コロラド川の浸食が高原を1.6キロも削りとって形成された大峡谷。一番下の層は約20億年前の地層。全長はおよそ320キロ。幅は場所によって16キロから24キロ。ビューポイントめぐり、日の出、日の入、ハイキング、または空からの遊覧飛行など、観光方法もさまざまだ。

グランドキャニオン、サウスリム入口 |

見晴らし台
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| ◆サウス・リム(南壁)
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ビレッジ内にはキャンプ場やホテルもあるが、満室だったため、私達はツサヤンから2日間通った。まずはマーサ・ポイントへ。ピラミッドを崩したような形の岩の尖塔がいくつもそびえ立っている。何色にもまざりあった断層に、少しずつ移りゆく光と影が幻想的だ。次にブライトエンジェル・トレイルに挑戦。本格派ハイカーは、峡谷の側面に沿って、2日かけてコロラド川まで下りるという。観光客もぞろぞろと下りていくが、実はこれがかなり急な勾配。おまけに人や荷物を乗せたラバも歩くため、糞も落ちている。しかも37度を越える暑さ。パークレンジャーが様子をたずね、途中で引き返す人も多い。何とか1時間で2.4キロの最初のレストハウスにたどり着いた。だが待望のアイスクリームスタンドはなく、簡易トイレと飲み水の蛇口ひとつ。頭から水をかぶってリフレッシュ。帰りの登り道は、何度も日陰に入って休んだ(これが意外と涼しい)。リスが頻繁に飛び出し、空にはコンドル。反対側の崖には、ビッグホーンシープが見えた。大自然に飲み込まれたような気分。谷底が見下ろせるヤバパイ・ポイントも見逃せない。

ウォッチタワー内でひざ掛けを織るナバホ族の女性
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アメリカの国立公園では、排気ガスから自然を守るため、シーズン中は一般車の乗り入れを禁止している所が多い。西側へはビレッジから無料のシャトルバスを利用して、各ビューポイントへ。崖ふちを歩くトレイルは、一部柵がないところも。断崖の岩に腰掛け、お昼のクロワッサンを頬張る夫と息子の姿に、記者はハラハラ。
東側のデザートビュー・ポイントへは、森林を抜けて行く。先住民族の見張り台を再現したウォッチタワー。壁画を見ながら、らせん階段を上り、展望台へ。

デザートビュー・ポイントにあるウォッチタワー |

公園東側出口を出てからも、こんなキャニオンが見られる
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入園料:一般車US25ドル
(サウスリム・ノースリム共に使用可能。一週間有効)
公式ウェブサイト: www.nps.gov |
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| ◆モニュメント・バレー・ナバホ族公園(ユタ州)
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車でサウス・リムからノース・リムまで移動するには、約5時間の道のりだ。私達はこの間、アリゾナ州北東部の先住民ナバホ族居留地区へ行った。ハイウェイ64を東へ。さらに160で砂漠の中を走り、2時間後にカエンタへ。あたり一面はオレンジ色の土。

巨大なビュートに圧倒される |

丸太と土でできたホーガン。住居や式典にも使われた。後方に見えるのが「三姉妹」と名づけられたビュート
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不気味にそびえ立っているのはビュート。風と水の極端な浸食によってできた巨大な丘だ。廃墟になった城のような形もある。でこぼこ道のバレードライブを走り、ビュートに接近。西部劇『幌馬車』他、数多くの映画やコマーシャルがここで撮影された。灼熱地獄の中、ナバホ族のお祭りに遭遇。私達観光客も「雨乞いの踊り」に飛び入り参加!

ナバホ族の踊り手。カナダから来た、というと握手を求められた |

ナバホ族の踊り
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入園料:大人US5ドル、9歳以下無料
電話: (435) 727-5874 |
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| ◆キャニオン・ド・シェイ国定公園 (アリゾナ州)
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カエンタからハイウェイ591と191で南下し、チンリーへ。アリゾナ州にあるが、ナバホ族が管理しているため、ここでは夏時間適用(ややこしい)。深さ1000フィートの細長い峡谷。砂岩石のトレイルを下ってホワイトハウス遺跡へ。羊の群れの横で、アクセサリーを作るナバホの人々。のどかな風景だ。
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| 再びグランドキャニオンへ
◆ノースリム(北壁)
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森林火災で閉鎖されていたノースリムは、私達がナバホ族居留地から、全米で2番目に大きい人造湖パウエル湖へ行っている間に、再オープンしていた。まだ煙が立ち込める丸こげの木々の間を走り、5日前にもらったレシートを提示してゲートを通過。サウスリムに比べ、どこか落ちついた雰囲気。ブライトエンジェル・ポイントまでの舗装された小道は、両脇に積み重なる白い岩が輝かしく新鮮だ。宿泊はヤコブレイクの丸太小屋キャビン。

エンジェル・ウィンドー・オーバールック
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| ◆ザイオン国立公園(ユタ州)
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ヤコブレイクからハイウェイ89を北上。緑と水の豊富な公園内をシャトルバスで散策。川沿いを歩きナローズに到着。ウェットスーツを着たハイカーが、川の中を歩いている。スプリングデールの町並みも美しく、ホテルのプールからザイオンの岩山を見上げると、まさにリゾート気分。

川下りをする本格派ハイカー
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◆帰り方
13日目:スプリングデールからI-15 でソルトレークシティを通過し、アイダホ州ボイジー泊。(9時間)。
14日目:I-84でオレゴン州を抜け、シアトルでの渋滞に巻き込まれたものの、国境での待ち時間もなく、無事帰宅。(10時間)。 |

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