バンクーバーに来て間がない時に語学学校で「君、もう長いこといるよね」と職員に語りかけられたというノザキさんは飄々とした雰囲気を持つ人。友達いわく、いつも何となく自然に周囲に溶け込んでいるそうだ。
5月7日に学生ビザでやってきた。現在の語学学校には7ヵ月通う予定だ。その後はビジネスが学べる専門学校に移りたいとの希望もある。
ノザキさんは今年の3月に日本で大学を卒業したばかり。「このタイミングでやって来たのは今しかない、と思ったんです。一旦、就職してしまうと辞めるのが難しいじゃないですか。でも、けっこうみんな仕事を辞めて来てますね」と笑う。
日本では決して真面目な学生とは言えなかったそうだが、カナダではいつになく勉強に励んでいるという。最初の一ヵ月間はホームステイ先の自分の部屋で、二ヵ月目からは友人と近くの図書館で自習するのが習慣だ。「留学費用を親が出しているので、最低限の英会話能力は身につけて帰りたいんです」とノザキさん。
日本での就職活動は専攻が化学系だったので大手薬品会社などが主だったが、来年は英語を身につけて選択肢を増やしたいとも考えている。「五つ上の姉がロンドンに留学経験があって空港の貨物会社で働いているんですが、その影響があるのかもしれません」。
ゆったりとした雰囲気のカナダが好きだというノザキさん。肩に力が入らない自然体の彼を見ていると意外とカナダ生活に馴染んでいるような気がした。
(取材 吉川友恵)
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