大学を卒業してから大手企業に入社し、睡眠が毎日2時間でも苦ではない―、といういわゆる『会社人間』だった本多さん。ワーキングホリデーの存在すら知らず、叔父がカナダ行きを勧めるまでは、会社を辞める気もまったくなかったという。
強く勧める叔父の「仕事だけで人生が終わるのはもったいない」という言葉で、だんだんとカナダ行きへの興味が湧いてきたという。
カナダに来て考え方がまったく変わったという本多さん。
「カナダには色んな人がいて日本みたいにガツガツしていない。心にゆとりを持って生活しているように思えたんですね。人間らしい生活をしていると思う」
大きな影響を与えたのはホームステイ先のお父さん。男性が仕事を持ちながらも、家事を分担し、一家団欒をする姿は本多さんにとって新鮮だったようだ。
本多さんは現在、造園業とジャパニーズレストランの2つを掛け持ちしながら忙しい毎日を送っている。「結局働くことが好きなんですよね」と笑う本多さん。
この8月に帰国予定だが、将来は自分で何か会社を起こしたいという。
「ずっと自分は2番手のタイプで、リーダーではないと思ってきましたが、カナダに来て『自分のペースでできるんなら、それなりにやっていけるかも』と思い始めたんです」
また、日本でサラリーマンをしていたら絶対出会えないような、年齢も経歴もバラバラの友人たちにも大きな影響を受けた、と本多さんは感謝を込めて語った。
(取材 吉川友恵)
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