カナダに来た当初は、フライトアテンダントを夢見ていた村岡さん。「外資系航空会社は海外経験重視のため、カナダに来ました。でもレストランなどで接客をするうちに、よりよいサービス提供のためにマネージメントに関わりたいと思うように」
その思いを早速行動に移した村岡さん。短期のマネージメント・コースを取るかたわら、TESOLのディプロマも取得。パウエル祭のボランティアもした。「クラスを作るのも、多くの団体が集まって行うイベントも、マネージメントにつながります。相手の文化背景などを考えながら人と接するのは大変だけど、おもしろかった。改めて国際社会で働きたいと思ったんです」
しかし、実際にマネージメントの職を得るにはどうすればいいのか。そのために、どんな資格を取るべきか、また必須のアカウンティングをどう学べばいいのか、村岡さんは悩んでいた。そんなとき偶然、就職活動セミナーで、ある大学生と知り合う。その人はUBCのアカウンティング・プログラムを受講しており、生きた情報を得ることになった。
そこからUSCPA(米国公認会計士)という具体的な目標を得た村岡さん。「セミナー会場を出たその足で書店に行き、『USCPAになるためには』という本を購入。そこには、マネージメントにはコミュニケーション力が不可欠とありました。私は人とのコミュニケーションが好き。いいマネージメントで会社をいい方向に向けていく…。今はそれを目指したい」と目を輝かせる。日本で資金を貯めたら再渡加し、USCPA目指して学ぶつもりだ。
持ち前の行動力で、目標に向けて進む村岡さん。ポジティブなエネルギーがあふれているがアグレッシブな印象はない。「私、以前は『自分の道は自分で決める!』と思っていたんです。でもカナダに来てからいろんな人に出会い、周りの人に支えられて自分の道ができていくんだと思うようになりました」。そんな温かい気持ちが、村岡さんの笑顔となって表れているようだった。
(取材 宗圓由佳)
|