去年の7月にカナダにやってきた。それまでは東京のデザイン事務所で、グラフィックデザイナーとして忙しい毎日を送っていたという。
「『忙しい自慢』をするみたいで嫌なんですが、朝の10時に出社して次の朝6時まで仕事をするような日が続いたりしてました」
松岡さんがそもそも、グラフィックデザイナーとして働くようになったのは、学生時代にテレビで『海外で仕事をするイラストレーター』を取り上げた番組を見て、強く憧れたことがきっかけ。だから、ワーホリを使って海外で働くことはずっと前から考えていたという。
「デザイン事務所に入社したての頃、先輩にそのことを話すと『おまえはまだ、自分のことが全然整理されてない』と言われたことがあるんですよ。今回のことは、自分の中では目標というか、一つの『けじめ』だと思っているんです」と松岡さん。
当初は、地元新聞を使っていくつかの制作会社にアプライしたそうだが、やはり英語の壁があり難しかったという。そして日系企業の制作としての職を得て、現在も働いている。
時間の余裕ができた松岡さんは、仕事で必要な力「デッサン力」を磨くため毎日家で勉強を続けているそうだ。
「気持の整理がひとまずついたので、日本に戻ったら今度は、プランナーという仕事にチャレンジしてみたいんです」。ワンランク上の仕事を目指すためにラフを書き起こす「デッサン力」は必須なのだそうだ。
常に自分を磨く努力を続けている松岡さん。仕事の傍ら、チュータやカンバセーションクラブを使って英語の勉強も続けている。
「この経験をフルに仕事に活かせたらいいなぁ、と…」
この姿勢見習いたい。
(取材 吉川友恵)
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