バンクーバー市内の喧騒から離れて自然の中でゆったりと一息つきたい。それも、モーテルなどの味気ない雰囲気ではなく、きめ細かい心遣いのある個性的な宿だったら身も心も和む。そんな時に訪れたいのがコキットラムの花と絵画の館、B&B
Cliffrose(クリフローズ亭)だ。
亭主の柳谷千恵子(やなぎたにちえこ)さん、息子さんでCHI Enterprises ltd. 代表の将城(まさき)さんが営むこのクリフローズ亭は“普通のカナダ体験”を望む方々におすすめの宿。千恵子さんは自身が発見したユニークなお店などの案内役を買ってくれるばかりでなく、油絵の画家であり2冊の本を上梓した作家でもある。B&Bを営みながらアート・ウッド・ワークショップや油絵教室を主催しているので、アートに興味がある方にはピッタリ。ゆったりとしたスペースが広がる館内は彼女の描いた絵や様々な国の民族衣装などアーティスティックな展示を施してある。
客室は四つあり、そのうち二室から眺められるお庭は色とりどりの花で美しく彩られている(2名用)。一番大きい客室(5名宿泊可)の窓からは、晴れていれば遥か米国ワシントン州のベーカー山が、暗くなると、さながら満天の星のような夜景が見渡せる。肩までゆったりと浸かれる浴槽も日本人にはこたえられない魅力。ベースメントにはホームシアター、ビデオ&本のライブラリーがしつらえてある。
通常のB&Bのように朝食のみでも泊まれるが、別料金で夕食の用意もお願いできる。宿泊料金は通常1人75ドル、夕食込みで100ドル。宿泊体験の充実度を考えると
「この料金でいいんですか?」と尋ねたくなってしまいそうだ。
(取材 北風かんな)
|