「バンクーバーで、偶然ダンススクールを見つけて…。そこから(ワーホリ生活が)変わりました」とイキイキと語る野村さん。今はダウンタウンのダンススクールで、ヒップホップを中心に、ダンスのレッスンに励む毎日だ。
社交ダンスを楽しんでいた祖母をはじめ、両親もダンス好きという家庭環境。子供の頃から踊っていたという野村さんは、プロになりたいと思っていたが、なかなか一歩を踏み出せずにいた。「もともと性格的に前に出られないタイプ」という野村さん。ワーホリに来たのも、そんな自分を変えたいという思いがあったからだと言う。
「本当はダンスを学ぶために、アメリカに行きたかった。でも、アメリカでは働くことができないので、距離的に近いバンクーバーに来ました。今のスクールを見つけるまでは、バンクーバーではダンスを学べないと思っていたんです」
念願のダンススクールを見つけたものの、野村さんは、すぐに行動には移せなかった。「英語もあまり話せないし、行くか行かないかずいぶん迷いました。でも自分に負けたくないと思って」。スクールでは、先生も生徒もみんなカナダ人。でもダンスという共通点があるため、コミュニケーションはスムーズだと言う。クリスマスには、ダウンタウンで行われたダンスショーにも出演。「みんなの前で踊ったのは初めて。始めは緊張したけれど、(舞台に)出てからは全然」と振り返る。
春にはダンスの本場、ロサンゼルスに行く予定。夢を叶えるための第一歩を、バンクーバーで踏み出した野村さん。「ダンスに出合って性格も前向きになった。バンクーバーで、人生を変えるきっかけをつかみました」と語る時の、まっすぐな瞳が印象的だった。
(取材 宗圓由佳)
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