど。

サーチエンジンから探すとかなりの数が見つけられる。


面接時の注意点:

1. 面接前に応募した会社をHPなどであらかじめ調べおく。
2. よくされる質問への答えを考えて頭の中で整理する。
質問もウェブ上に紹介されている。よくされる質問としては、"Where would you like to be in your career five years from now?"、"Tell me your future goal."、 "Why did you apply for this job?"、 "Tell me about your strong and weak point."など、簡単なようで意外と答えるのが難しい質問をされることが多い。その他に、希望給与額なども聞かれるので、準備をしておくことが必要。
3. こちらからの質問も考えておく。「なにか質問はありますか」と必ず聞かれるので、特にない場合でも、何かひとつでも質問を考えておこう。


 以上でカナダ生活スタート「実用編」は終了。海外生活は自分の意識と準備次第で楽しくもなり、苦しくもなる。インターネットや友達、メディアなどを賢く利用して楽しいバンクーバー生活を送ろう。

(取材 三島直美)


※この記事は2007年4月19日 第16号掲載