MAPLE 2008

2008年3月6日 第10号 掲載
 

初めてのゴルフデビュー
春風に誘われて、レッツプレイ、ゴルフ


 長く寒い冬が終わり、気温の上昇と共にバンクーバーでは、アウトドアスポーツの季節が到来。そんな季節を迎え、今回は、何かと敷居が高いと思われがちなスポーツ、バンクーバー近郊でのゴルフを紹介する。とかくゴルフと言えば、日本では、オジサンのスポーツ。プレイするのにもお金がかかると思われ、若い人には馴染みの薄いスポーツであるが、ここバンクーバーでは子供から大人まで楽しめる身近なスポーツだ。ゴルフ場も、36ホールある、チャンピオンコースから、9ホールのショートコースまでバラエティに富み、グリーンフィーも日本に比べれば遥かに安価。また、アクセスも車さえあれば、ダウンタウンより1時間以内で到達できるゴルフコースも多く、これからの陽が長くなる季節を迎え、仕事が終わってから、また、学校が終わってからの1ラウンドも可能だ。トワイライト料金を使用すれば、デイタイムよりさらにお得な料金でプレイを楽しむこともできる。
 今年は、今年こそは、レッツ・プレイ・ゴルフ!!


バーナビーマウンテン・ゴルフコース


メドーガーデンズ・ゴルフコース



 

ゴルフが初めての人は、まずはドライビングレンジで練習


 ゴルフは全くの初めて、「あんな小さいボールをどうやって上手く打つんだ」という人は、まずはドライビングレンジに行って練習に励もう。バンクーバー近郊の多くのゴルフコースには、練習場でもあるドライビングレンジが併設されており、気軽に練習を楽しむことができる。ドライビングレンジの多くには、専属のレッスンプロがいる施設も多く、全くの初心者から、自己流でゴルフを始めたけれど、スコアが伸び悩んでいる中級者、また、さらなる技術アップを目指す上級者にまでレッスンを提供してくれる。フォームに変な自己流の癖がつく前に、プロより手ほどきを受けて、綺麗なフォームを習得することは、記者の経験から見ても、ゴルフ上達の王道だ。

 また、ドライビングレンジでは、クラブを持っていない人へも貸し出しを行っているので、経験がないが取り敢えず、ゴルフを始めてみようという人も手軽にゴルフを始めることができるので嬉しい。

 いざ、「ゴルフを始めよう、プロに付いて手ほどきを受けよう!、でも、英語でゴルフを教わるのは?」と英語力に不安がある人にも強い味方がいる。バンクーバーにいながらにして日本語でゴルフレッスンを受ける事ができるのだ。リッチモンドにある、ミカサゴルフ練習場に所属する、小嶋晴夫(ハリー)プロがその人。小嶋プロは、PGAのライセンスを持つ、日本人レッスンプロとして、日本語でのゴルフレッスンを提供しているので、英語に自信のない人でも、安心して初歩からのゴルフの手ほどきを受けることができる。

 もちろん、せっかく、当地に滞在しているのだから、英語の勉強のためにも、英語でレッスンを受けたいという前向きの人には、それも可能だ。


いざ、コースデビュー!でもその前に自分のクラブを持ちたい


 道具により腕が左右されるとよく言われるのが、ゴルフとスキー。ティーショットがまっすぐに飛ばない、アプローチがきちんとできない、さらには、パットも上手く決まらなければ、それは全て道具のせいにする人も多い。実際、道具によって腕がそんなに左右される訳ではないけれど、やはり、ゴルフを始めるとなれば、自分のクラブセットを持ちたいのも人情だ。クラブは、どのコースに行っても貸しクラブがあるから、手ぶらでコースに行くことも可能だけれど、長い距離を歩くので、やはりきちんと自分にあった靴とグローブ位は揃えたいものだ。これらを揃える程度なら、そんなに多くの予算を割かなくとも可能だ。

 バンクーバーには、多くのスポーツ用品店があるので、スキー・スノーボードシーズンが終われば、各モールにあるスポーツ用品店で靴やグローブを購入できる。また、ゴルフ用品専門店もある。日系のゴルフ用品専門店として知られるのが、リバーサイドゴルフセンター。ここでなら、日本語が判るスタッフもいるので、安心してアドバイスを受けながら、ゴルフ用品を揃えることが可能だ。

 予算に制限がある人、また、最初から全てを揃えなくとも上手くなってから、本格的にマイクラブを持ちたいという人の強い味方が、スポーツ用品のコンサイメントショップである、スポーツジャンキー。ここでは、靴、クラブ、クラブバックの中古品を購入できる。中古品だから、新品の道具を揃える価格の半分程度のコストで道具を揃えることができるので、今シーズンより、ゴルフを本格的に開始と意気込む人には、ドライビングレンジや、コースでクラブなどを毎回レンタルするよりは、経済的にも安くあがるので、検討してみる価値は高い。


いざ、コースデビュー


 ドライビングレンジでの練習も積み、道具も揃えれば、いざ、コースデビューだ。いきなり、36ホール、18ホールもあるチャンピオンコースでデビューを飾るというのも良いが、やはり、最初の一歩は、誰か、周りの人でゴルフのプレイ経験が豊富な人にお願いをしてショートコースに出てみるのが良いだろう。ゴルフは、その発祥がイギリスということもあり、“紳士のスポーツ”と呼ばれている。特に、プレイをする人の、マナー、ルールには非常にうるさいスポーツだから、経験豊富な先輩のアドバイスを聞きながらコースデビューをした方が、初心者の人には良いと思う。ルールについては、街の本屋さんに足を伸ばせば、英語で書かれたルールブックも売っているし、英語に自信がない人には、インターネットで調べても。コースに出る前にルールブックを調べておいて、理解することは最低のマナーだ。

 さて、事前の準備が完了したら、いざ、コースへということになるけれど、ショートコースって何だろうか?

 一般的に、ゴルフは18ホールを全てラウンドして、そのスコアを競うスポーツ。基本的には、各コースで定められた基準打数をいくつ下回れるかが、勝負となる。基準打数は、良く一般的に、“パー○○”(パー72が一般的)“と言われる数字のことだ。プロであれば、トーナメントでは、数字をいくつ下回れるかによってスコアを競うことになるのだけれど、アマチュアの人は、この数字を下回るのではなく、どのくらい低い数字のオーバーで回れるかが目標となる。一般的には、18ホールを100を切るスコアで回るのがアマチュアゴルファーの一つの目標となる。ショートコースは、ホールが9ホールしかないので、スコア、パープレイ、36に対していくつのオーバーで回ることができるかが目標となる。バンクーバー近郊のショートコースは、日本のショートコースと異なり、ショートコースと言えども、コースの距離は比較的に長く取られているので、ティーショットなどの醍醐味を十二分に堪能できる(実際に、まっすぐボールが思った所に飛んでくれればの話だが)。

 日本のゴルフ場とバンクーバー近郊のゴルフ場の大きな違いは、クラブを運んでくれるキャディさんがいるかいないかだ。一般的に日本のゴルフ場では、コースの攻略法、コースレイアウトに熟知したキャディさんが一緒に回ってくれるので、そのホールをどのように攻めたら良いとか、ボールがあらぬ方向に飛んでいってしまっても、キャディさんがボールを一緒に探してくれるけれど、当地でのプレーは、自らがクラブを運搬する“セルフ方式”なので、コースに出る前に、スコアカードを見て、コースのレイアウト、攻略法を自分で検討しておく。これも、初心者が一緒にコースを回ってくれる人に迷惑をかけないためのマナーだ。

 ここまで準備完了した所で、どこのショートコースに出れば良いのかということになるが、やはり、予算などを考えるとパブリックコースのショートコースが一番良いであろう。

 なかでもお奨めは、ウェストバンクーバーにある、グレンイーグルゴルフコース。ここは、海沿いに9つのホールが設定されている、ショートコース。スタートも先着順で受付なので手軽にコースデビューを楽しむことができる。

 ハウサウンドを吹く心地よい風と、綺麗な景色を楽しみながら、ゴルフを楽しめる。また、陽が長くなる時期を迎えれば、通常料金より安い、トワイライト料金を設定してくれているので、さらに嬉しい。ダウンタウンより#250のバスで30分程度で到着するので、休日ではなく仕事や、学校が終わってから、ちょっとゴルフへという楽しみ方もできるので手軽だ。

 今年こそは、健康維持のためにも、ゴルフデビューを果たしてみたらいかがだろうか。

(取材 京谷昌美)


 

トワイライト料金:陽が長くなる、4月以降、概ね夕方5時過ぎのスタートで日没までのプレーを通常のグリーンフィーよりも安価でプレーを楽しむ事ができる料金設定

ゴルフのルール、マナーを学ぶためには、
社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会:  
http://golf-gtpa.or.jp/info/

財団法人日本ゴルフ協会:
http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/rulebook/index.html

 

小嶋晴夫プロ:
4880 No6 Road, Richmond
604-767-0036

ミカサゴルフセンター:
4880 No6 Road, Richmond V6V1P7
604-278-1101

リバーサイドゴルフセンター:
820 SW. Marine Drive,Vancouver, V6P5Y8 
604-327-8077

※スポーツ・ジャンキー:
3030 St. Johns Street, Port Moody, 604-879-6000
102 West Broadway, Vancouver, 604-879-6000