2007年7月26日 第30号 掲載

このページは、カナダをEnjoyしている留学生・ワーホリなど
短期滞在者を紹介しているコーナーです。


SOSUKE(栗原壮介)さん
神奈川県出身
ワーキングホリデービザ 


夢のままでは終わらせない
 「それまでの僕はひとことで言うなら、だめな人間でした」

 カナダに来る決意をするまでの自分を振り返ってそう語るSOSUKEさん。バンクーバーにやって来たのは今年の2月。きっかけは1年前の母親の病気だった。末期の乳ガンから回復していく母親の姿を見て、自分の生き方を考えたと言う。「このまま普通に結婚して、父親になって、このまま死んじゃうのかな。何かやらなくちゃ。といって自分に何ができるんだろう」。そこで行き着いたのがピアノだった。

 ピアノを始めたのは7歳のとき。家にあったおもちゃのキーボードを父親に教えてもらって弾いたのが始まり。その後、みんなの前で『エリーゼのために』を初めて弾いたとき、「これで人が寄ってくるんだ」と快感を覚える。ところが小学3年生のころ、ピアノは女が弾くものだというような雰囲気のために、止めてしまう。

 そんな彼が再びピアノへの情熱を取り戻したのは、X-Japanの登場。「男でも弾いている!」。一発でYoshikiのパフォーマンスに魅了された。「彼の弟子になりたい、ビバリーヒルズの彼のスタジオのドアを叩こう!」という野望を胸に、アメリカ行きへの前準備として今回バンクーバーにやって来たのだった。最初の1週間、マップに載っているホテルを全部回った。まだ十分に英語も喋れなかったが、情熱があるところに怖いものなし。ベイやハイアットのレストランで演奏するチャンスを得た。毎日キーボードで練習し、コミュニティセンターで土日にピアノを弾くなど地道な努力も忘れない。クラシック、ロックなどレパートリーは30曲。

 「一瞬でも僕のピアノを聴いてくれた人が、そういえばあそこにあんなやつがいたな」と思い出してくれたらうれしいと語る。

 「夢は5億人の前で(テレビ中継も含め)コンサートをすること。夢と感動で人々をトリコにさせたい。まあ、夢というか予定なんですがね」


(取材 西澤律子)


■SOSUKEさんのウェブサイト
(夜のピアニスト)
 http://yorunopianisut.hp.infoseek.co.jp/