MAPLE 2005

2005年6月16日 第25号 掲載




世界のみんなと四駆で大冒険の旅!
トレックアメリカ

 
 普通の旅では飽き足らない、そんな好奇心旺盛のあなたに打ってつけのアドベンチャー・ツアーがある。72年から30年以上もの歴史のあるトレックアメリカがそれだ。ドライバーガイドを兼任するリーダーと、最大13人の参加者が1台のバンに乗り込み、キャンプや自炊、ハイキングなどのアクティビティを通してアメリカ大陸を堪能する、

豪快な冒険旅行である。近々参加予定という、HISバンクーバー支店の森美也子さんに、このツアーの魅力を語ってもらった。
 
 
世界45ヵ国から参加するメンバー
 南北のアメリカ大陸を隈なく網羅したトレックアメリカ社が運営するツアーコースは70 種以上にも及び、18歳から38歳までと年齢制限のある「トレックアメリカ」の他、家族での参加も可能な「フットルース」や「トレックアドベンチャー」などもある。前者は若者中心であるだけに若干ハードなメニューが多く、後者は自然・歴史・文化を基盤にしたものが多い。

また、ニュージーランドやオーストラリアでのツアーも開催されており、こちらも年齢無制限だ。人気はやはりトレックアメリカで、世界45ヵ国から若者が集まってくる。最大13人というメンバー内でも、平均6ヵ国から構成されるというインターナショナルぶりである。特に、ヨーロッパやオーストラリアからの若者の参加が目立つ。
四駆だから道なき道もへっちゃら!
 短いもので1週間、長いコースだと2ヵ月以上をかけて周るこのトレックアメリカは、普通のツアーでは行かない場所や、個人では不可能な場所へも行けるのも、魅力の1つ。例えば一般では入れない先住民族の居住区でキャンプをしたり、大型バスでは行けない大自然の奥地まで行ったりということも容易にできる。

リーダーは、地元を知り尽くした冒険のエキスパートばかりで、天候やメンバーの体調・希望によって柔軟にコースや予定を変えてゆく。時間通り、予定通りに行かないのはこの旅の醍醐味でもある。

また、リーダーによっても旅はガラリと変わる。1日何時間も運転し、ガイド役もこなし、メンバーを取りまとめる強靭な役割なのだが、なんと女性のリーダーも大勢在籍する。そのリーダーを中心に、一行は家族のような一体感で結ばれる。
旅の終わりに婚約したカップルも
 寝泊りは、テントまたは格安のホテルが主。時には原住民族の伝統的な小屋に宿泊することもある。寝袋以外のキャンプ用品は全て用意されているが、食事は自炊が基本。食費は1人1日7ドル(US)で、それを軍資金にスーパーへ買出しに行き、みんなで調理する(グループごとにルールは様々)。当然のことながら、国際色豊かなものとなる。

みんなで街へ繰り出して外食したり、バーへ行くこともある。力を合わせて生活するツアーメンバーの絆は、日を追うごとに深くなってゆく。「みんなが互いに慣れるのに数日を要します。できたら2週間以上のコースがお勧め」と、森さんは言う。

ツアー終了後もメンバーは連絡を取り、互いの国を訪ね合うなどの交流が続く。ツアー中に仲良くなり、ラスベガスで結婚式の予約をして帰ったカップルもいるとか。
一般の観光旅行にはない自然との一体感
 コースには、グランド・キャニオンやモニュメントバレー、アーチーズなどのアメリカの国立公園への観光も多く含まれるが、ただ眺めるだけでは終わらないのがこのツアーだ。何時間もかけてハイキングし、壮大な自然の芸術を体感する。

オプショナルツアーも充実していて、急流下り・カヤック・ジープツアー・乗馬・スカイダイビングなどのアドベンチャー系から、アミューズメントパーク・ショー・リムジンツアー・美術館などのシティ系まで各種勢揃い。自由時間もたっぷりある。滞在先で、他のトレックアメリカのグループと出くわすこともあり、合流して大宴会ということも茶飯事である。
リピーターも多いトレックアメリカ
 多くのコースがある中、創業から変わらず1番人気なのは、アメリカ大陸横断21日間の「Southern Sun」だ。森さんは、「まずは2週間くらいのものに参加してみて、気に入ったら長いコースへ」とアドバイスする。

メンバーは個人での参加が多い。実際、何度も参加するリピーターが非常に多い。バンクーバーから参加、日本へ帰国後も参加し続けている人もいる。費用が安いのもありがたく、現地までの渡航費用は各自持ちだが、あとの移動と宿泊・食費を含めても、1日100ドルもあれば足りる。

そして世界中の人々と親友になれる。どんな勉強よりも国際理解と人生体験になるに違いない。これからの季節は特にお勧めのこのツアーは、申し込みも全世界からなのでお早めに!
 
トレックアメリカ・インフォメーション
■費用:650usドル〜
* チップ・食費・ホテル代・現地までの交通費・オプショナルのアクティビティは別途)
■出発地:各コース別に現地集合
■ウェブ:http://www.trekamerica.com/
■HIS:http://www.his-van.com/
*トレックアメリカは、旅行代理店各社で取り扱っています
(取材 藍智子)