SPECIAL 2003
2003年10月 第43号 掲載
ニューヨークの新旧の建築を見て歩くのも楽しい |
11月の第四木曜日は有名なメーシーズ・デパートのサンクスギビング・パレード。この翌日からニューヨーク(N.Y.)ではクリスマス商戦が本格的に開始される。ショッピング気分を盛り上げるために、街のあちこちで大規模なセールが行われるのをはじめ、クリスマスのデコレーションやライトアップもゴージャス。カナダドルが強くなっている今こそチャンス。N.Y.を満喫するためのポイントをチェックしよう。
★N.Y.を自由自在に楽しむ
基本編
|ホテルの予約
N.Y.に着いてから宿を探すのはかなり無謀。できるだけ早めに予約しておくのがおすすめだ。特にサンクスギビングの祝日前後は恒例のセールをめがけてN.Y.に来る人が多いので要注意。もちろんクリスマスの1週間前から新年にかけてもN.Y.は宿をとるのが難しくなる。
ホテルの予約はN.Y.にたくさんある集中予約業者を利用するのが便利。旅行代理店などがツアー用にまとめて予約した部屋が最後になって売れ残りそうだと、そういう業者に安く卸されるので、お得な料金で部屋を押さえられる可能性がある。また、旅行代理店を通して予約するのも手。代理店はホテルと特別な料金協定を結んでいる場合もあるからだ。手数料を払ってでもお得なことも少なくない。直接ホテルに電話をして予約するのは、ほとんどの場合一番割高だ。
N.Y.では、宿泊料金には「安全代」が含まれていると考えた方が良い。宿泊料金の安さばかりで選ぶと、治安が心配でくつろげないということもありえる。
地下鉄の駅から安全にホテルにたどりつけることが第一。多少料金は高くとも、セキュリティの設備が良いとか、周囲の環境が良いかどうかという点に注意しよう。
}飛行機を選ぶ
バンクーバーからN.Y.へはたくさんの航空会社が定期便を運行している。曜日や出発時間、航空会社などでかなり値段に差があるので、旅行代理店やインターネットでこまめに探してみると良いだろう。
例えば、キャセイパシフィック航空は香港からバンクーバー経由でN.Y.へ行く便を運行している。バンクーバーで多くの人が降りるので、その空き席を埋めるために、バンクーバー〜N.Y.間はかなりお得な値段を提示することがある。この便はもともと国際便の中でも花形路線なので、機材も大形、食事なども国際線クラス用の贅沢なものだ。
北米内の安いチャーター便で行くより、気分も良いし、長い飛行時間も楽というわけだ。多少の値段の違いなら、こういう所にポイントを置いて選ぶとより充実した旅ができるだろう。
~空港からホテルへのアクセス
マンハッタンの周辺には3つの空港がある。それぞれ公共交通を使ってマンハッタンへアクセスすることは可能だが、大きな荷物を持って地下鉄に乗り継ぐのはあまりおすすめできない。Express
Shuttle USAや Super Shuttleといった空港シャトルバスを利用すれば、マンハッタン内の主要ホテルまで直接行ける。料金は片道15ドル程度。
N.Y.で注意しなければいけないのは白タク。空港などで客引きをしている違法タクシーだ。運転手から声をかけられたら、まず白タクと考えた方が良い。公式のタクシー乗り場から以外は絶対に乗らないようにしよう。
市内観光の強い味方は地下鉄
N.Y.市内の公共交通網はMTAという組織が運営しているので、地下鉄とバスは相互に乗り継ぎ、乗り換えが可能だ。
料金は大人2ドルだが、地下鉄の駅で1Day Fun Passというのを7ドルで購入するのがベスト。これなら1日何回でも乗り降り可能。N.Y.の主要観光ポイントには地下鉄でアクセスできるので、この乗り放題券があれば、観光からショッピング、レストラン、シアターまで自由自在だ。3日以上滞在するなら7日券(21ドル)がさらにお得。
N.Y.の地下鉄は危険できたない…というイメージが強かったが、ここ数年、車内の清潔度も治安も十分合格点だ。ただし、やはり夜遅くの乗車は避けた方が無難。あまり人が多くない時間には、ホームの中央部にある「Off
Hour Waiting Area」というサインの出ているところで待っていよう。そこは照明も特に明るく、セキュリティ・カメラもある。
N.Y.の地下鉄では、車掌は中央の車両に乗っているので、電車に乗り込むときには、車掌のいる車両に乗り込むのがベストだ。
★N.Y.を自由自在に楽しむ
応用編
|N.Y.は寒い!
10月も下旬になれば最低気温が氷点下になることもあるほど、N.Y.は寒さの厳しいところだ。
しかし一歩建物の中に入れば、たっぷりと暖房が効いている。脱ぎ着の楽な重ね着がおすすめだ。防寒対策のポイントは靴。上質のウールの靴下としっかりした防寒ブーツを用意していけば、真冬でも五番街で元気にウィンドー・ショッピングを楽しむことができる。
耳をカバーする帽子、手袋、マフラーも必携だ。
}スケートであなたもニューヨーカー
冬にN.Y.へ行くなら、絶対体験してみたいのがロックフェラー・センターでのアイススケート。10月から4月までプロメテウス像の下の広場がアイスリンクに変身するのだ。
クリスマスが近づけば、この広場には毎年アメリカで最も大きなクリスマスツリーが飾られる。もう1ヶ所、セントラル・パークの池も冬はアイスリンクに変身する。この2つの有名なリンクでスケートを体験すれば、あなたもりっぱなニューヨーカーだ。
~北風が強い日は美術館で心もぬくぬく
N.Y.へ行ったら、ぜひたっぷりと美術館めぐりの時間をとっておこう。特に有名なのはメトロポリタン・ミュージアム(1000 5th Ave.)、グッケンハイム美術館(1071
5th Ave.)などだが、他にも見落とせない美術館、博物館がたくさんある。
なお、MOMAの略称で知られる近代美術館は、現在大規模な改装工事中。2005年まではクィーンズに仮展示場(45-20 33rd St., Long Island
City)が設けられているが、残念ながら展示されているのは通常の3分の1ほど。どの作品が展示中かはwww.moma.orgでチェックできる。
あまり知られていない美術館で特におすすめなのは、アッパーマンハッタンにあるクロイターズ(Fort Tryon Park内)。南仏の僧院を復元した建物の中に中世の宗教画や装飾品が集められている。N.Y.からいっきょに中世のヨーロッパにタイムスリップしたような不思議な気分になれる。
地下鉄A線で190th St.駅で下車し、M4番のバスに乗り換えればアクセスできる。なお、美術館、博物館のほとんどは月曜が休館日なので、日程をたてるときには要注意。
クリスマス・ディスプレーが冬のNYの楽しみ
冬にN.Y.を訪れるなら、やはり一番の楽しみはショーウィンドー。どの店もクリスマス・ディスプレーは1年で一番力を入れる。特に、メーシーズやブルーミングデールなどのデパートでは見物の行列ができるほどだ。
五番街の高級ブティックのディスプレーは、ブランドの夢をたっぷり膨らませてくれるし、ソーホーなどのお店のファンキーなディスプレーも楽しい。しっかり防寒対策をして、ゆっくりウィンドー・ショッピングを楽しもう。
<Vティパスで半額お得
N.Y.観光の定番中の定番、エンパイヤーステート・ビルをはじめ、グッケンハイム美術館や自然博物館、マンハッタン周辺のクルーズなどがセットになったシティパスは、1週間以上滞在して、ゆっくりN.Y.を観光する人ならおすすめ。セットになった全ての施設を巡れば料金は半額になる。大人一冊45ドル。参加している施設のほか、ホテルや観光案内所などでも購入できる。
(取材・文 宮田麻未/写真 神尾明朗)
ホテル集中予約センター
*Express Hotel Reservations
www.express-res.com /
Tel: 303-440-8481
*The Urban Jem Guest House
www.urbanjem.com/
Tel:212-831-6029
*New York Habitat
www.nyhabitat.com/
Tel: 212-255-8018
*Hotel Reservations Network
www.hoteldiscount.com/
Tel:1-800-964-6835