MAPLE 2006

2006年7月6日 第28号 掲載
 

ちょっとしたアドベンチャー気分で
ホワイトクリフパーク in ウェストバンクーバー


 ウエストバンクーバーの西端、ノースショアのマリンドライブの西の始点にあるホワイトクリフパーク(Whytecliff Park)。芝生の公園とビーチからなるこのパークのシンボルは、岩がむき出しの小島。ここに来たらまず海岸から歩いて行けるその岩山を登ってみよう。傾斜がきついだけに少し登っただけで下を見るのが怖いほどの高さだ。 (取材 平野香利)



◆ 岩山から周辺の景色を楽しもう


 岩の頂上では潮風が気持ち良い。視界に入るのは遠くバンクーバーエリア、すぐ右手にはボーエンアイランド、周囲には急斜面に張り付くように建っている付近の住宅だ。後ろを振り返るとビーチからは見えないりりしい山も顔を出してなかなかの眺めである。この辺りはボーエンアイランドやサンシャインコーストとホースシューベイを結ぶ航路になっており、BCフェリーの行き交う様子が見られる。海上にはヨットやカヌーも目に入るが、何より多いのはダイバーの姿だ。




★ホワイトクリフ・パークへの行き方 ★


アッパーレベルハイウェイをホースシューベイ方面に進み、1番出口で降りて400m先を左に曲がってマリンドライブに入る。そこからはずっとマリンドライブを走り続けよう。そこからはホワイトクリフパークの標識が所々に現れるので、それに従って進もう。
急がない人ならばハイウェイを使わずに、ひたすらマリンドライブを走ろう。曲がりくねった道沿いの、海を臨む豪華な住宅を見ることもドライブの楽しみとなることだろう。

Whytecliff Park

ハウサウンドの入り口にあたる約15ヘクタールの公園。
住所:7100 Marine Drive(マリンドライブの西の端)


   


★ダイバーをひきつけるホワイトクリフ★


 ここホワイトクリフは1993年にカナダで最初に海洋保護区と指定されたところで、どんな生物、植物も採取してはならないことになっている。そうして守られたこのエリアでは、カレエ、タラ、タコ、カニ、ナマコなど200種を超える生物が見られる。なかでも「サンフラワースターフィッシュ」と呼ばれる足のたくさんあるヒトデは珍しい種だが、ここでは嫌というほど存在する。そんな海中生物の豊富なことがダイバーをひきつける魅力となっている。

 また海中はお椀のような地形になっており、湾内ではさほど深さはなく、海流の勢いも弱い。そうしたことから初心者ダイバーにとっては格好の練習場所であり、ダイビング講習を行う様子は日常的に見られる。ダイバーたちの話によれば、湾内を出ると海底が一気に30mまで落ち込み、さらに行くと「底なしの壁」と呼ばれる海深100m以上のところも現れてくるそうである。

 一般の人は水際で遊んだり、ビーチで日向ぼっこを楽しんだりといった様子。ビーチに横たわる太い流木は格好の椅子になっている。取材当日は見られなかったが、岩場ではアザラシもよく日光浴をしているとか。もしアザラシを見ても絶対に触わってはいけない。「人の匂いが付いてしまうと、赤ちゃんアザラシは親に育ててもらえなくなってしまう」と、あるダイバーが教えてくれた。



ダイバー講習が盛んに行われている

◆ 芝生のエリアではバーベキューパーティ花盛り


 ホワイトクリフパークの楽しみ方はビーチ遊びだけではない。芝生のエリアには、ブランコなどの遊具やピクニックテーブル、バーベキュー用のサイト、テニスコートがあり、飲み物やスナックを売っているキオスクもある。小高くなった展望エリアもあり、岩山から見たような景色も眺められる。トイレはビーチ付近と芝生の公園の両方にあって便利だ。注意すべきはパーキング。休日の昼過ぎになるとすっかり埋まってしまうので、早めの到着をお勧めしたい。公園付近にはキオスクのほかに商店はないので、食品などはあらかじめ用意しておこう。



芝生の公園には遊具やバーベキューサイトがある