トロント
バンクーバーからメープル街道に旅するときは、ほとんどの場合、トロントが玄関口になる。多くの観光客はトロントを素通りして、すぐにナイアガラへ向かってしまうが、トロントにも見どころがたくさんある。演劇やミュージカル、各種のコンサートが非常に盛んな街なので、紅葉といっしょに「芸術の秋」を満喫してみてはいかが?また、カナダの秋の美しさをキャンバスに描いた、グループ・オブ・セブンの画家たちの作品を集めたオンタリオ美術館も見逃せない。

見事に色づいた楓の木々
ナイアガラ
迫力いっぱいのナイアガラの滝はもちろんだが、秋は滝周辺の紅葉の美しさがとても印象的。スカイロン・タワーやミノルタ・タワーなどに昇って上から見渡すと、滝と紅葉のコントラストがより鮮やか。ヘリコプターからの眺めも素晴らしい。

水の流れと紅葉のコントラストも美しい
キングストン
セント・ローレンス川とオンタリオ湖、そしてリドー運河が出合う場所にある古都。1841年、アッパー・カナダ(現在のオンタリオ州)とローワー・カナダ(現在のケベック州)が植民地として統一されたとき、最初の首都になったのがこの町だ。今も19世紀の雰囲気がよく残されている。町のあちこちにある公園や広場の紅葉はロマンチックな雰囲気。また、セント・ローレンス川に浮かぶ小島をめぐる「1000アイランド・クルーズ」の船もここから出港している。それぞれの島は、紅葉でカラフルに彩られ、まるで宝石が水に浮かんでいるように美しい。

古都の雰囲気が残るキングストン
モントリオール
セケベック州最大の都市。ダウンタウンには近代的な高層ビルがぎっしりと立ち並んでいるが、旧市街のオールド・モントリオールには、18世紀末から19世紀の街並みがそのまま残されている。石畳にハラハラと赤や黄色の葉が散る様子は、忘れられない思い出になるだろう。モン・ロワイヤル公園の丘も見事な紅葉ですっぽりと覆われる。また、モントリオール美術館やカナディアン建築センター、モントリオール現代美術館など、アートな心を刺激する名作に出会えるチャンスもある。

オールド・モントリオールでは、川沿いの街路樹の紅葉が楽しみ
トロアリビエール
ケベック州で最も早く工業化した町のひとつだが、ダウンタウンの東側には、ユルシュリンヌ派の修道女たちが静かに祈りの生活を続けている修道院など、18世紀から時間が止まってしまっているような街角が残されている。あちこちの小路を散策して、ケベックの暮らしの素顔に触れてみるのもおすすめ。

18世紀に時が逆流したようなトロアリビエールの街角
ケベックシティ
ケベック州の州都。ヨーロッパの城郭都市のように、旧市街の周辺が石壁で囲まれている。旧市街の中心には、お城のようなシャトー・フロントナック・ホテルがそびえ、その周辺には18世紀から19世紀のクラシカルな建物が残されている。街角に植えられた木々が紅色やオレンジ色に染まるとき、石造りの建物とのコントラストが鮮やかに心に残ることだろう。できれば日程をゆっくり取って、北米で最も歴史のあるロワイヤル街道をたどり、モンモランシーの滝やグランドキャニオンの渓谷、オルレアン島の紅葉も眺めてみたい。

ケベックシティを象徴するシャトー・フロントナック
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