9月より半年間の予定でバンクーバーに滞在中のケエコさん。 現在、ダウンタウンにある語学学校で英語を習得中だ。
まるで昔からの親友のように明るく軽快に語るケエコさんは、驚いたことに記者の母と同い年。長年勤務した映画配給会社を退職後、「自分の人生をより豊かにしたい」という思いで、来加を決心。敢えてツアーではなく半年にも渡る語学研修を選んだのは、地元の人々や生活に触れてみたい、生の英語を肌で感じる環境に身を置きたいという思いからだった。
既に独立した2人の息子さんの反応はというと、「お母さんらしい。頑張って行ってきて」と明るく前向き。今はまだボキャブラリーが少なく、スムーズに会話できない悔しさを感じているそうだが、そんな弱気のかけらも見せず、英語環境の美容院や靴屋さんなどに果敢にチャレンジしているそうだ。「脳みそって年齢に関係なく、使えば使うほど良いらしいの。それを信じて今はひたすら頑張っています」とエネルギーに満ち溢れている。
失礼ながら、「熟年からのスタートに不安はなかったのでしょうか?」との質問には、「不安やカルチャーショックはなかった。『何かいいことないかな』と常に好奇心を持っているから楽しい。今は見えなくても、好奇心を持っていればきっと道が広がる。Enjoy
my lifeがモットー」と笑顔で語ってくれた。
「日本では他力本願になりがち。でもカナダでは自分で目標を見つけなくてはいけない。その緊張感が好き」と何事にもポジティブなケエコさん。取材の後、記者の胸に爽快感が残った。
(取材 宮田智恵)
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