昨年4月に、夫婦でカナダにやってきた丸岡さん。「妻はバンクーバーでの留学経験があるのですが、僕にとっては初の海外です。彼女の方が英語は上手で、僕は全然」と笑う。しかし、日本で自衛隊からフリーター、グラフィックデザイナー、営業と「いろいろやってきた」丸岡さんは、カナダでも自分のペースでワーホリ生活を楽しんでいる。
そんな丸岡さんが、バンクーバーで始めたのが居合道だ。「居合道というのは、日本古来の武道です。剣道とよく似ているけれど、居合道は真剣を模した剣を使い、一人で型の稽古をします」
丸岡さんが参加しているのは、UBCの居合道のクラス。インターネットで見つけたという。「日本人は少数で、クラスは英語で行われます。練習の後に飲みに行ったり、楽しいですよ」。英語は苦手という丸岡さんだが、仲間との会話には困らないとか。「居合道をやっているくらいだから、カナダ人でも日本オタクの人が多いんです(笑)。日本のアニメが好きな人とか、『耳なし法一』の話を細かいディティールまで話してくれる人とか(笑)」
稽古をはじめて一年経つと、昇段審査を受けることが出来る。丸岡さんは、審査を受けるためにビザを延長。5月の審査では、見事初段に合格した。
「日本にいた頃から居合道には興味があったけれど、忙しくてできなかった。でも、カナダで居合道をやるとは、思ってもみませんでした。ここでは、仕事半分、趣味半分の生活が出来て良かったですね。居合道のほかに、柔道とキックボクシングもやっているんです」
日本に帰っても、もちろん居合道を続けるという丸岡さん。
「次は二段を取りたい。カナダで目標が見つかって良かったです」と話す。「僕は、仕事でもいろいろなことをして、人から見たらムダなことをしているように見えるかもしれない。でも、僕にとってはひとつひとつがすごい経験。カナダでの生活もそうなんです」
(取材 宗圓由佳)
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