MAPLE 2006

2006年11月30日 第49号 掲載
 
11月は降雪量新記録!
ウィスラーはシンフォニーチェアーが新しい!


 ドーン!!ドーン!! 11月18日の朝、まだウィスラーは正式にはオープンしていないのにパトロールの雪崩コントロールの音が響き渡る。今年は11月中旬に続いた大雪で一気に冬がはじまった。自然の力はスゴイ。被害があると改めて自然の力の凄さを知るが、99%以上の場合自然は恵みだ。雪が降っては落ち着いていられないローカルのために予定より一足早くウィスラーゲレンデがオープンした。初日の新雪30センチメートル以上、積雪130センチメートル。この山の状況にソワソワした人も多いだろう。

 今年のウィスラーの新しいところはなんといってもシンフォニーチェアーがオープンすることだ。ほんの数年前まではバックカントリーエリアだったピッコロ山の頂上にリフトがかかった。これまでは特別な道具や知識がなくては入っていけなかったバックカントリーエリアがゲレンデとして開放され、より滑りやすくなる。腕前に自信のある人はぜひ行ってみたい。




景色のいいところでのんびり

 ウィスラーは2010年バンクーバーオリンピックの会場のひとつ。ここで行われるボブスレー、ルージュ、スケルトンといった競技コースの基礎工事が始まっている。オリンピック前年にはそれらの大きな大会が予定されているのでオリンピックに向けてどんどん盛り上がっていくだろう。ゲレンデ内にも滑降やスーパー大回転の予定コースに標識が立っているので挑戦してみよう。自分のコントロールできる範囲で滑れば難しいことはない。ここはぜひオリンピック選手より前に制覇しておくべきだろう。


ウィスラービレッジのオリンピックブース

バックカントリースキーレースのスタート


 この春に上梓された大前研一氏の「旅の極意、人生の極意」という本にもウィスラーが紹介されている。氏は 年以上前からウィスラーのファン。その本の中で”通“の滑り方としてフレッシュトラックが紹介されている。

 1日650人限定。朝7時過ぎにはウィスラーゴンドラの前に集合。山上レストランで日の出を見ながらビュッフェスタイルの朝食をとり、朝日を浴びながらゲレンデに自分の滑走跡を刻みつける。新雪でもいい。圧雪された綺麗なゲレンデでもいい。そこを一番に滑ると自分が超上級者になったような至高の体験ができる。ただしその至高の体験は1日大体1本か2本。といっても1本が大体2キロメートルぐらいはあるので十分満足できるはず。これもぜひ体験してもらいたいもののひとつだ。


パウダーラン

目が見えなくたって大丈夫

ツリーランをすべるキッズ



 スキーやスノーボードをしない人でも冬のリゾートの過ごし方はいくらでもある。昨年オープンしたチューブパーク。タイヤのチューブみたいなものに乗って滑り降りるだけだが、かなりのスピードが出て迫力満点。大人でも子供でも楽しめる。そんな体験から未来のルージュやスケルトンの選手が生まれるかもしれない。


ウィスラー山のベース

ツリーフォートの滑り台



 ほかにもジップトレック、バンジージャンプ、スノーモービル、クロスカントリースキー、スノーシューなど楽しみはいくらでもある。「私はゆっくりしたいの」という人には観光チケットで山に上がって、ロッジの中のスティープスグリルで景色を眺めながら、おいしい空気とおいしい食事でゆったりしよう。


アプレスノーはバーで乾杯

ウィスラー山のラウンドハウスレストラン



このグリルにはウェイターやウェイトレスさんがいてサーブしてくれる。セルフサービスのゲレンデレストランとは別の穴場レストランだ。ウィスラーのホテルに滞在するのならゆっくりジャクジーに入って、夜は和食・フレンチ・イタリアンなど100店以上あるファインダイニングで食事。冬のリゾートの楽しみ方はひとそれぞれ。


スノーモービル

ウィスラー山頂に立つ、オリンピックのシンボルのイヌクシュクの前で。
プロスキーヤー佐々木大輔さん(中央)やプロスノーボーダー金田由貴子さん(左端)



 ウィスラー山とブラックコム山で200本以上のコース、12個のボールや氷河のコース、充実したパイプ&パークがある。バンクーバーから120キロメートル、車なら約2時間程。バスもグレイハウンドやプリメター、スノーバスなどが大体1時間おきに出ているので便利だ。

(記事・写真 野口英雄)


ウィスラーのあらゆる情報を日本語で紹介するサイト「ウィスラー・ナビ」。アーリーシーズンのリフト券代など要チェック:
www.WHISTLERnavi.com

ウィスラーのオフィシャルサイト:
www.whistlerblackcomb.com

ガイドツアーなど J-Stationウィスラー:
www.jtb.ca



世界最大の白頭鷲の越冬地、スコーミッシュで白頭鷲を見よう


 「あ、いるいる。今年も帰ってきてる」。白頭鷲がアラスカを含む北部から越冬しにやってくるのは 月中旬から2月中旬ごろまで。このスコーミッシュでは正式にイーグルカウントが始まって 年以上になる。イーグルカウントデイは1月の第1もしくは第2日曜日。1994年1月9日にカウントされた3766羽がギネスブックに登録されている記録だ。

 もちろん白頭鷲自身は太古の昔から同じ営みを繰り返しているわけだが、この変わらぬ営みこそが僕らを惹きつけ癒してくれる。
 白頭鷲を見る一番の人気スポットはイーグルランポイント。ここにはシェルターもあるし、白頭鷲に関するいろいろな情報が看板に書いてあるので、これを読めば白頭鷲通になれる。日曜日にはボランティアが望遠鏡を設置してくれているのでそれを覗くと迫力満点。いろいろな質問にも気軽に答えてくれる。


白頭鷲

イーグルランのシェルター



 イーグルランポイントはスコーミッシュのバスディーポからガバメント通りを北に向かって約1キロメートル行ったところ。HWY からそれて、ほんの数分で行くことができるので、ウィスラーに行く途中にちょっと立ち寄って見ることもできる。
 


スコーミッシュのオフィシャルサイト:
www.mysquamish.com

イーグルカウント、 イーグルイベント情報など
www.brackendaleartgallery.com