家族でおでかけ

2008年6月26日 第26号 掲載


 


癒しのスポット見つけた!
ハリソン・ホットスプリングス(Harrison Hot Springs)



 カナダに来て恋しくなるもののひとつに、温泉があるのではないだろうか。特に温泉大国ニッポン出身の私たちにとって、立ち上る湯煙の中、温かいお湯にからだを沈めリラックスするあの時間は、まさに極楽としか言いようがない。バンクーバー近隣にもあまり知られていないが、いくつかスパや温泉スポットがある。中でも、バンクーバーから東へ90マイル、のどかな湖畔にあるハリソン・ホットスプリングスは、アクセスしやすいスパリゾート地だ。



グリーンポイント・ピクニックグランド

なんとも静かで落ち着くディア・レイク
 

 


地上の楽園ディア・レイク
 車でハイウェイ1を東方向へ飛ばし、135番出口からハイウェイ9を北上。1時間半ほどのドライブで、ハリソン・ホットスプリングスに到着だ。ホテルに直行して温泉につかりたいところだが、それは後の楽しみにとっておき、明るいうちに森の中を車で探索してみることに。ランチを持参していれば、グリーンポイント・ピクニックグランドというピクニックテーブルが並んだスポットなどもお勧めだ。


外で食べると確実に美味しさが倍増

 

 

 

 

 

 

 

 


 さらに少し奥へ進むと、キャンプサイトがあるディア・レイクという湖が見えてきた。なんとも静かで落ち着く場所だ。6月の平日のせいもあるのか、ほとんど人がいない。いるのは、カナダグースの親子15羽だけ。ここはキャンプの穴場とみた。



ピースフルな時間が流れていく
 まずは飲み物を湖水で冷やす。枯れ枝を集めて火をおこし、シーフードや肉を焼いていく。焼き上がったら、パンやサラダといっしょにゆっくりと食べる。やはり外で食べると、シンプルなものでも確実に美味しさが倍増する。途中、きれいな青い色の鳥たちがパンのかけらをついばみにやってきた。うーん、なんともピースフルな時間だ。バンクーバーに住んでいると、こうやって大してお金をかけなくても、自然の中で自分を取り戻す時間が持てるのがうれしい。


この日会ったのは、カナダグースの親子15羽だけ

 

 

 

 

 

 


 自然のパワーをもらい、引き上げようと車に乗った途端、大きなキャンピングカーが何台も連なってこっちに向かってやってきた。どうやら穴場というより、この辺では人気のキャンプスポットのようだ。


朝もやのかかった眺めも印象的




温泉プールでのびのびと泳ごう
 お腹も心も満たされた。さぁ、そろそろホテルへ向かおう。今宵の宿は、336室ものゲストルームを持つ老舗ホテル、ハリソンホットスプリングス・リゾート&スパ。ハリソンレイクの正面に建っているのだから、湖が見える部屋をリクエストする。部屋はスタンダードでも結構広いスペースがあり、落ち着いた雰囲気で清潔感がある。


アウトドアには3つのプールがある

 

 

 

 

 



 早速水着に着替え、いよいよお楽しみのスパへ。木をふんだんにあしらったエントランスの向こうには、アウトドアに3つ、インドアに2つのプールが。裸で入られないのがつくづく残念だが、大きなアウトドアのプールにざぶんと入った途端、ホンワカといい気分。いちゃつくカップルたちにわき目もふらず、からだを伸ばしてのびのびと泳いでいると、日頃たまった疲れが湖のかなたへ消えていくようだ。プールにも温泉のミネラルを使用しているらしい。


インドアのおしゃれな円形のスパ

 

 

 

 

 



 インドアのおしゃれな円形のお風呂で、腰湯をしながら一休み。源泉は硫黄泉だというが、日本の温泉に漂うような匂いはほとんど感じられない。隣のインドアプールは結構深く、知らずに入って足がつかず慌てる。5つのプールの温度は30〜40℃に設定してあるので、自分の好みの温度を探そう。

 

 朝もやがかかった翌朝の湖畔の眺めも印象的であった。ハリソン・ホットスプリングスは、温泉やキャンプのほかにも、ゴルフやマリンスポーツや魚釣りも楽しめる。ダンス好きなカップルは、ホテルのレストランでディナーの後にダンスを楽しむのもいい。9月には砂の芸術の世界選手権も開かれる。

(取材 西澤律子)


木をふんだんにあしらったエントランス


■The Harrison Hot Springs Resort


住所: 100 Esplanade Avenue
電話: 604-796-2244
http://www.harrisonresort.com


ハリソンレイクの正面に建つハリソンホットスプリングス・リゾート&スパ