予定していたアメリカ留学を中止せざるを得なくなり、先が見えない不安に陥っていた時、友人の一言が宮崎さんをカナダへと導いた。
大学で英語を専攻していたものの、卒業後は英語を話す機会がなく自分で国際交流のサークルやコミュニティを探して英語環境を作っていたという宮崎さん。「日本でステレオタイプや世間体を考えながら生活することに疑問を抱いていて、自由に生きたい、自分を表現したいと考えていた。留学について海外生活の長い友人に相談したところ、私にはワーホリが一番向いていると薦めてくれ、カナダへ行くことを決意した」と当時の心境を語ってくれた。
彼女の願いは予想をはるかに超えてバンクーバーで実現している。「ここでは自分を表現しなければ何も始まらない。自身について考える時間が明らかに増えた。だから自分を信じてたくさんのことを経験したい」と話す宮崎さんは今ヨガに熱中している。
宮崎さんとヨガとの出会いは語学学校でのヨガクラス。「日本では習字が私の癒しであり、静と動というバランスの大切さを教えてくれるものだった。しかし、ヨガを始めてとても習字と似ていることに驚き感動し、今は本格的にヨガクラスに通っている。ヨガと習字には流れがあり私の心を浄化し集中力を高めてくれ、新しいものに挑戦する力を与えてくれる」とプロ並みの習字の腕前を披露しながら語ってくれた。そんな宮崎さんはただいま大きなイベントを計画中。
「カナダに来て、カナダだけでなく日本の素晴らしさを毎日実感している。だから、カナダ文化を吸収するだけでなく日本の文化を発散したい。大好きな習字をパフォーマンスとして外国人に披露し、人と人、国と国とをつなげる仕事をしたい」と力強く話してくれる凛とした姿が印象的だった。ストリートで外国人に習字を紹介する彼女を取材し紹介することが待ち遠しい。
(取材 川島絵美)
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