人生なにが起こるかわからない!
「安心して旅行へ行くための保険講座 その@」



急用・急病などによる旅程中止に対応
Trip Cancellation & Interruption Insurance

 「旅行直前にインフルエンザになった」「身内の不幸で旅行は取り止め」「出発前にビジネスミーティングが中止に」。出発間際で思わぬ事態に陥り、せっかくの旅行が中止、その上旅行会社や航空会社からの払い戻しも受けられない...そんな心配を無用にしてくれるありがたい旅行保険があるという。ローカルの間では常識という、その旅行保険の詳細について、ブリッジス・インターナショナル保険事務所の森安あさみさんに尋ねた。

 トリップ・キャンセレーション&インターラプション・インシュランス(旅程取消中断補償保険)がそのありがたい保険である。日本ではあまり馴染みのないこの旅行保険は、急病や重要な会議、災害(天災も含む)などにより、予定していた旅行を中止せざるを得なくなった場合の補償をするというもの。では、具体的にはどのようなものが補償されるのだろうか。

◆補償対象の具体例
〜出発前〜
Q 大学の試験日が変更になり、旅行日程と重なってしまいました。
Q NYでのビジネス・ミーティングが急遽中止。航空券とホテルはすでにキャンセルできず...。
A どちらも補償対象です。

Q クルージングツアーを申し込んでいるのに、転勤辞令が出たのですが...。
A 出発日がすでに30日を切っている場合は補償対象です。

Q 祖父が急病で入院、友人との旅行をキャンセルすることに...。
A 旅行に同行の如何なく、2親等以内のご家族の傷病・危篤・死亡による旅程の中止は補償の対象です。

Q 同伴する友人の怪我で旅行が中止になりました。旅行代理店で購入した未使用のレールパスがあるのですが...。
A 未使用であれば補償対象になります。

〜出発後〜
Q 飛行機の到着が遅れ、余分な交通費や宿泊費がかかってしまった...。
A 航空会社で負担されない費用が補償されます。

Q 日本滞在中にカナダの家が洪水で浸水。急遽帰国することに...。
A 掛金に関わらず、2万5000ドルまで補償されます。

Q 切迫流産で緊急入院。残りの旅程がキャンセルに。
A 妊娠32週目までなら補償されます。

などなど、想定しうる多くのトラブルに対応している。「数ヵ月先の高額ツアーに申し込み予定」「払戻しのできないパックツアーに参加予定」という場合にも安心だ。実際の掛金と補償額は次の表の通り。出発前より出発後の補償が高額なのは、復路だけの航空運賃など、中途解約で帰国する方が経費が掛かるためである。
≪ベーシック・プラン各補償限度額≫
・ 旅行業者の業務不履行・・・$3,500
・ 出発前旅程取消・・・表参照
・ 出発後旅程中断・・・$25,000
・ 遺体移送費用・・・$10,000
・ 旅先での火葬・・・$4,000
・ 諸雑費(タクシー代など)・・・$600



≪セレクト・プラン各補償限度額≫
 セレクト・プランは、ベーシック・プランに加え、さらに補償範囲が充実している。
・ 不慮の事故による死亡及び四肢切断・・・$10,000
・ 航空機事故・・・$50,000
・ 携行品・・・$500
・ 諸雑費・・・$1,000
・ 荷物の遅配・・・$200

≪日本からの旅行者も利用可能!≫
 日本の旅行保険はいろんな補償がセットになったパック保険が多く、このようなキャンセレーション保険は基本プランに加えて特約(オプショナル)として加入する仕組みがほとんど。
単独で加入できるのは保険料節約の面でも非常にありがたい。 転ばぬ先の杖。あとで泣き寝入りということのないよう、旅行に掛かる費用と予算に合った保険プランで、安心して旅行を楽しみたいものだ。
・ 補償は払戻しされない金額分のみの対象
・ 傷病の場合は医師の診断書が必要
・ 上記プランの購入は航空券購入の48時間以内であること
・ 72時間以内での購入可能なプランも別途あり

(取材 藍智子)

ブリッジス・インターナショナル保険事務所
Bridges International Insurance Services
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※この記事は2006年1月26日(第5号)掲載