バンクーバーで育ったリンダさんは、何万本ものさくらの樹が咲き誇り、うっとうしい冬を追いやるバンクーバーの春が大好きだった。ところが一時期、カナダ政府の外交官であるご主人の勤務地が、主として暑い地域だったため、休暇でのバンクーバーへの帰省は夏場となってしまい、ご主人の在職中は、さくらの花の季節を楽しむ機会がなかなかなかった。
2年前、バンクーバーへ戻って来た時、プールさんは、バンクーバーの自然の美しさに貢献している『さくらの花』を祝うために、色々な催しを盛り込む事により、多様文化の背景を持つ多くの老若男女とバンクーバー市全体を巻き込んだイベントを実現できないかとの構想が浮かんで来た。
特別予算もない状態で、プールさんは、その構想を実現するために行動を開始した。今月、バンクーバー市議会は、3月初旬(現時点で日程は未定)に開催される開会式において3月を『バンクーバーさくらの月』と宣言することになったのだ。開会式会場のさくらの満開時期は、天候次第のため、専門家により形成されている『さくらチーム』が現在時期を模索中だが、準備は進んでいる。
開会式当日は、ダウンタウンのバラード・スカイ・トレイン駅の改札口西手前の小さな広場で『さくら祭り』を開催する。チビ太鼓から2名が、通行人を集めるための『客寄せ太鼓』を景気良く奏でる。また、レンフリュー小学校から児童30名が参加して「さくら さくら」を合唱し、バンクーバー裏千家の方々が来賓用に簡単な茶会を催す。そしてハイトー・フーズ社とサヴォリィ・コースト社の好意により、弁当の見本が参加者に無料提供される予定となっている。この「さくら祭り」用の弁当は和食と洋食があり、3月13日から売り出される。15人以上まとまれば、会場まで無料で配達してくれるとのこと。
その他、さくら祭りの一環として、世界各地から募集した俳句が1000句にも及んだが、そのうち4句はバンクーバーの市バス400台の車内ポスターに掲示され、
句はリボンに書かれてバラード・ステーション脇のさくらの樹に飾られる。
|