井比智大さんは、今年4月からキャピラノ・カレッジの UTコース(University Transfer Course)に在学している19歳。出身は、先日、中越沖地震で大きな被害に見舞われた新潟県柏崎市。この3月の高校卒業と同時にカナダの4年制大学を卒業することを目標に、キャピラノ・カレッジに入学した。
彼がカナダの大学への進学を決意したきっかけは、高校2年の夏休みに受講したカナダでのサマースクールの体験だったという。お父さんは、それまでは、自分の意見を主張しない大人しい子だったが、「カナダの大学に行きたい」と、初めて「自分の言葉で、自分の意見を主張した」ことに驚きを覚えたと共に、嬉しかったと話していた。
進路を決めた後は、受験勉強の代わりに、英語の勉強に集中。週1回、50キロ離れた新潟市まで英語の学校に通ったという頑張屋の一面も見せる。キャピラノ・カレッジでの最初の1学期はESLのクラスに在学。この秋からはESLクラスと併行して、カナダ人の学生と共に、一般教養のクラスも履修する予定となっており、快調な留学生活をスタートさせた。
秋からはそれまでのホームステイをやめ、アパートを借りて生活をする予定となっている。勉強だけでなく、今までやったことのない生活全てを自分ひとりで行わなければならないことについて、大変なことはわかっているが頑張ると話している。
将来の夢はと尋ねたら、カナダで会計士(Certified Accountant)の資格を取り、日本に戻って金融のプロとして働きたいとのこと。先の道のりはまだまだ長いが、目標を達成するまでは好きなサッカーも少しお休みして、勉強中心の生活を徹底していくと決意を熱く語ってくれた。
(取材 京谷昌美)
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