ふんわりと優しい雰囲気を持つ大学3回生の小出さん。8月17日から約2週間、インターンシップの学生としてバンクーバーにやって来た。
国際コミュニケーション学部に通う小出さんにとって「インターンシップ」は通らなければならない関門。ほとんどの学生が日本国内の企業に行くなか、小出さんはあえてカナダの日系企業を選んだ。
「母親が英語教育に熱心だったので、子供の頃から英語には接してきたんです」と小出さん。中学生の時に学校のプログラムでイギリスに1ヵ月留学した経験もあり、常に意識は海外に向いていた彼にとってこの選択は自然なものだったらしい。毎日
時から夕方5時までの仕事。パソコンで文字を打ち込んだり、文章を校正したりとデスクワークが続いたが、すべてが新鮮で楽しかったという。
カナダに来て驚いたのが「バスが停留所名を告げないこと」と笑う小出さん。毎回、運転手に行き先を告げて乗っていたそうだが、乗り合わせたほかの乗客が助けてくれたこともあるという。その親切にまた驚いたそう。
一方で日本の友人や家族の大切さも実感した。来てすぐの週末を一人で過ごしホームシックになった小出さん。「日本では自分のことばかり考えていた気がします。一人でここに来て『あぁ自分は人に支えられていたんだなぁ』って」。
大学卒業後は海外の大学に進むことも考えているという小出さん。短い滞在だったが彼の夢は確実に育ったようだ。
(取材 吉川友恵)
|