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MAPLE 2005 2005年8月25日 第35号 掲載 |
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アートとオーガニックフードの島
ソルトスプリング・アイランド |
夏らしい気分を満喫しにフェリーでガルフアイランドに渡ってみようと思い立ち、ソルトスプリング島へ向かった。エアコンの効いた涼しい客室から甲板に出てみると、一気にさわやかな潮風に包まれた。幾つもの小さな小島を通り過ぎ、目的地のソルトスプリング島に到着。アートとオーガニック・フードで有名なこの島をご紹介したい。
(取材 北風かんな) |

ユニークな色と形が人気の木工スタジオ |
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日本の陶器の影響も感じられる陶芸家のスタジオ |
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| 時間の流れは“島時間”でゆったりと |
ガルフアイランドの最大の島、ソルトスプリング島は180平方km、全長 30mの縦長の島。人口1万500人のこの島にはそのユニークなライフスタイルに惹かれて世界中から年間20万人もの観光客が訪れる。
そのせいか、観光客然とした筆者にも島民は子供からシニアに至るまでフレンドリーに話しかけてくる。彼らのファッションは今流行の70年代ヒッピー風なのだが、彼らの自然に密着した暮らし振りをみていると、どうやらその頃から時間の流れが止まっているようにも感じられる。
ファーマーやアーティストが多いせいか島民には独特の“島時間”があるようで、予め調べていったお店が早く閉まっていたり、休業のはずのお店が開いていたり、この島では予期せぬことも起こり得る。 |

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| 野生のしかが庭にも出没するのどかさ |
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| 筋金入りのオーガニック・ファーム |
何といってもこの島のハイライトはオーガニック・ファーム。島全体に大小幾つものファームがあり、家畜を飼い、野菜や果物を栽培し、自給自足的な生活を営む人がたくさんいる。
農作物をローカル・マーケットに売りにいく人もいれば、絞った牛や山羊のミルクからチーズ専門店を、無添加の小麦粉を用いて、また天然発酵のベーカリーを営む人もいる。ラベンダー・ファームをオープンし、アロマセラピーオイルなどのボディーケア用品を開発するなど、島民はここでのライフスタイルをうまく生活の糧にしている。
ファームの位置は観光客用の小冊子、”The Gulf Islander”のソルトスプリング島の地図のページやアートスタジオ巡りに便利な地図、
“Salt Spring Studio Tour”にも出ている。
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| すべて網羅したくなるアートスタジオ巡り |
この島の名物、アートスタジオを見て歩きたいなら“Salt Spring StudioTour”の地図を是非、手に入れたい。スタジオ・ツアー・グループに加盟している42ヵ所のアートスタジオがどこにあるのか一見できる。
ガラス、木工、陶芸、画廊、ジュエリー、テキスタイルなどの様々なジャンルの作品が写真入りなのも分かりやすい。筆者はこの地図に沿って1泊2日の旅行で20ヵ所以上のスタジオを訪ねた。殆どのスタジオは観光客に対して好意的で、作品を売ることそのものよりも訪れた人との会話を楽しむようなゆとりが感じられた。
ポタリーのスタジオではこの10年間に行き来している姉妹都市、石川県の山中村の漆器に関する話題が持ちだされ、日本文化に興味を持つアーティストが多いことを知らされた。島の中心地であるガンジスにもアートギャラリーが軒を連ね、レインボー・ロードにあるArtcraftでは9月中旬までガルフアイランドのアーティストによる200点以上の作品が展示即売されている。
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| 島中にアートが溢れている |
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| サタデー・マーケット |
3月下旬から10月中旬まで毎週土曜日に催されるサタデー・マーケットはソルトスプリング島のメイン・イベント。中心地ガンジスのセンテニアル公園で行われるマーケットは8時半から3時半となっているが、ベーカリーや摘みたての野菜・果物はあっという間に売れ切れてしまう。
この露天のマーケット目当てにやってくる人々で毎週末のフェリーは込み合うほどの大人気。マーケットに来た人々が焼きたてのパンやデザートを囓りながらベンダーとのやりとりを楽しんでいる。
このマーケットに参加できるのは、”made it, bake it or grown it”のモットーにあるようにソルトスプリング島産のものだけ。行く前にどんな出店者がいるか調べたい人はwww.saltspringmarket.comへ。
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| 人々で賑わうサタデーマーケット |
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| さて、どんな宿に泊まろうか? |
旅行の楽しみの一つでもある宿泊先。この島には朝食付きの民宿、B&Bやコテージ、ホテル、キャンプグラウンドなど様々な宿泊施設があり、好みの宿を選ぶことが出来る。
筆者はネット(www.saltspringtoday.com)で情報を得て3週間前に予約を入れ、B&Bに泊まった。アンティークな寝室、手作りの朝食ともに快適だった。また、日本人経営のB&B『ツイン・シダーズ』は英語に自信のない方でも安心して泊まれる宿(Tel:
250-538-1678、 HP:www.yokoso.net)。ゲスト用キッチンもあるので自炊もできる。 コンピューターへのアクセスが出来ない場合は宿やアートスタジオの情報の載った“Salt
Spring Island”を事前に手に入れると便利。
上記の冊子はビジター・インフォ・センターに請求すると郵送してくれる。Tel:1-866-216-2936
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| 行き方 |
島には3ヵ所のフェリー乗り場があり、バンクーバーのトゥワッセンから(直通、もしくは他の島経由)、バンクーバー島のビクトリアとクロフトンの3方向からアクセスできる。この時期にソルトスプリング島へ行く場合は行き帰りのフェリーは予約していった方が無難。1週間前までは$15、それ以降は$17.50。車で行くとフェリー代は高くつくが島に着いてからの便利さを考えると車で行くことをお薦めする。
BC Ferriesトールフリー:1-888-223-3779
ホームページ:www.bcferries.com
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