2008年バンクーバー新報創刊30周年
第30回バンクーバー新報
  グリーンカップ・ソフトボール記念大会

2008年10月16日 第42号 掲載
 
元町Shockdo!が初優勝!
ヤマト・トレーディングの牙城を崩す


 13チームが参加して9月7日から毎週日曜日に行われてきた、第30回バンクーバー新報グリーンカップ・ソフトボール記念大会は、サンクスギビングデー前日の10月12日、ニューウェストミンスターのムーディ・パークで最終日を迎え、元町Shockdo!が初優勝した。3位決定戦では、これまで接戦を制してきたマイティ・マックスと、予選を2位で通過したアラシが対戦。マイティ・マックスが、ヒロツ選手のサヨナラホームランで、この大会3度目となるサヨナラ勝ちを収め3位に輝いた。また、優勝決定戦では、12連覇を目指すヤマト・トレーディングと、若い選手が集まり、初出場にして優勝決定戦まで勝ち進んできた元町Shockdo!が対戦。ヤマト・トレーディングは前半のリードを守りきれず、最後まで諦めない野球をした元町Shockdo!がサヨナラゲームで初優勝を飾った。その後、30回の記念大会ということで、優勝チーム対オールスターチームによるエキシビションマッチ、それに続いて表彰式が行われた。
(取材 大津彰久、橋本光正)


優勝の元町Shockdo!

優勝決定の瞬間、大喜びで集まる元町Shockdo!の選手たち

2位のヤマト・トレーディング


優勝決定戦
元町Shockdo! 9対8 ヤマト・トレーディング


 初回、強打者のナカモト選手から三振を奪うなど、三者凡退に抑えた元町Shockdo!は、その裏、2番コウノ選手のタイムリー2塁打で幸先よく先制する。ヤマト・トレーディングも、二回、ワシ選手のホームランですかさず逆転。しかし元町Shockdo!もその裏、下位打線が出塁し、1番ズケヤマ選手のタイムリーヒットで、同点追いつき、両チーム互角の立ち上がりを見せる。続く三回のヤマト・トレーディングの攻撃は、四球の二人をおいて、T.ムカイ選手の打球を名手ズケヤマ選手の痛いエラーも重なって、満塁のチャンスを得る。そこでバーバー選手にタイムリー2点ヒット、その後もさらに追加点を挙げ、この回4点を取って突き放す。なんとか食い下がりたい元町Shockdo!は五回裏、ワタナベ選手からの3連打で、無死満塁の絶好のチャンスを迎えるも、後続が打ち取られて結局無得点に終わる。ペッパー投手の好投の前に、五回を終わって6対2とリードを許し、終盤を迎える。
 そして六回、T.ムカイ選手に特大の2点ホームランが飛び出し、点差を6点としたところで勝負あったかと思われたが、その裏の元町Shockdo!の攻撃で、タチバナ選手からの4連打でまず1点を返すと、二死後、押し出し四球でさらに1点を追加。そして、満塁のチャンスに、シラキ選手のセンター前ヒットで、2塁ランナーのワタナベ選手がホーム突入を躊躇、それを見たペッパー投手は、外野からカットしたボールを受け、塁間で挟まれた走者を余裕でアウトにできると思った瞬間、3塁に対して悪送球。さらにレフトからの送球も大きく逸れ、打った走者までホームに帰り、ワンヒットで4点を追加し、この回一挙に6点を返して、とうとう8対8の振り出しに戻す。エラーがエラーを呼ぶ信じられない展開に、元町Shockdo!の応援団のボルテージも最高超に達する。
 そして迎えた最終回、センター、イトウ選手のホームへの矢のような好返球もあって、無得点に抑えた元町Shockdo!は、その裏、8番ノグチ選手が四球を選んで出塁。そして、これまで2本のヒットを打っているタチバナ選手がその期待に応え、左中間を深々と破るヒットを放つ。打球が転々とする間に、一塁からノグチ選手が、猛然とホームにヘッドスライディング。元町Shockdo!が中盤の劣勢を跳ね返し、劇的な歓喜のサヨナラ勝ちで幕を閉じた。
 両軍の闘志と気迫がぶつかる、決勝戦に相応しい素晴らしい名勝負であった。


熱戦を繰り広げる優勝決定戦

 

元町Shockdo! 各選手インタビュー
監督も務めたシラキ選手
 みんなの打線が繋がって、みんなの元気があったから、ここまで来れた。ここまで来れて、みんなに感謝します。
サヨナラヒットを放ったタチバナ選手
 ピッチャーの力投に応えようとして、集中していた。初球から狙っていた。自分で決めてやろうと思っていた。
打率1位に輝いたイキタ選手
(規定打席10打席を辛うじてクリアしての受賞に)ほんとにもらっていいの?恐縮です。


3位決定戦
マイティ・マックス 10対9 アラシ

 アラシは初回、ヴィラニウバ選手のホームランで先制すると、マイティ・マックスもその裏、押し出し四球で同点とする。アラシは三回、3連続ヒット、そしてエラーの後のタイムリーヒットなどで4点を奪うと、五回にも3連打で効率良く2点を追加し、6点リードで試合を優位に進める。一方、ここまでアラシの先発ヨシダ投手の前にノーヒットに抑えられてきたマイティ・マックスは五回、先頭のヤナガワ選手にホームランが飛び出し、ようやくこれが初ヒットとなる。これで、ヨシダ投手は緊張の糸が切れたのか、続くエノモト、ヒロツ両選手にもヒットを許すと、その後5人の打者に連続四球を与え、さらにエラーも重なりこの回一気に6点を許し、同点に追いつかれてしまう。六回に再びアラシは2点を奪いリードし、いよいよ最終回。後がなくなったマイティ・マックスは、エラーとヒットのランナー2人を置いて、この日2本のヒットを放っているヒロツ選手が、アラシの途中からマウンドに登ったI.ヤノ投手から、なんと、逆転サヨナラとなる3点ホームランを放ち試合終了。マイティ・マックスは、この大会、3度目のサヨナラ勝ちを収め、3位の座をもぎ取った。一方のアラシは、前半の好投を最後まで持ちこたえられず、大量リードを守ることが出来なかった。


逆転サヨナラホームランを放ったヒロツ選手を迎えるマイティ・マックスの選手たち

3位のマイティ・マックス




エキシビションマッチ
元町Shockdo!(優勝チーム) 9対8 オールスター

<先発投手>
元町Shockdo!:イリエ(ブルー・サンダー)
        ニシハラ
オールスター:ハシモト(マイティ・マックス)
        ナカモト(ヤマト・トレーディング)
<ホームラン>
元町Shockdo!:ニシハラ
オールスター:ナカモト2本(ヤマト・トレーディング)       
       サカイ(ログ・ビルダーズ)



エキシビションマッチでホームランを打ち、祝福されるサカイ選手

 

表彰式


 全ての試合が終了し、最後に表彰式が行われた。優勝の元町Shickdo!と2位のヤマト・トレーディングにはトロフィーと賞金を。3位のマイティ・マックスにも賞金が贈られた。今年は、プレーオフ出場の6チーム(元町Shickdo!、ヤマト・トレーディング、マイティ・マックス、アラシ、ブルー・サンダー、Yaletown's Tribals)に松茸が副賞として授与された。また、個人タイトルのホームラン、打率、打点、防御率の各賞も発表され、ホームラン部門には5本のホームランを放ったB.ナカモト選手とT.ムカイ選手(共にヤマト・トレーディング)に賞金とお米を。打率部門では、規定打席に辛うじて達した元町Shickdo!のイキタ選手が獲得。打点部門は、優勝決定戦で2打点を挙げ、トップに輝いたバーバー選手が獲得。防御率部門では予選の2試合で失点をわずか2点と好投し、見事トップに輝いたブルー・サンダーのイリエ選手が獲得し、それぞれ賞金とお米が贈られた。
 さらに、今年は30回記念大会ということで、数多くのスポンサー企業(パート2のV-18参照)から提供された賞品が、参加賞として、またラッフルプライズによって各チームに贈られた。
 さらに、過去24年にわたって、選手、およびコーディネーターとしてボランティアをしてきた村上敏彦さんに、功労賞として、Wiiが贈られた。賞品を受け取った村上さんは、「これまでよく続けていただいたバンクーバー新報に感謝しています。パウエルのオッペンハイマー公園でしていた頃は、浮浪者がいたり、注射針が落ちていたりと、ソフトボールのできる環境にするのもひと苦労でしたが、野球が好きでずっと続けてきました。今回は功労賞として私がいただきましたが、長年スコアラーをしてくれたマスミさん、そして11年連続優勝し、ほかのチームが目標としてきたヤマト・トレーディングも功労賞だと思います。とにかく続けることは、大変なことですが、日本から来た若い人たちとカナダ人との情報交換の場として、そして日系人の親睦の場として、とても重要な役割を果たしていると思います」と感想を語ってくれた。


功労賞で表彰を受ける村上敏彦さん(左)

バンクーバー新報社主、津田佐江子から元町Shockdo!のシラキ選手とワタナベ選手に優勝トロフィーと賞金、賞品が授与される

 

第30回記念大会を振り返って

 今年は天候にも恵まれ、一度も雨に泣かされることなく全ての日程を終了。大会も最終日まで、最高超に盛り上がりを見せた。特に、初出場にして初優勝の快挙を成し遂げた元町Shockdo!は、「打倒ヤマト」を合い言葉にチーム一丸となって闘い、気後れなく王者に挑む若者たちの姿は見るものに感動を与えた。一方、12連覇を断たれたヤマト・トレーディングは連覇をするのも大変なことである上、11度の連勝を重ねてきたその脅威の集中力とパワー、そしてチームを運営してきたスタッフの努力なしに、この不滅の記録は達成できなかったことだろう。そしてマイティ・マックスは、この大会6試合中、3度のサヨナラ勝ちを収めるという驚異的な粘りを発揮し3位の座についた。
 今年は終盤に逆転勝ちのチームが多く、野球は「筋書きのないドラマ」と言われるが、それを改めて感じさせられた。この数年、どのチームも技術的に向上し、チーム力が拮抗する中、小さなミス、逆にビッグプレイが試合の流れを大きく変えるなど、ゲームに一喜一憂する場面が多々見られた。今年は記念大会に区切りをつけるかのように、初出場、初優勝の元町Shockdoの快挙で、幕を閉じた。


30回大会を記念して、数多くの賞品がスポンサー企業から提供された

表彰式の様子

 


最終個人成績

打率(プレーオフ進出、10打席以上)
1 Yuu Ikita(元町Shockdo!)
0.667
2 Mark Hirotsu(マイティ・マックス)
0.650
3 Yoshiki Zukeyama(元町Shockdo!)
0.643
4 Satoshi Hikawa(Yaletown's Tribals)
0.636
5 Takashi Watanabe(元町Shockdo!)
0.633
6 Ryuzo Kono(元町Shockdo!)
0.625
7 Jeff Wakahara(ヤマト・トレーディング)
0.609
8 Steve Washi(ヤマト・トレーディング)
0.600
8 Satoshi Yamabe(Yaletowns Tribals)
0.600
8  Moriaki Imada(Yaletowns Tribals)
0.600
8  Yuji Shiraki(元町Shockdo!)
0.600
8 Toshitaka Higashi(アラシ)
0.600
防御率(プレーオフ進出、15イニング以上)
1 Yoshiki Irie(ブルー・サンダー)
5.526
2 Steve Pepper(ヤマト・トレーディング) 5.805
3 Takashi Watanabe(元町Shockdo!) 8.333
4 Will Nomura(アラシ) 12.158
5 Mitsumasa Hashimoto(マイティ・マックス) 13.222
6 Satoshi Hikawa(Yaletown's Tribals) 15.235
<打点>
1 Mike Barber(ヤマト・トレーディング)
16
2 Todd Mukai(ヤマト・トレーディング) 15
2 Isao Nishihara(元町Shockdo!) 15
4 Yoshiki Zukeyama(元町Shockdo!) 14
5 Takashi Watanabe(元町Shockdo!) 13
5 Ben Winograd(アラシ) 13
7 Keisuke Kai(カンパリックス) 12
8 Blake Nakamoto(ヤマト・トレーディング) 11
8 Mike Nozaki(アラシ) 11
8 Hayato Koshizuka(マイティ・マックス) 11
8 Toshitaka Higashi(アラシ) 11
<ホームラン>
1 Blake Nakamoto(ヤマト・トレーディング)
5
2 Todd Mukai(ヤマト・トレーディング) 5
2 Isao Nishihara(元町Shockdo!)
4
3 Ben Winograd(アラシ) 3
3 Mike Nozaki(アラシ) 3
3 Mike Barber(ヤマト・トレーディング)
3
3 Steve Pepper(ヤマト・トレーディング) 3
3 Keisuke Kai(カンパリックス) 3
3 Yoshi Hikida(サスコ・タイガース) 3






最終日対戦結果
3位決定戦
アラシ
マイティ・マックス
9
10

優勝決定戦

ヤマト・トレーディング
元町 Shockdo!
8
9
エキシビション
オールスターチーム
元町 Shockdo!
8
9

御礼
バンクーバー新報創刊30周年
第30回バンクーバー新報 グリーンカップ・ソフトボール記念大会

第30回記念大会は、10月12日をもちまして無事終了致しました。ご協力いただきました、下記の皆様および、関係者の方々に感謝し、厚く御礼申し上げます。(アルファベット順)

ABIC Inc.
999 Canada Place, Suite 536
Vancouver BC V6C 3E1
604-688-1956

弁慶ラーメン
1741 Robson St.
Vancouver BC V6G 1C9
604-688-6790

BOOKOFF  VANCOUVER STORE
636 Hornby St.
Vancouver BC V6C 2G2
604-605-8887

CHEENA CANADA LTD.
9291 Shaughnessy St.
Vancouver BC V6P 6P4
604-648-0008

Daiso Store (The Daiso)
#2030-4151 Hazelbridge Way
Richmond BC V6X 4J7
604-295-6601

Dr. Kevin Simizu
Chiropractic Clinic
1061 Hamilton St.
Vancouver BC V6B 2R9
604-731-3319

EBITEN
388 Robson St.
Vancouver BC V6B 2B2
604-689-9938

Fujiya
912 Clark Dr.
Vancouver BC V5L 3J8
604-251-3711


2039 W. 4th Ave.
Vancouver BC V6J 1N3
604-731-3545

Hi-To Fisheries Ltd.
1575 Vernon Dr.
Vancouver BC V6A 3P8
604-253-5111

JC Tel
2F-1238 Robson St.
Vancouver BC V6E 1C1
604-568-8504

かな屋ギョーザ
3451 Broadway St.
Richmond BC V7E 2X6
604-325-9513

金太郎らあめん
788 Denman St.
Vancouver BC V6G 2L5
604-682-7568

北の家Guu
838 Thurlow St.
Vancouver BC V6E 1W2
604-685-8817

むらた
15 E. Broadway
Vancouver BC V5T 1V4
604-874-1777

Naoto Horita Inc.
1111 West Georgia St., Suite 1120
Vancouver BC V6E 4M3
604-809-8416

Nishimoto Trading Co., Ltd.
130-11388 No.5 Rd.
Richmond BC V7A 4E7
604-303-8620

OK Gift Shop
1054 Alberni St.
Vancouver BC V6E 1A3
604-689-5513

PACIFIC WESTERN BREWING COMPANY
3876 Norland Ave.
Burnaby BC V5G 4T9
604-421-2119

SALMON VILLAGE
779 Thurlow St.
Vancouver BC V6E 3V5
604-685-3378

SATO PHARMACEUTICAL CANADA, INC.
Airport Executive Park
#190-3751 Shell Rd.
Richmond BC V6X 2W2
604-207-9185

スカイランド・エスケープス・トラベル
100-445 W. 6th Ave.
Vancouver BC V5Y 1L3
604-685-6868

SUSHI PARADISE
780 Princess St.
New Westminster BC V3M 5X5
604-519-9033

SuzuYa
5317 Lane St.
Burnaby BC V5H 2H4
604-685-7119

The Way of Shiatsu 〜指圧道〜
1501-B St. Georges Ave.
North Vancouver BC V7L 3J6
778-865-7931

うつわの館
#219-4820 Kingsway
Burnaby BC V5H 4P1
604-435-1505