SPECIAL 2003

2003年8月 第35号 掲載


カナダ最大の観光地 ナイアガラを楽しむ

 

テーブルロックから見える滝の落ちるポイント

   カナダ最大の観光地ナイアガラの滝。世界三大瀑布の1つでナイアガラ川がエリー湖からオンタリオ湖へ注ぐその落差はなんと50mもある。目の前に広がるアメリカ滝とカナダ滝の迫力は壮大だ。
 ところでナイアガラの滝の観光と言えば「霧の乙女号」だが、その周辺には滝ばかりではないたくさんのアトラクションがある。紅葉シーズンに向けて東部への旅行を考えている人も多いだろう。ここはじっくり時間をかけて、ナイアガラエリアを満喫してみよう。
 滝周辺は遊歩道をのんびり歩きながら周ってみるのもいいが、ちょっと遠くまで行きたい人にはピープル・ムーバーがお薦めだ。
 主なアトラクションに止まり、20分おきでナイアガラ・パークウェイに沿って往復しているバス。4つのアトラクションとデイパスが一緒になったパス(大人$31.95)もあるので上手に利用しよう。  料金:デイパス$2.50

★まずは「ナイアガラの滝」を見よう
*テーブルロック・コンプレックス
 観光案内所、レストラン、ギフトショップなどが入ったナイアガラの滝観光の拠点なので始めにここへ行ってみよう。建物前は滝が落ちるところを間近で見ることができる絶景ポイントなので常に人がぎっしりだ。
 しぶきを上げて落ちていく青い水を飽きずに見つめている人も多いので写真をとりたいなら、スペースが空いた瞬間を逃さずに。 *ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ  テーブルロックの地下から滝の裏側が見られるアトラクションで、黄色のポンチョが目印。
 霧の乙女号と並んで人気のこのアトラクション、地下のトンネルを通ってバルコニーへでると、そこはカナダ滝の真横だ。流れ落ちる滝のしぶきを浴びながら滝の中へと入り込んだ感覚を味わおう。
料金:$7.50
*霧の乙女号(Maid of the Mist)  ナイアガラの滝を見に来たならやっぱり逃したくないのがこのアトラクション。おなじみのあの青いポンチョを着て乗船する。
 船はアメリカ滝の正面を通り、カナダ滝へ進んでいく。始めはのんびりしていた乗客達も滝壷に近づくにつれ、船の正面 へ移動し自ら落ちてくる水(もはやしぶきではない)をかぶって大騒ぎだ。ほとんどの人がカメラを持ってはいるものの船の揺れと水でまともに写 真はとれない状態だ。カメラにはビニールをかぶせるなどあらかじめ防水対策を。
 壁のようにそそり立つ滝を見上げるというよりは滝を浴びるといったほうが当たっているかもしれない。相当濡れるのでタオルなどを準備しておいた方がいいだろう。こんなに濡れても乗客達はとても喜んで満足している。濡れることこそ、このアトラクションの醍醐味か。詳しい情報はwww.maidofmist.com
料金:$12.25
*ミノルタ・タワーとスカイロン・タワー
 滝周辺に立つ2つのタワー。カナダ滝に最も近いミノルタ・タワーは屋上の展望台から36度パノラマの風景が楽しめる。
 ナイアガラで一番高いスカイロン・タワーは展望台までのエレベーターが半分ガラス張りになっていて登る途中でも風景が楽しめる。
 こちらはアメリカ滝の正面にあるので2つの滝を同時に楽しめる。 料金:ミノルタ・タワー $6.95 スカイロン・タワー $9.50 *イルミネーション  夜までのんびり過ごせる人はぜひライトアップされた滝も見てみよう。鮮やかなライトで照らされた滝は昼間とは一味違った幻想的な風景になる。
★「観光地」ナイアガラを味わう
*クリフトン・ヒルとフォールス・アベニュー  ナイアガラ一の繁華街クリフトン・ヒルはまるで遊園地のようにアトラクション、ギフトショップ、レストランが建ち並ぶ。何種類ものホーンテッドハウス、ワックスミュージアム、ギネス記録ミュージアムなどちょっと滝とは切り離された世界だ。
 クリフトン・ヒルを左に曲がると、ハードロック・カフェやハリウッド・プラネットが連なるフォールス・アベニューになる。  ここには24時間営業のカジノ・ナイアガラがあり、この辺り一帯はナイアガラの一大アミューズメントエリアだ。
★ナイアガラ・パークウェイ 沿いを行く
 ナイアガラ川に沿ってオンタリオ湖まで続くナイアガラ・パークウェイは格好のドライブコース。ピープル・ムーバーも主な見所にとまるので便利だ。いくつかの見所を滝から北に向かって紹介しよう。
*ホワイト・ウォーター・ウォーク  (滝から4.1km)
 国境にかかるレインボーブリッジを過ぎたところにあるアトラクション。エレベーターでナイアガラ川の岸まで降りると、白波を立てて渦巻き流れる様子を見ることができる。 料金:$5.75
*ワールプール・エアロ・カー  (滝から5.2km)
 ナイアガラ川が東に流れを変えたところにできる巨大な渦潮を赤いゴンドラに乗って空から眺める。ユラユラと揺れるスリルも加わってか、長年にわたり大人気のアトラクション。 料金:$6.00
*蝶観察館とボタニカル・ガーデンズ  (滝から9km)
 2,000羽を越す蝶が自由に飛び交う世界でも大きなガラスの温室の蝶観察館。  ボタニカル・ガーデンズの一角にあるので、この庭園の散策も一緒に楽しめる。樹木や花々のほとんどは敷地内にあるナイアガラ園芸学校の生徒が手入れをしている。 料金:蝶観察館$8.50/ボタニカル・ガーデン Free   *花時計(滝から11km) ナイアガラ園芸学校の生徒が作成している花時計。毎年デザインが変わるので楽しみだ。
★ぜひここまで足を伸ばして欲しい
 ナイアガラ・オン・ザ・レイク  ナイアガラ・パークウェイを約25分走るとワイナリー観光で有名なナイアガラ・オン・ザ・レイクに着く。植民地時代にはアッパー・カナダ(現オンタリオ州)の州都として栄え、今でも開拓時代と変わらぬ 美しさを残している。  ピープル・ムーバーが花時計からのフォート・ジョージのバス発着所まで運行しているので、滝周辺から向かう人は花時計で1回乗り換えとなる。メインストリートとなるQueen St.にはレストランやホテル、ブティックなどが集まり、ナイアガラ歴史博物館などもこの通 りにある。
*フォート・ジョージ  
イギリス軍によって建設され、1796年〜99年にアメリカ軍との間で激戦が続いた時の重要拠点となった場所。当時のままに再現された砦内では、軍隊の生活が復元され、兵士達による音楽や行進のアトラクションがある。 料金:$8.00
*ワインルート
 たくさんのワイナリーを訪ねてみたいなら、ここから西へ延びるワインルートを辿ってみるのもいいだろう。青地にブドウのロゴの看板に沿って走れば、すべてのワイナリーにいける。ほとんどのワイナリーが観光客を受け入れており、夏から秋にかけてはワイナリーめぐりにはいい季節だ。
 ワイナリーではナイアガラワインの評価を一気に高めたアイスワインをぜひ味わってほしい。各ワイナリーの詳しい情報はインターネットで見ることができる。 ワインルート情報 www.wineroute.com (取材 武田友季)

DATA
*ナイアガラの観光情報
http://discoverniagara.com
http://www.tourismniagara.com
http://www.niagaraparks.com
http://niagaraonthelake.com