MAPLE 2004
2004年7月 31号 掲載
ローズガーデン、バラのトンネル |
バンクーバーアイランド南端に位置するブリティッシュ・コロンビア州都ビクトリアは、この時期一年で最も美しい季節を迎える。
街中に鮮やかな色とりどりの花々が飾られ、燦々と降り注ぐ太陽の下で、人々がのんびりと時間を過ごしている。
雨が多いバンクーバーとはちがって、ビクトリアは年間雨量が少なく、いつも太陽が微笑んでいるリゾート地。東に太平洋、西にガルフ諸島、南にはシアトルとここからいろいろな遊びが楽しめる。
バンクーバーとは全く違った顔を持つビクトリアを今回は1日旅行気分で紹介しよう。(取材 三島直美)
◆花の天国、ブッチャート・ガーデン
朝早起きしてツワッセン港から9時出発のフェリーに乗り約1時間半、ビクトリアの北にあるスワーツベイ港に到着。ここから 分ほど車で南下するとブッチャート・ガーデンに到着。朝早くから大勢の観光客が訪れるビクトリア一の観光スポット。
一年中美しい花が咲き誇っているこの庭園は、この時期最も多くの種類の花や木々を楽しめる。
1904年から人々の憩いの場として提供されているこの庭園は、ポートランドセメント製造のパイオニア、ロバート・ピム・ブッチャート氏の婦人が、採石場跡地の外観に心を痛めブッチャート家の造園計画にこの地を含めたことが始まりで、現在は約
エーカーの広さを誇っている。
ブッチャート・ガーデン内、サンケン・ガーデン |
庭園出発地点から矢印に沿って歩いていくと、眼下に突然眩しいほどの庭園が広がる。これがサンケン・ガーデン(沈床庭園)。赤、黄色、紫、ピンク、白と色とりどりの花々が出迎えてくれる。
ここからの眺めは圧巻で絶好のフォトスポットになっている。
他にも、日本庭園やバラ園、イタリア庭園などテーマごとに造園されていてとても美しい。時間が許せば、のんびり過ごしたい場所である。
◆パフォーマンスも楽しい憩いの場、ジェームス湾周辺
ブッチャート・ガーデンをあとに、南へ向かう。途中海岸線を走り、カナダハイウェイ(国道)1号線出発地に寄り道して、ダウンタウンに到着。レストランで昼食をとったあと、ビクトリアの街を散策した。
ジェームス湾の港を囲むように町並みが造られているビクトリアで、港の真正面に堂々とした風格でイギリスの薫りを漂わせているのがエンプレスホテル。
ツタが絡まっている姿が印象的で、ホテル内のカフェ、アフタヌーンティーを楽しみにここを訪れる人も多い。ホテルの斜め向かいに見える緑の帽子をかぶったような建物が州議事堂。
中を見学することもできる。夜になるとライトアップされ、とってもロマンチックな雰囲気を醸し出す。
真夏のジリジリとした太陽光線が照りつける中、ハーバー周辺ではさまざまなパフォーマンスが繰り広げられている。パントマイムやギター演奏、似顔絵などなどとてもにぎやか。
ビクトリアは観光客が多く、みんなのんびりと時間を過ごすため、ここで日光浴しながらパフォーマンスを楽しむ人の姿もよく目に付く。周りにはパブやレストランがあり、一日中いても飽きない。
◆お土産物店が並ぶガバメント通りとシーフードが楽しめるベイションスクエア近辺
エンプレスホテル前の通り、ガバメント通り(Government Street)を北へ向かって2、3ブロック歩くとそこから両側に店がずらりと並ぶ。
観光客がひしめくこのあたりはお土産物屋さん通り。ロジャーズチョコレート本店や夏でも開店しているクリスマスショップのスピリット・オブ・クリスマス、ベイセンターや紅茶専門店など見るだけでも楽しいお店がいっぱい。是非散策してみよう。
一方、ガバメント通りをホテル前の観光案内所から海岸線にのびるワーフ通り(Wharf Street)を歩いていくと、シーフードレストランや港を見下ろすパブやカフェが建ち並ぶベイション・スクウェア(Bastion
Square)で、人々がハーバーに入ってくるヨットや客船を眺めながら、ビールやアイスクリームを楽しんでいる光景に出くわす。
ここはちょっとした広場みたいになっていて、歩きすぎて疲れた足を休めるのにはちょうどいい。アンティーク街として知られているフォート通り(Fort Steet)とイエイツ通り(Yates
Street)の中間に位置している。この近くには海洋博物館もある。
◆マーケット・スクエアと中華街
ベイション・スクウェアからさらに北に歩くとジョンソン通り(Johnson Street)に突き当たる。この通りはお洒落な感じのセカンドショップや小物店が立ち並び、そのなかにマーケット・スクウェアと呼ばれている場所がある。
ここは、屋根のあるノミの市みたいな雰囲気。ここからさらに北に進むと2、3ブロックほどでチャイナタウンに到着。バンクーバーほど大きな規模ではないが、海の幸を使った中華料理店が軒を並べる。
◆ビクトリアには博物館がいっぱい
エンプレスホテルの周りには博物館や美術館が多い。最も有名なのがエンプレスホテルの南、ベルビル通り(Belleville Street)をはさんで向かい側に立っている、ロイヤルBC博物館(Royal
British Columbia Museum)。現在は 月 日まで『Eternal Egypt』と題してエジプト展が開催されている。
ホテル北側、ハンボールド通り(Humboldt Street)に面してミニチュワ・ワールド、ホテル裏側ダグラス通り(Dauglas Street)とベルビル通りの角にクリスタル・ガーデン、州議事堂の斜め前には、ろう人形館(Royal
London Wax Museum)と水中水族館(Pacific Undersea Gardens)が並んでいる。
◆観光ガイド
ビクトリアでの詳しい観光案内は、ガバメント通りとワーフ通りの角、ツーリズム・ビクトリア・インフォセンターで入手できる。各種アトラクションやホテル、乗り物などのパンフレットが充実しているのはもちろん、無料で観光案内をしてくれる職員が常勤している。
また、バンクーバーにある旅行会社のオプションツアーを利用するのもひとつの手段。今回案内していただいたのは、JTBインターナショナルカナダ日本語観光のダンさんこと下松淳朔さん。
午前7時にダウンタウンのホテル前を出発してから午後7時に到着するまで、ダンさんの浜村淳のような名調子口調で語られる博識で楽しいおしゃべりにより、車での移動中も楽しく参加者全員和気あいあいの雰囲気で一日を過ごした。
同行したツアーは1日観光コースで、午前7時すぎにダウンタウンホテルを出発、往復フェリーを使い、ブッチャート・ガーデンと昼食以外は自由行動。オプションとして、帰りを水上飛行機にも変更できるし、またビクトリアを堪能したいという人にはビクトリア1泊ツアーも用意されている。
詳しいツアー内容や予約などの問い合わせは、ダウンタウンにあるホテルバンクーバー地下1階JTB日本語観光デスクまで。
JTB日本語観光
ホテルバンクーバー地下1階
(ジョージア・ストリートと
バラード・ストリートの角)
JTBラウンジ内ツアーランド
日本語観光デスク
(年中無休午前9時−午後6時)
TEL:604-681-5374