MAPLE 2005

2005年6月9日 第24号 掲載




キャンンプシーズン到来

 
  快適に屋外で自然とふれあうことのできる季節。キャンプは夏のレジャーとして地元カナダ人にも人気だ。州内の400ヵ所以上の州立公園でキャンプが楽しめる他、KOAのような民営のキャンプ場もある。政府運営でもキャンプ場によってはシャワーが利用できるなど、施設が整っている。
 
折りたたみの椅子があると快適! キャンプファイヤーでなんとチキンの丸焼き。太目の枝にチキンを刺して、じっくりロースト。 7月中なら高山植物の花畑が美しいマニングパーク。 夏は周辺でウォータースライドなど、アトラクションも豊富なカルタスレイク。
 
 州立公園のキャンプ場の場合は様々なルールがあるので、チェックしておこう。例えば、多くはペット連れ不可。大丈夫でも、湖畔のキャンプ場ならビーチには連れて行けない、あるいは特定のビーチのみ可能など。パンフレットを入手する(電話1-800-689-9025または604-689-9025)か、Ministry of Water, Land and Air Protectionのホームページで調べておこう。焚き火用のファイヤー・リングがある場合は、そこで火をおこすこと。他の場所では不可だ。
 
  キャンプファイヤー用の薪は、事務所などで販売しているところもあるが、どこでも売っているわけではない。以前はキャンプ料金に薪も含まれていたことがあるそうだが、今は購入の必要がある。薪を売っていないキャンプ場で、持参するのを忘れても、近くのガソリンスタンドなどで入手できることも多い。ファイヤー・リングがない場合は、立ち木や切り株などから最低でも三メートルほど離れたところで、火をおこすこと。また、火を消すための水やショベル(砂をかけるため)を準備しておこう。

 さらに、ここ数年、森林火災の懸念から、キャンプファイヤー禁止措置が取られている。禁止だと、料理のメニューも変わってくる。出かけてから、キャンプファイヤーができないとわかっても、簡易バーベキューなどを持っていっていないと、ホットドックにしようと思っていたのに、料理ができないので、ニュースに注意しておくか、問い合わせしてから出かけたい。

 予約システムのあるキャンプ場の場合は着いたら、入り口もしくは事務所で手続きをする。先着順にサイトを確保するキャンプ場の場合は、とにかく場所を取ってしまうと後で集金に来る。予約システムのあるところは、事務所でサイトの番号を確認。割り当てられたサイトにテントを張る。間違って、自分たちのサイト以外にテントを設営しても、後で移動しなければならないので注意しよう。

 州立キャンプ場では、アルコールは自分たちのキャンプサイト以外の、例えばビーチなどでは禁止だ。音楽を聴くときも、周囲の迷惑にならないよう、ボリュームには注意したい。

 キャンプに慣れていない人に気をつけて欲しいのは、ゴミや食べ物。自然に近いカナダだから、寝るときテントにお菓子などを入れておく、あるいはテントの側に出しておくと、アライグマなどの動物が来てしまう。クマの出るところなら大変だ。クマでなくても危険だ。寝る前には車内に移そう。ゴミはゴミ箱に捨てる。
 
キャンプグッズ
 ここ数年、テントをはじめとするキャンプグッズは、どんどん便利に進化して、安くなった。折角のキャンプだから、自然に近い状態がいいが、便利グッズは利用するのもテだ。
 
持ち物リスト
テントタープとロープ 
  なくてもいいが、雨の中でキャンプをする場合、雨水を防ぐことができる。ロープは湖畔のキャンプ場などが多いので、泳いだ後、水着やタオルを干しておくと気持ちがいい。

エアマットレス
 マットでもいいが、空気が入っている分、快適だ。ふくらませるのが大変なので、電動空気入れがあれば早くて楽チン。

スリーピングバック(シェラフ)
 ダウン(羽毛)のものもあるが、ドライクリーニングが必要なので、汚すことが多い子どもがいる家庭は、避けたほうが無難。

ランタン、トーチ
 キャンプファイヤーができるなら、なくてもいいが、シトロレナのトーチタイプなら虫除けにもなる。

懐中電灯
 手で持つものとヘッドタイプ。 ヘッドタイプのものがあれば、夜トイレに行く時など、手があくので便利だ。電池切れに備え、忘れずに電池も持参しよう。

枕、毛布、布団
 毛布や布団まで?と思うがカナダ人は結構、持ってきている。「スリーピングバックだけだと寒いから」というのが理由とか。

マッチ、ライター、着火バーナー

 キャンプファイヤーができるなら薪。着火時の新聞紙など。

軍手、洗面用具、タオル、布巾
ティッシュペーパー、トイレットペーパー、
ウエットティッシュ、雨具、救急用品、虫除け


着替え
 朝晩は冷え込むことがあるので、フリースなど防寒のために持参したい。湖などでは水着も忘れずに。
 
料理
食べ物
 新鮮な空気を吸っていると、お腹が空くのも早い。スナック類は多めに。クーラーボックスがあると便利。子どもと一緒ならマシュマロ、グラハムクラッカー、チョコレートでスモアを。あるいはマシュマロのロースト。



食器、箸、スプーン、フォーク

 環境のことを考えると、キャンプ用のプラスチック製などを持ってきてほしいが、洗うのが面倒と、紙製品を持参する人もいる。


 鍋を使わない料理にするなら不要。でも、バーコレーターなどがなく、温かいコーヒーやお茶が飲みたい場合は忘れずに。

ゴミ用袋
  ゴミ箱はあるが、まずスーパーなどの袋に入れて持っていくため、大目に持っていると便利。

缶切り・オープナー、包丁

折り畳みのイス
折り畳みピクニックテーブル
キャンプ場にはピクニックテーブルがあるが、余分に持っていくと便利。

なべつかみ、ふきん、テーブルクロス
テーブルクロスはピクニックテーブルに敷くため。必ず必要なわけではない。

ヒバチと呼ばれる小型のプロパン・バーベキューやお湯を沸かすバーコレーター
 キャンプファイヤーで賄う人もいるが、あると便利だ。キャンプファイヤーが禁止の時期は必需品となる。ピクニックテーブルに小型バーベキューを置くスペースがある場合は、そこを使おう。
 
 一、二泊でなく、一週間ほど夏休みにオカナガンなどへ遠出をして、ホテルやモーテルでなく、キャンプをしても楽しい。
 
バンクーバー周辺の主な州営キャンプ場
名称
場所/特徴
キャンプ料金(一晩) キャンプサイト数
Alice Lake スコーミッシュの北、約13km。人気のキャンプサイトなので早めの予約が必要(つまり予約可)カヤックのレンタル、レッスンやFour Lakes Trailは全長8kmの快適なハイキングトレイル。MTBで走ることもできるが混みあう5月から9月は一部、MTBは禁止。
$22.00
108
Birkenhead Lake ペンバートンの北東55km。砂浜のビーチあり。
$14.00
94
Brandywine Falls ウィスラーとスコーミッシュの間にある、Daisy Lakeと滝の眺望が美しい。MTBも楽しめる。予約システムなしで先着順
$14.00
15
Chilliwack Lake チリワックの南東64km。湖畔のキャンプサイトで、ビーチもあるので水泳も楽しめる。
ウォータースキーや特に午後からは風が出るのでウィンドサーフィンもできるとか。先着順
$14.00
146
Cultus Lake チリワックの南13km。夏のリゾートでもあるので、ウォータースライドなど遊び場も豊富。キャンプ場はDelta Grove, Entrance Bay, Maple Bay の4ヵ所あり、お湯の使えるシャワーもある。予約が可能。
$22.00
281
Golden Ears メープルリッジの北11kmと比較的近場なので、ローワーメインランドの住民には人気。Alouette とGold Creekにはシャワーあり。
$22.00
408
Kilby アガシズの西15km。ハリソン川に面していて、川で水遊びができる。バンクーバーからだとハリソンホットスプリングスの手前。
$20.00
22
Manning Park バンクーバーから車で3時間と少し遠いが、MTB、湖で泳いだり、カヌーが楽しめる他、ゴーファー(地リス)が見れるので、子ども連れに特に人気。
予約可能
$14.00
355
Porteau Cove バンクーバーの北38km、ブリタニアビーチから約10km南。ビーチはあるが、砂利なので、ビーチ・シューズを忘れずに。予約可能。
$22.00
60
Sasquatch ハリソンホットスプリングスの北、約6km。ハリソン湖に面したキャンプ場。ハイキングコースやカヌー、ウインドサーフィン、ウォータースキーなどの
スポーツも楽しめるし、ちょっと足を伸ばして、ハリソンで日帰り利用の温泉を利用してもいい。予約可能
$14.00
177
Skagit Valley ホープの西、約3km、アメリカとの国境に近い。Ross Lakeは砂浜があるし、カヌーやカヤックも可能。先着順
$14.00
131
Sunshine Coast
(Saltery Bay)
サンシャインコーストのSaltery Bayのフェリーターミナルから北へ約1km。海のビーチで遊ぶことができる。
$14.00
42

その他、州立公園はMinistry of Water, Land and Air Protectionのホームページ で検索。
http://wlapwww.gov.bc.ca/bcparks/explore/explore.htm

 
(取材 西川桂子)