グリーンカップソフトボール大会 2006

2006年10月26日 第44号 掲載
 
第28回バンクーバー新報グリーンカップソフトボール大会
大会第6日目!
ヤマト・トレーディングが優勝!
圧倒的な強さで、念願の10連覇を達成
 先週の雨天による順延で、2週間ぶりに行われた大会の最終日。3位決定戦と決勝戦の2試合がムーディ・パークで行われた。肌寒い朝とは打って代わり、日中は厳しい日差しの中、選手たちは、最後の力を振り絞って戦った。
 

10連覇を達成したヤマト・トレーディング

 

3位決定戦
アラシ 7対6  Ya! Cube

見事な逆転劇で、2年ぶりに出場のアラシが3位と大健闘!
 初回のアラシを無得点に抑えたYa! Cubeは、その裏、タイムリーと犠牲フライで2点、さらに打点でチームトップのマツマル選手もヒットを放ち、相手のミスをついてホームまで力走、いきなり3点を先制する。その後、両チームのピッチャーが好投し、得点を許さない。そして五回のアラシの攻撃で、先頭のキタムラ選手を塁に置いて、好調のフォング選手が2点ホームランを放ち1点差とする。


ホームランを放ったV.フォング選手を迎えるアラシの選手たち

スーパーキャッチをみせる
K.ナカジマ選手



 

 

 

 


しかしYa! Cubeはその裏、マツイ選手の2点ホームランで再び3点差とすると、続く六回にも、1点を追加し、その差を4点とする。後がないアラシは最終回、前の打席でホームランを打ったフォング選手がヒットを放つと、この回なんと打者一巡、7本のヒットと2つの四球で一気に5点を入れ逆転に成功。前のイニングから代わったYa! Cubeピッチャーのモリイ選手を攻略する。


 
 防御率で2位と力投した M.ハシモト選手


勝利の雰囲気が、突然追いかける立場になり、逆に後がなくなったYa! Cubeは、先頭打者のウェスト選手がヒットを放ち、望みを繋ぐ。ツーアウトとなり、モリイ選手がバッターボックスへ…しかし、ここで一塁走者のウェスト選手が痛恨のリードオフでアウトとなりゲームセット。アラシにとっては、素晴らしい大逆転劇で見事3位に輝いた。逆にYa! Cubeにとっては何とも後味の悪い、悔いの残る結果となった。


 試合後、アラシのヨシダ監督は「今回の大会では、人数を集めるのに苦労した」そうで、決勝トーナメントにも出られるとは思っていなかったという。「本当に予想していなかった結果」と語る表情は、この試合で負傷した足の痛さも感じられないほどの嬉しさで満ちていた。


3位に入賞したアラシ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

決勝戦
ヤマト・トレーディング 16対2 ログ・ビルダーズ

ログ・ビルダーズは去年の雪辱ならず…。
最後まで勢いは衰えなかったヤマト打線。
 そして、いよいよ今大会の最後を飾る決勝戦。立ち上がり、強打を誇るヤマト打線を無得点に抑え、盛り上がるログ・ビルダーズ。しかし、ヤマト・トレーディングは二回、連続ヒットとタイムリーで先制点を挙げると、ナカモト選手、T.ムカイ選手のホームランで7点を奪う。



 この日2本のホームランを放ち、 打点王に輝いたB.ナカモト選手


三回こそ三者凡退で終わるものの、四回にナカモト選手の2打席連続のホームランで2点、さらに五回には、T.ムカイ選手、ムクノ選手、ワシ選手のホームラン攻勢で再び7点を加え、リードを16点とし、ログ・ビルダーズを圧倒する。そのログ・ビルダーズは五回裏、ツーアウト一塁から連続ヒットで2点を返し、辛うじてコールド負けを免れる。その後は両チームともにピッチャーの好投で追加点が出ず、そのままゲームセット。終わってみれば、14点差でヤマト・トレーディングが圧勝し、見事10連覇を飾った。


三冠王を達成、優勝に大きく
貢献したS.ペッパー選手

試合終了後健闘をたたえ合う両チーム

 

 

 

 

 

 
 ログ・ビルダーズのサカイ監督は「相手を惑わすための(左右交互に打線を組む)ジグザグ打線が機能しなかった」また、「ランナーが出てからの、1本が出なかった」と敗因を語る一方、ヤマト・トレーディングの得点が全てホームランによることから、守備については、満足のいく結果を出せたそうだ。後は「取られた以上の得点を取るための、打撃力を来年に向けて延ばしていきたい」と語った。


2年連続準優勝のログ・ビルダーズ

 

 

 

 

 

 

 

 試合後の表彰式では、優勝と、準優勝のチームにトロフィーと賞金の授与を、そして個人賞の発表が行われた。今年の個人賞は、投打に活躍したヤマト・トレーディングのピッチャー、ペッパー選手が打率、ホームラン、防御率の三冠をとり、唯一、打点については、最後の決勝戦でペッパー選手を抜いてナカモト選手がタイトルを手にした。初出場で大活躍のペッパー選手は「素晴らしい大会で優勝と個人賞を取れてうれしいです」と喜びを語り「トロフィーのネームを“ヤマト・トレーディング”の名前で埋めるために12連覇を達成したい」と今後のさらなる目標も語ってくれた。最後に、ヤマト・トレーディングのタナカ監督は、決勝戦が始まる前、「ここまで打撃は好調だが、試合が終わるまでは何が起こるか分からない」と決して気を緩めなかったが、試合後は「(10連覇達成に)念願がかない、本当に嬉しいです」と満面の笑顔で喜びを語ってくれた。

 こうして今年も6週に渡って繰り広げられた、熱い戦いに幕を下ろした。

(取材 大津彰久)


 


大会6日目(10月22日)試合結果
第1試合 (3位決定戦)
第1試合 アラシ
Ya! Cube
7
6
第2試合 (決勝戦)
第2試合  ヤマト・トレーディング 
ログ・ビルダーズ
16
2

 

個人成績表(最終)
<打率>
(プレーオフ出場で、最低10打席以上を対象)

選手名 チーム 打率
1
S.ペッパー ヤマト・トレーディング 0.750
1
K.ヒラキダ サスコ・タイガース 0.750
3
K.ハギワラ ログ・ビルダーズ 0.722
4
T.ムカイ ヤマト・トレーディング 0.714
5
V.フォング アラシ 0.706
6
B.ナカモト ヤマト・トレーディング 0.652
6
M.バーバー ヤマト・トレーディング 0.652
8
S.ワシ ヤマト・トレーディング 0.647
9
J.ワカハラ ヤマト・トレーディング 0.611
10
B.トクギ ヤマト・トレーディング 0.600
※打率の1位については打点で上回ったS.ペッパー選手に決定

           

<防御率>(プレーオフ出場で、最低15イニング以上を対象)
選手名 チーム 防御率
1
S.ペッパー ヤマト・トレーディング 3.630
2
M.ハシモト Ya! Cube 6.000
3
W.ノムラ アラシ 7.538
4
Y.イリエ ブルー・サンダー 8.909
5
K.ホッタ ログ・ビルダーズ 12.069
6
A.キタガワ サスコ・タイガース 12.765


<打点>
選手名 チーム 打点
3
B.ナカモト ヤマト・トレーディング 20
1
S.ペッパー ヤマト・トレーディング 19
1
M.バーバー ヤマト・トレーディング 19
4
Y.マツマル Ya! Cube 16
6
S.ワシ ヤマト・トレーディング 15
5
R.スギヤマ ログ・ビルダーズ 14
6
C.ウェスト Ya! Cube 13
9
T.ムカイ ヤマト・トレーディング 12
6
J.マツイ Ya! Cube 12
9
Y.ナカシマ アラシ 9


<ホームラン>
選手名 チーム HR
1
S.ペッパー ヤマト・トレーディング 8
2
B.ナカモト ヤマト・トレーディング 7
2
M.バーバー ヤマト・トレーディング 5
4
C.ウェスト Ya! Cube 3
4
R.スギヤマ ログ・ビルダーズ 3
4
K.サカイ サーティーズ・フォーエバー 3
4
K.クボイ TRIBALs 3