MAPLE 2005

2005年7月21日 第30号 掲載
 
恐竜ゆかりの地
アルバータ州ドラムヘラーを訪ねて
 この夏はアルバータ州へ、というかねてからの計画。予定を組んだ矢先、なんと出発の1週間前に大雨でボウ川が氾濫した。カルガリーもドラムヘラーも洪水の地として頻繁にニュースに登場。周囲の心配をよそに、我が家のドライブ旅行は始まった。
 
 
行きのルート
 バンクーバー市内からグランビューを抜けて国道1号へ。ホープ・メリット間は有料道路コクイハラ・ハイウェーを利用。カムループスでお弁当を食べた後は、トンプソン川を横目に走り、シュースワップ湖畔のサーモンアームでコーヒーを買い、(助手席の私は)眠気を覚ます。途中、観光名所が目につくが、宿泊地レベルストークへと先を急ぐ。2日目はブルックスまで、長いドライブを覚悟。国道1号で、さらに山の間を走っていくと「マウンテンタイム」の表示が目に入った。うっかり。時差があったのだ。渋々1時間時計の針を早める。

谷間の町ゴールデンを過ぎた後、アルバータ州の標識に思わず歓声!雄大なロッキー山脈、カルガリー市内、平原地帯へと景色は移り変わる。夕方6時、ブルックス到着。いくつかのホテルはあるものの、殺風景な埃っぽい町という印象だ。レストランを捜してもやたらピザ店が多い。本当に恐竜の化石目当ての観光客はこの町に来るのだろうか?
ライティング・オン・ストーン州立公園
 朝からどしゃ降り。ダイナソー州立公園行きはあきらめ、国境沿いにも州立公園があると聞き、国道36号を南下。まっすぐな道は行けども行けども果てしなく続く。牧草地や菜の花畑の向こうに、油田があるようだ。約2時間半後、501号に入りようやく州立公園の旗を見つけた。同時に青空と晴れ間が。谷間へ降りると、あちこちに奇妙な形の岩フードゥーの大品評会の始まり。

何人かの姿に、こんな遠くまでやってきたのは我が家族だけではなかったと安心。フードゥーの間を登っていくと、1866年の先住民の戦いを描いた大岩にたどり着く。これがこの州立公園の名前の由来。子供と一緒でも1時間半で歩けるトレイルだ。あたり一面の荒野と岩石は小規模なグランドキャニオン? 遠くても行く価値あり。
世界遺産、ダイナソー州立公園
 ブルックスの町から車で30分。500体もの恐竜の化石がここで発掘されたという。キャンプ場も隣接。辺り一面は氷河に浸食されたバッドランドだ。ツアーに参加するには予約が必要。化石を掘りに行くガイドウォークは、大雨の影響で中止されたが、私達はガイド付きツアーに参加した。

●403-378-4344
世界遺産、ヘッド・スマッシュド・イン、バッファロージャンプ
 またもや予定外の観光。カルガリーからレスブリッジ方面へと再び南下。国道2号を走ること約2時間。大平原の中に突然現れた断崖。銃のなかった時代、先住民たちはどうやって多数のバッファローを一度に捕らえたのだろうか?博物館ではそのなぞを解説。(6歳の息子はちょっと気味悪がっていたが)。

●入場料大人$8.50 子供$4.50  
ヘリテージパーク
 カルガリー市内。蒸気機関車や馬車に乗って、古き良き時代の西部平原地帯での生活様式や建物を見学。ミニ遊園地も設置。博物館めぐりに疲れたら、観覧車に乗って気分爽快。

●乗り物券付き入場料大人$22 子供 $17 
ロイヤル・ティレル博物館
 ドラムヘラーまでは、カルガリーから国道9号を北東へ車で1時間半。有名な恐竜やマンモス像、海の生物の化石の展示やビデオなど。追加料金でガイドウォークもある。入場券は一日有効。私達はダウンタウンでの昼食後にまた足を運んだ程、見るものいっぱい。

●入場料 大人$10 子供$6
www.traveldrumheller.com
帰りのルート
 カルガリーを出て国道2号から22号に入り、牧場や小高い丘を抜けて走る。クローズネストパスでは1903年の崖崩れ現場が当時の悲惨な事故を物語っている。国道3号を西へ、午後はひたすら木々に囲まれたBC州内陸部の景色を楽しむ。宿泊先のクレストンは山に囲まれ非常に暑い。太平洋時間へ時計を1時間戻し、得した気分で屋外プールへ。翌朝クートニーベイまで車を飛ばし、フェリーでクートニーレイクを横断。地元の人達が多いのに気づく。フェリー料金が無料というのもうれしい。

下船後、かなりカーブの多い山道を3時間かけて走る。今度は小さないかだ風フェリーでアローレイクを横断。途中嵐に見舞われたものの、バーノンに午後4時着。最終日は97号でケローナに寄り、メリット経由でバンクーバーへ。予定変更で、アルバータ州内を南北に2度行き来したため、走行距離は4000キロに達した。
旅のメモ!
アルバータ州では…
●蚊が多い。Tシャツの上からでも刺してくる。
虫除けスプレーが活躍。
●州税がない。大きな買い物をするならお得。
●ドラムヘラーで迎えたカナダデー。
パレードの車から投げられたお 菓子を子供達が拾う。
ハロウィーンみたいだ。
MAP
(取材 ルイーズ阿久沢)