| 大菩薩峠(Sword
of Doom) |
1966年/モノクロ/35ミリ/119分
監督:岡本喜八/出演:仲代達矢、新珠三千代、内藤洋子、田中邦衛、三船敏郎、他
冷酷無慈悲な剣客・机竜之助は、大菩薩峠で老巡礼を理由なく斬り殺す。その竜之助の元に、奉納試合を交わす相手、宇津木文之丞の妻・お浜が訪ねてきて「勝負を譲って欲しい」と願い出た。しかし、夫を守ろうと懇願するお浜を竜之介は陵辱、文之丞を殺した上、お浜を妻として連れ去った。亡き老巡礼の孫娘・お松は、文之丞の弟・兵馬と竜之介を追っていたが、捕えられ竜之介の元に監禁される。そして大菩薩峠での出来事を語った。その言葉に鬼畜・竜之介の心が揺れ…。
Photo courtesy Toho Co. Ltd.
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| 斬る(Kill!) |
1968年/モノクロ/35ミリ/114分
監督:岡本喜八/出演:仲代達矢、高橋悦史、中村敦夫、久保明、久野征四郎、他
野々宮の宿場に現れた過去のある浪人・兵頭弥源太と武士になろうとしている百姓・田畑半次郎。その宿場で若い武士七名による謀反が起こった。半次郎は武士にとり立てる誘いに応じたが、源太は藩政改革を志す若者らの味方となり、2人は敵味方に分れて戦うことになった。洋画のテイストを盛り込んだ同作品は、ウェスタン調のサントラも素晴らしい。黒澤明の『椿三十郎』と酷似しているのは作者が同一だからか。

Photo courtesy Toho Co. Ltd.
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| 或る剣豪の生涯(Samurai
Saga) |
1959年/カラー/35ミリ/111分
監督:稲垣浩/出演:三船敏郎、司葉子、宝田明、河津清三郎、藤原釜足、淡路恵子、他
剣も知性も立つ駒木兵八郎は、巨大な鼻を恥じ、美しい千代姫に想いを打ち明けることができない。一方、美剣士・苅部十郎太も千代姫に恋するが、こちらは口下手で文章も苦手。千代姫が十郎太に思いを寄せていることを知ると、兵八郎は自分の気持ちを抑えてふたりの仲立ちをし、恋文の代筆さえも引き受けた。やがて戦が始まり、石田三成軍は敗走、十郎太が死す。十郎太の命日に千代姫のもとへ行く兵八郎を、残党狩りが襲い…。フランスの純愛小説『シラノ・ド・ベルジュラック』が原作の、アクションよりも恋心重視の時代劇。

Photo courtesy Toho Co. Ltd.
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| 雲霧仁左衛門(Bandits
VS. Samurai Squadron) |
1978年/カラー/35ミリ/163分
監督:五社英雄/出演:仲代達矢、岩下志麻、長門裕之、あおい輝彦、賠償美津子、他
‘70年代の最高傑作時代劇と賞賛される、巨額の制作費と豪華キャストを用いた作品。五社らしいエロティシズムや息をもつかせぬストーリー展開とアクションが見る者を虜にする。雲霧仁左衛門率いる怪盗一味による強盗事件が頻繁に発生する江戸。仁左衛門はかつて武家組織に公金横領の罪を被せられ、家も焼かれ婚約者も奪われた。一連の強盗行為はその恨みによるものだったが、仁左衛門は悪行から足を洗う決意をし、最後の仕事として呉服商・松屋を狙う。しかし火付盗賊改め長官・安部式部の捜査の手も伸び、死闘の火蓋が切られた。

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| 上意討ち拝領妻始末(Samurai
Rebellion) |
1967年/モノクロ/35ミリ/121分
監督:小林正樹/出演:三船敏郎、加藤剛、仲代達也、司葉子、江原達怡、大塚道子、他
『怪談』の小林が、2年の沈黙を破って制作した作品。会津松平藩馬廻りの藩士・笹原伊三郎の長男・与五郎は、藩主の側室でその息子を持つイチと婚姻させられる。それでもふたりの間にはいつしか愛情が芽生え、子供にも恵まれた。しかし、藩主の跡継ぎが急死したため、イチを大奥に戻すように命ずる。常に従順であった伊三郎だが、こればかりは容認できず、幕府に訴えるべく江戸に出向くのだが…。
Photo courtesy Toho Co. Ltd.
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| 切腹(Harakiri) |
1962年/モノクロ/35ミリ/135分
監督:小林正樹/出演:仲代達也、三國連太郎、岩下志麻、丹波哲郎、佐藤慶、他
生活に窮した浪人による、金銭目的の切腹を装ったタカリが横行する昨今のある日、彦根藩・井伊家に浪人・津雲半四郎が訪れ、切腹を申し出た。伊井家の家老は先だって現れた若い浪人の話を始める。伊井家ではこのタカリの風潮を戒めようと、狼狽するその浪人に即日の切腹を言い渡し、彼の持つ刀は竹光(模造刀)であったにも関わらず、切腹は執行されたという。そこで半四郎は語り出す。その若者は彼の娘婿だった…。海外で評価が高い小林の、初時代劇作品にして最高傑作。緻密な脚本と繊細なカメラワークが臨場感を高め、手に汗を握る。

Photo courtesy Shochiku Co. Ltd.
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| 隠し砦の三悪人(The
Hidden Fortress) |
1958年/モノクロ/35ミリ/139分
監督:黒澤明/出演:三船敏郎、上原美佐、千秋実、藤原釜足、藤田進、志村喬、他
戦国時代。敗軍の将・六郎太が姫とともに身を隠す砦からお家再興の財産黄金二百貫を持ち、敵陣を突破する逃亡劇を開始。次々と遭遇する絶体絶命の危機を間一髪で切り抜けていく展開が最高!ひょんなことからこの旅に加わる百姓の太平と又七も愉快だ。同映画が『スター・ウォーズ』のジョージ・ルーカスに感銘を与え、百姓コンビがR2-D2とC-3POのモデルとなったのは周知の通り。そして三船演ずる六郎太はルーク・スカイウォーカーだとか。黒澤初のワイドスクリーン作品。
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| 蜘蛛巣城(Throne
of Blood) |
1957年/モノクロ/35ミリ/110分
監督:黒澤明/出演:三船敏郎、山田五十鈴、千秋実、志村喬、浪花千栄子、加藤武、他
シェークスピアの『マクベス』を戦国時代へと置き変えたこの作品は、国内外で好評を博し‘57年度ロサンゼルス国際映画賞、リスボン国際映画祭特別賞を受賞した。蜘蛛巣城に仕える武将・鷲津武時と三木義明は、戦の帰りに森で道に迷い怪しげな老婆と出会う。老婆は「武時は城主になるが、跡継ぎは義明の子」という、不可解な予言をする。しかしそれは事実となった。武時は貪欲な妻に従い城主を殺め主君に納まったのだが、それでも飽き足らない妻は、義明も殺せと言う。武時は刺客を送り込むが…。悪しきものの最期はもちろん悲劇。弓の名手を集めたラストシーンは、さすがの三船も恐怖を感じたという迫力!
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| 三匹の侍(Three
Outlaw Samurai) |
1964年/モノクロ/35ミリ/95分
監督:五社英雄/出演:丹波哲郎、平幹二郎、長門勇、桑野みゆき、木村俊恵、他
『鬼龍院花子の生涯』『極道の女たち』『吉原炎上』など、女の情念や逞しさをドラマチックに描いた作品に定評がある五社の監督デビュー作で、時代劇界にセンセーショナルを巻き起こした秀作。旅の浪人・柴左近は、とある村を通りかかり、凶作と重税に苦しむ百姓が悪代官の娘を人質にする騒動に出くわす。一方、悪代官が集めた浪人らの中にいた鋭之助と京十郎は、百姓らが義民であり、代官に非があるとみなすと、左近と手を組んで百姓の味方となった。死闘が繰り広げられた末、村に平和が戻る。3人は何事もなかったかのように、新たな旅に出る。
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| 七人の侍
(Seven Samurai) |
1954年/モノクロ/35ミリ/208分
監督:黒澤明/出演:三船敏郎、志村喬、稲葉義男、宮口精二、千秋実、加東大介、他
戦国時代、山間部の農村。不作が続く中、やっと実った僅かな作物を40人の野武士(山賊となった下級武士)集団に狙われている。農民だけでは野武士に対抗する力もなく、そこで村人は侍を雇い入れる妙案を考えた。かくして腕利き勘兵衛を初めとした浪人6人、野武士に家族を殺された村の孤児・菊千代による部隊ができあがった。農民たちも手に鍬などを持ち、立ち上がる。そしてそこには恋物語も入り混じる。その反逆の結果は…。言わずと知れた不朽の名作。マカロニ・ウェスタン映画の代表格セルジオ・レオーネや、ジョージ・ルーカスにも多大な影響を与え、後に『荒野の七人』としてアメリカでリメイクされた。

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| 用心棒(Yojimbo) |
1961年/モノクロ/35ミリ/110分
監督:黒澤明/出演:三船敏郎、東野英治郎、山田五十鈴、仲代達矢、司葉子、他
小さな宿場町で、絹問屋と造り酒屋の勢力争いが起こっている。そこへ三船扮する剣豪浪人・桑畑三十郎が現れ、用心棒として名乗りをあげるのだが、三十郎の目的は同士討ちさせることであった。「これこそがクロサワの最高傑作」という声も多い同作品は、当時の不安定な世界情勢を映し出した社会派映画でもある。前出のセルジオ・レオーネの『荒野の用心棒』はこれの盗作といわれるが、他の映画での部分的使用は枚挙に暇がない。主演の三船はベネチア映画祭で男優賞を受賞、名声を高めた。
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| 椿三十郎(Sanjuro) |
1962年/モノクロ/35ミリ/96分
監督:黒澤明/出演:三船敏郎/仲代達矢/加山雄三/団令子/田中邦衛/小林桂樹、他
続・用心棒で、再び三船敏郎が主役・三十郎を演じた。今回適当に名乗った名前は椿三十郎。ある藩の御家騒動に巻き込まれた三十郎が、腹黒い家老たちの不正を暴こうとする若い侍らを援護して大立ち回りをするという痛快娯楽映画だ。三船の20人切り、仲代との決闘シーンは見もので、特に後者の血が噴き出す演出(アクシデントでそうなったのだが)は海外の映画にも大きく影響するほど斬新であった。
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