2006年3月2日 第10号 掲載

このページは、カナダをEnjoyしている留学生・ワーホリなど
短期滞在者を紹介しているコーナーです。


下谷 聡(しもたにさとし)さん
広島県出身
学生ビザ 


 海外生活を体験することにより今まで暮らしてきた日本の様子がより客観的にみられるようになる経験をした人は少なくないだろう。聡さんもそんな異文化体験をしてきた1人。「アルバータのカレッジで英語のクラスを取っていたら、放課後は自分の出身国の友達同士でしかつきあわない生徒が多かったんです。日本語で話せると楽だけど、自分に厳しくしないと周りに流されると感じて、敢えて色々な国の友人ともつきあうようにしていました」

 こちらでは同じ東洋人留学生でも日本人、韓国人、中国人とそれぞれに人とのつきあい方が違い、多文化の面白さを実感した。「カナダに来てからこちらの人に日本の歴史について訪ねられることが多かったので、以前は興味がなかった日本史を勉強したいという気持ちになりました」

 自国に対する関心も渡加してから高まってきた。

 日本では何でも規則が優先され融通がきかない状況が多かったが、カナダではケース・バイ・ケースで交渉してみると、こちらの意向が通る体験もあった。また、「サービス業の給仕の人の態度に対して丁寧さが欠けると批判的に感じることも多く、自分の島国根性を感じることもありました」と語る。

 高校卒業後に半年間の予定で英語を勉強しに来た聡さんは、「もっと英語力を養いたい」と滞在を延長。ホームステイ先は英語の先生宅だったため、先生の転職に伴い聡さんも一緒にBC州オカナガン地域のエンダビーに引越し、現在も同居しながら同じカレッジに通っている。聡さんは英語のクラスを修了し、昨年の9月から本科のビジネス・コースを受講し始めた。

 将来はこちらで培った英語力を活かして日本で就職するか、UBCで更にビジネスを勉強したいという。どちらにしても、いずれは自分でビジネスを起こすことが目標だ。日本ではサッカーをしていて怪我を懸念したために挑戦できなかったスノーボードをカナダに来てから始めた。

(取材 北風かんな)