「バンクーバーの景色に惹かれてUBCを選んだんですよね」と語る松井優悟さん。日本のインターナショナルスクールで7年間育った彼は、2003年の9月にUBCに入学し、今は生命化学部に所属している大学3年生。
大学を決めるとき、他の大学も候補にあったという。どうしてUBCを選んだのかという質問に対して「UBCのローズガーデンから見る景色に一目ぼれしたんです。都会と自然が両方あり、いいバランスだった」と語る。都会過ぎず、田舎過ぎずというバンクーバーの環境は、都会育ちでありながらもどこかゆったりしている彼にぴったりだったようだ。
インターナショナルスクールで育ち、語学には不便しなかった松井さんであるが、カナダに来て一年目は、友達作りで精一杯であったという。そのため、勉強がおろそかになり必須科目の単位を落としてしまったという苦い経験もある。しかし、その事がきっかけで勉強に目覚め、今は自分の専攻である生命化学に力を注いでいる。
カナダに来て学んだことはという質問に対して「カナダで多くの日本人の学生に出会い、自分の日本人的な価値観に気づいた」と語り、続けて「僕の未来は日本にある」とカナダでの多文化経験を通し、日本人であるというアイデンティティーに気づいたと話す。
将来は、日本で病気の研究に携わりたいという松井さん。残り2年、UBCでの勉強を終えた後は、日本の大学院で博士号を取る予定だそうだ。しっかりとした将来のビジョンを持つ彼は、迷うことなく自分の夢へと向かっている。記者もそんな彼を見習いたいものだ。
(記者 笠井美希)
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