「海外で働いてみたい」そう思った小川かおりさんが渡加してきたのは去年の3月。英語が好きだった小川さんは高校生の時は海外に1カ月、大学3年生の時はオーストラリアに短期留学をした。帰国後も英会話教室に通い、英語や多文化への関心はさらに強まった。
はじめの2カ月間はバンクーバーのESLのビジネスコースで学ぶかたわら、職探しをした。人と接することが好きという小川さんが選んだ仕事は他国籍のお客さんで毎日あふれるブレンズカフェ。「オフィス内のカフェだから常連さんはいっぱい。だから会話も楽しい!お客さんの顔を見ていると、その人の注文を覚えているから聞かなくてもドリンクをサーブする時もあります」とうれしそうに語ってくれた。彼女の笑顔や温かみあるサービスがお客さんに安らぎを与えるのであろう。
仕事を楽しみ、日常生活を楽しんでいるという小川さん。「仕事後は図書館に行ったり、DVDやテレビを見たり、ヨガのクラスに参加したり、日本での生活と変わりませんよ。休日はBCプレイスのフードコートでアルバイトをしています」
またウィンタースポーツを本格的に楽しみたいと思い、スノーボード一式をそろえた。
「毎週末にはスノーボードをしに行きました。クリスマスも大晦日も。山の風景や夜景などを楽しみながら、澄んだ空気の中で雪の上に立つ。自然と一体になった気がします」
「人と接する仕事をしたい」そう思ってカナダに来て1年が経つ。カフェやフードコートでの仕事は地元の人との交流の場を生み出し、そこから生きた英語に触れ、やりがいを感じているという。人との交流を大切にして得たものが、将来接客業に就きたいという小川さんの人生を、大いに明るく照らしてくれることだろう。
(取材 村岡清佳)
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