MAPLE 2005
2005年1月13日 3号 掲載
今年こそ泊まりたい!フェアモントホテルバンクーバー・フェアモントエムプレス
フェアモント・ホテルはカナダを代表する最高級ホテル・チェーンの一つ。シャトー風の贅沢な建物が多く、エレガントなサービスでも知られています。
カナダを旅するなら、さまざまな歴史を物語るこれらのシャトー・ホテルに一度は泊まってみたいですね。
エムプレスの南側にあるバラ園の散策も楽しい |
◆大陸横断鉄道の夢と共に生まれたシャトー・ホテル
現在、フェアモント系のホテルになっているシャトー・ホテルの多くは、かつて「CPホテル」として知られていました。
カナディアン・パシフィック鉄道(CPR)はカナディアン・ナショナル鉄道と競いながら、大陸横断鉄道を運営していました。
鉄道が運送と交通手段の花形だったとき、CPRは列車で優雅な旅をする上流階級の人々を迎え入れるために、沿線の主要都市にシャトー風のホテルを次々に建てていったのです。
この鉄道の黄金時代の雰囲気はフェアモントになってからも、たっぷりと残されています。
シャトー・ホテルに泊まるときは、日程をゆったりとって、ホテル自体を十分に楽しむように計画を立てましょう。
夏にはアフタヌーンティの予約でいっぱいになるエムプレスの旧ロビー |
◆「ティー・カップ大作戦」で救われたエムプレス
ビクトリアといえば、蔦のからまるエムプレス・ホテルでのアフタヌーンティ。
1908年にオープン以来の伝統です。
アンティークの家具で飾られた本館の旧ロビー(現在は宿泊客用のロビーは別に作られています)は、エドワード王朝時代の雰囲気がそのまま残されていて、港から吹いてくる爽やかな風を感じる夏も、暖炉に暖かそうな火が燃える冬も、どちらも素敵なティータイムが楽しめます。
このアフタヌーンティは宿泊客でなくても、もちろんオーダーできますが、自分の部屋からロビーに降りてくる気分は格別です。
エムプレスは、フランシス・ロッテンベリーという波乱万丈の人生を送った若い建築家の代表作の一つです。
ゴシック様式を基礎にロッテンベリーらしい奔放なアイディアが生かされていて、彼の作品はどれも興味深いものです。
ところが、1965年にこのエンプレス・ホテルを立て替えようという動きが出たのです。
もちろん市民は大反対。
「ティー・カップ大作戦」と名づけられた市民運動が始まり、とうとう大規模な補修工事をすることで保存が決まったそうです。
このホテル、とりわけアフタヌーンティがどれほど愛されているかがよくわかりますね。
◆幽霊話の大好きな人にもおすすめ
古いお城のようなフェアモント・ホテルには幽霊話がたくさんあります。
とは言ってもホラー映画のような怖い幽霊ではありません。
むしろ妖精との出会いのようなロマンチックな雰囲気のお話ばかり。
エムプレスにも、今はエレベーターになっているところから登場する可愛らしいメイドさんの話や、両親を探す迷子の女の子の話などが伝わっているそうです。
このホテルにはリタ・ヘイワードやダグラス・フェアバンクスのような古き良き時代のスターから、ハリソン・フォードやジョン・トラボルタなどの現代のスターまで、たくさんのセレブが宿泊しましたが、その人たちも可愛い幽霊に出会ったのでしょうか?
エムプレスでの宿泊なら、「Morning Spa Afternoon Tea Experience」という宿泊パッケージがおすすめです。
世界的に有名なウィロー・ストリーム・スパでのフェイシャルとアフタヌーンティが宿泊にセットされたもので、オフシーズンの料金は$419。友達やカップルで心も体もきれいになる小旅行はいかが?
◆自分へのご褒美にぴったりと贅沢な一夜
バンクーバーの中心にそびえるシャトー・ホテルは、フェアモント・ホテル・バンクーバー。
地元に住んでいる人には宿泊のチャンスもなかなかないですが、何か自分にとって大事な記念日になるようなときにいかがですか?
少しおしゃれしてディナーを楽しむためのドレスはぜひお忘れなく。
また、ここのプールは全部の壁がガラス張り。
周辺をビルで囲まれてはいますが、星空の下でゆったりと泳ぐ気分は最高ですから水着も必携です。
ホテル・バンクーバーにも本格的なスパがあります。
自分へのご褒美ならスパ・トリートメントの時間をたっぷり取るのがベストでしょう。
トリートメントの後、すぐに自分の部屋でくつろげるのも、宿泊している人の特権ですね。
もちろん素敵な恋人と特別な日を祝うにもシャトー・ホテルはぴったり。
「The Art of Romance Package」はいかが?部屋には発泡酒とチョコレートが用意され、お部屋でゆっくり朝食を楽しむこともできるし、チェックアウトが午後3時というのも嬉しいですね。
今なら料金は一泊$279とお手ごろです。
エムプレスは海側の部屋を指定するのがおすすめ |
◆案外新しいホテル・バンクーバー
今ではバンクーバーの象徴とも言える、ホテル・バンクーバーですが、実は今の建物ができたのは1939年。
案外新しいですね。
でも建設にはなんと11年もかかったのです。
途中の5年間は大恐慌の真っ只中で、工事はなかなか進まなかったようです。
それだけに、完成時の喜びは大きく、市民たちも「バンクーバーの誇り!」と大歓迎したそうです。
建物は1990年に大規模な改装工事が行われ、ここの幽霊たちはあまり頻繁には登場しなくなったようです。
しかし、ホテルのジョージ王朝風のエレガントさはそのまま。客室の家具もアンティーク調でまとめられていますから、ゆったりとくつろぐことができます。
フェアモント・ホテルの宿泊はwww.fairmont.com で予約できます。
お得な宿泊パッケージもぜひチェックしてみましょう。