2006年5月4日 第19号 掲載

このページは、カナダをEnjoyしている留学生・ワーホリなど
短期滞在者を紹介しているコーナーです。


長谷川琴美(はせがわことみ)さん
北海道出身
学生ビザ(その後1年間就労ビザ) 


 「この6年間、自分と戦った留学生活だったと思います」と語るのはこの2月半ばで帰国した長谷川さん。

 彼女が日本を離れるきっかけとなったのは、高校時代に北海道の親善大使として南アフリカ共和国を訪れたこと。高層ビルディングとスラム街の貧富の差に衝撃を受けた彼女は「国際協力関係の仕事がしたい」と一念発起。高校卒業後、英語を学ぶためアメリカに渡った。カナダに来たのはアメリカの短大から4年制大学に編入するため。
 
 「カナダに来る前に専攻を決めなければいけなかったのですが、自分には何ができるか何がやりたいのか本当に悩みました」。突き詰めて考えた時に行き当たったのが「日本語教師」への道。「アメリカに来る前、海外青年協力隊にも興味があったんですね。その中に「日本語教師」の項目があったんです。それを思い出した時に『これだ!』と…」

 それからの長谷川さんの行動力はすごい。アメリカで日本語を教えている大学教授を調べ片っ端から「日本語教師になるにはどうしたらいいですか?」というメールを打ったという。その返事の一つに「言語学を学ぶといいですよ」とあり、彼女の専攻が決まった。「すごく面白い学問でした。3年間勉強が楽しくて楽しくて…」と長谷川さん。

 そのうちに気持ちは日本の子供たちへと向き始めた。「日本語がきちんと喋ることができないばかりに自分の気持ちをうまく表現できなかったり、コミュニケーションができない子供たちのために、学校の先生になりたい」

 帰国後は国語の先生を目指して再び勉強に励むという。近い将来、固い意志を持った国際派の先生が誕生するはず。

(取材 吉川友恵)