2007年3月22日 第12号 掲載

このページは、カナダをEnjoyしている留学生・ワーホリなど
短期滞在者を紹介しているコーナーです。



林 紀江さん
静岡県出身
ワーキングホリデービザ 


 昔から海外生活や英語に興味があったという林さん。ワーホリを思い立ったのは、一昨年の夏のことだった。「ちょうどその頃、実家を離れることになって家探しをしていたんです。でも、なかなか見つからなくて。そんな時ふと思ったんです。自分はもうすぐ30歳。外国に行くとしたら、これが最後のチャンスなんじゃないかと」

 海外生活は人生の糧になる、そう感じた。その秋にはワーホリビザを申請していた。「カナダを選んだのは、消去法で残ったから(笑)。でも実際に来てみると、とても良かった。人がゆったりとしていて、人間が住むところだなあと」

 前半は「日本語環境にどっぷり浸って」過ごしたとか。「旅行にも行きました。ロッキーは聞きしにまさる、想像を絶する雄大さでした。ぜひ夏に行ってみてください。行かない人はソン(笑)」。後半はカナダ文化を学ぼうと、語学学校に通い始め、友達も増えた。ダンスを習い始めたのも大きかったと言う。

 カナダに来る前は、東京で生活していた。「昔は静岡に住んでいたから、カナダの(ゆったりした)ペースが合っているみたいです。東京ではムリしていたかも」と振り返る。「カナダでは人から親切を受けることが多いですね。例えば、ペンがなくて困っていたら、誰かが『これ使っていいよ』と声をかけてくれる。これが日本だと、『下心があるんじゃないか』と思ってしまうかも(笑)。でも本当はみんな、そう(親切に)してもらえると気持ちいいですよね。日本では1日1回ムカついていたけれど、こっちに来たら、1日1回以上はいいことがあるように思います」

 そんなカナダ生活も、もうすぐ終わり。「東京でちょっと荒れていた心」は、この一年でずいぶん癒されたようだ。「カナダで学んだことを、これから周りの人に返していかなきゃなあ、と。例えばカナダ人のような小さな親切を、日本でも躊躇なくできるような、そんな人になりたいですね」

(取材 宗圓由佳)