MAPLE 2004

2004年9月 36号 掲載


エンジョイ!サイクリング

 

チャイルドトレーラー、驚くほど軽く感じる。

  残暑がつづくバンクーバーの夏。次第に日が短くなってきているが、まだまだアウトドアシーズンだ。どこへ行っても見所があり、絵になるのがバンクーバーのいいところ。そんなスポットを探しに自転車で出かけてみるのはいかが。 

まずは情報収集

 せっかく走るのだから快適に、安全に走りたい。どんな道がサイクリングに適しているのか、本屋に行くと何冊かバンクーバー周辺のコースを紹介した本もある。

しかし、安く情報を集めるには、トランスリンクが発行している「リージョナル・バンクーバー・サイクリング・マップ・アンド・ガイド」(3・95 ドル)がお勧め。マウンテン・エクイップメント・コープのようなアウトドアショップや、普通のスーパーのレジの周辺でもさりげなく売られている。

人気のルート紹介
スタンレー・パーク・シーウォールおよびシーサイド・バイクウェイ


 スタンレーパークの外周をめぐるコースは、スタンレー・パーク・シーウォールと呼ばれている。

ブロックトン・ポイントならば駐車場も広いのでスタート地点として最適だ。

 ここから反時計回りにサードビーチ、セカンドビーチを巡り、ロストラグーン脇をぬけてスタート地点に戻るか、そのままイングリッシュベイ・ビーチを下り、フォールスクリークに向かうこともできる。

  フォールスクリーク外周のコースはシーサイド・バイクウエイと呼ばれ、北岸から南岸、グランビル・アイランド、そしてキツラノ・ポイントまでサイクリングが可能。距離は両方のコースをあわせて10 キロメートルぐらい。

パシフィック・スピリット・リージョナル・パーク

 UBCの手前にあるパシフィック・スピリット・リージョナル・パーク内のコースもお勧め。

スタート地点としては、4915ウェスト16アベニューにある公園管理事務所がいいだろう。

 ここで無料のガイドマップがもらえる。公園内のほとんどのコースは未舗装だが、よく押し固められているのでレーサータイプの細いタイヤの自転車でも大丈夫だ。さらに アベニューにそって舗装されたコースもある。

ウェスト・ダイク・トレイル


 リッチモンド市の大部分であるルルアイランド、この外周をめぐる堤防がトレイルとなっている。スタート地点としては、リバーロードの西端、テラノバがお勧め。

 ちょっとした駐車場やトイレもあり、フレーザー側をはさんだ北側の国際空港に離発着する飛行機を眺めるだけでも気分は爽快。

ここから約5キロ、ジョージアストレートに面したウェスト・ダイク・トレイルを潮風に吹かれながらサイクリングするのは最高。やがてスティーブストンのゲーリー・ポイント・パークに着く。

 また、国際空港の北側、シー・アイランド・バックロードをアイオナ・ビーチ・リージョナル・パークから往復すれば、様々な野鳥にも出会える。

安全・快適なサイクリングのために

 ヘルメットは必須。また、視認性の良い明るい色の服を着用するなど、自分の存在をまわりにアピールできるようにする。長時間サイクリングする場合は、同じ体勢のまま日光にさらされるので、日焼け対策もしっかりと。グループで走る場合は一列になって走る。

 子供が小さい場合は、自転車の荷台に装着するチャイルドシートや自転車につなげて引っ張るトレーラーなどを利用すれば家族でサイクリングが楽しめる。

 また、QICでは、マウンテンバイクのレンタルもおこなっている。あれば重宝する自転車。ダウンタウン周辺のレンタルバイクは1日単位だし割高なので、週単位でレンタルできるこのサービスを利用して、夏のバンクーバーでの行動半径を拡げてみるのも悪くない。自転車のほか、ヘルメットや鍵のレンタル、盗難保険もあるので、詳細をQICに問い合わせてみては。

QIC連絡先
QIC Wholesale & Outlet
住所 #201-1675 W. 4th Ave. Vancouver
電話 (604)685-7119


よりダイナミックに
 自転車を楽しみたい人は


 実はバンクーバーおよび周辺は知る人ぞ知る「ノース・ショア・ライディング」と呼ばれる、マウンテンバイクで様々なところを駆け巡るスポーツで世界的に有名な場所なのだ。

 主流は山道だが、切り株に一本橋を渡したり、はしごでスロープなどを作るなどして人工的に難易度を高めているのが特徴。凝った人になるとバイクにもいろいろと工夫をするなど、その熱は年々高まるばかり。

 そんなマニアックな世界にいきなり入るのはちょっと…という人でも、ウィスラーのゲレンデを利用したダウンヒルは初心者コースから上級者コースまであり、楽しめること間違いなし。

マウンテンバイク・ダウンヒルのメッカ、ウィスラー

 今や夏のウィスラーはマウンテンバイク天国。何本ものコース(トレイル)が整備され、スキーを楽しむのと同じ感覚でマウンテンバイクのダウンヒルを楽しむことができる。

 一日券、二日券などのパスを購入してリフトでゲレンデを登り、難易度別に色分けされたトレイルの表示に従って斜面を豪快に下るだけ。

  色分けはスキーと同じで、緑が初心者、青が中級、黒一個が上級で黒二個は超上級といった具合だ。

 ウィスラーのスキー・スノーボード・マウンテンバイクのショップ、スパイシーで働く渡辺さんにトレイルについて伺ったところ、初心者にはEZ Does It、中級者にはB-Lineかそれよりちょっと難易度の高いFantastic、上級者ならDirt MerchantかA-Lineがお勧め、とのアドバイスをいただいた。

  他のトレイルはテクニカルトレイルと言い、岩や根ででこぼこした複雑なトレイルで、とても一般の人には無理なのでお勧めできないとのこと。今年オープンしたGarbanzo Expressも上級者オンリーだ。

 ゲレンデのふもとには、落差約3メートルのがけを飛び降りるGLC Dropがあり(ランクは黒ふたつ)、度胸だめしに最適。

ダウンヒルを安全に楽しむために

 利用上の注意点は、後ろから早いライダーに追いつかれた場合は減速して先に行ってもらう、コースをふさぐ形ではバイクを止めない、降りないなど。

コースによっては歩いてもおりられない場所もあるので、下り始めて「ヤバイ」と感じたら即座にもどること。

 また、体のプロテクトもしっかりと。ヘルメットはフルフェイスが望ましく、エルボーパッド、ニーパッドにグローブも必須だ。

  スパイシーではマウンテンバイクと同時に、こうしたアクセサリー類もウィスラー1・2を争う低価格でレンタルしている。さらに「バンクーバー新報の記事を見ました」と渡辺さんに声をかければ、 パーセント割引の特典が得られる。

 レンタル料、およびこのウィスラー・マウンテンバイク・パークについての詳細は、スパイシーの渡辺さんまで問い合わせを。

 また、このダイナミックなノース・ショア・ライディングのテクニックを存分に写したDVD、north shore eXtreamが前出のQICで購入することができる。ひそかに有名なバンクーバーのスタイルを紹介する、ちょっとこだわりのお土産に最適だ。  

スパイシー(渡辺さん)連絡先
SPICY (Le Chamois shop)
住所 #110-4557 Blackcomb Way,
(Le Chamois Hotel 内)Whistler, BC V0N 1B4
電話 (604)905-2777または(604)938-1111
Web Site www.spicysports.com
ウィスラー・マウンテンバイク・パークの
ウェブサイト連絡先
http://www.whistlerblackcomb.com/bike/  (取材 平野直樹)