日本の立命館大学で学ぶ松永さんは、「立命館・UBCジョイント・プログラム」で、昨年9月にバンクーバーにやってきた。「小さな頃から外国に興味を持っていました。英語を学び始めてからは、語学だけでなく(現地で)生活もしてみたいなと思って」
現在は、UBCキャンパス内でルームメイトと暮らしながら、勉強に励んでいる。「最初は大変でした。ディスカッションのクラスでは自分の意見を持って、それを発言しなければならない。でもなかなか積極的になれなくて…。だけど、それを当たり前と思わなければ、″やりとげた感″がないでしょう。座っているだけではダメだと思いました」
文化の違いは学問そのものにも感じたと言う。「例えば社会言語学。カナダは使われている言語が多様なので、それを前提にリサーチを進めます。リサーチの幅が違うと思いました」
学外でもさまざまなことを学んだ。「日本で英語の教職課程を取っていたこともあって、日本語を教えるボランティアをしました。英語で日本語を教えることで、日本語で英語を教えるときには気づかなかったことに、気づくことがありました」
弊社でもボランティアとして校正や取材同行などを経験した松永さん。「こちらでメディアの流通などを学び、出版関係の仕事に興味を持ちました。日本にいた頃から関心はあったけれど、そこまで(具体的には)考えていなかったんです」
カナダでは、将来について考える時間を持てたことが、大きな収穫だったと言う。「日本では勉強とバイトに忙しくて時間がなかった。カナダで、(将来に向けて)しなければならないことが見えてきました」
帰国後はじまる就職活動では、メディア関係も視野に入れたいという松永さん。カナダで得たことを生かしながら、前進してもらいたい。
(取材 宗圓由佳)
|