雨のシーズンがやっと終わり、太陽の光が燦々と降り注ぐ季節がやってきた。日が長くなってきたことだし、自然の懐に抱かれに、日帰りや週末のちょっとした旅行にでも出掛けたくなってくる。バンクーバー島は人気のスポットではあるが、フェリー運賃が高いのが玉 に瑕。それでは、サンシャイン・コーストはいかが?ウエスト・バンクーバーのホースシュー・ベイからフェリーに乗り込み、心地よく潮風に吹かれている内に、40分あまりでランデール港に到着。バンクーバーのウエスト・エンドからたった1時間半でギブソン・ランディングの港町に降り立てる。イベントに、また気分転換に、サンシャイン・コーストはあなたを待っている。
港町ギブソン ギブソンの地名は、1886年にジョージ・ギブソンが強風によって船を流されて漂流したことから命名された。彼の家族と友人らはこの地域の日照時間が長いことから定住を決め、その六年後には100名がギブソンの後を続いて定住を始めた。
シーシェル(Sechelt)地域に居留地を持つ現コースト・サリッシュ・インディアンは、1790年代に英国人船長キャプテン・クックの船でやってきた。彼らはサンシャイン・コーストに最初に住み着いた民族として記録されており、1986年にシーシェル・インディアン・バンドはカナダで初めて自分たちの土地を所有することが認められた。
ギブソンは1951年より船着き場が完備され、ハウ海峡を跨いでメインランドとギブソン間に定期線が開通
した。現在では歴史的な町並み、港町、そして釣りと林業で有数の町として観光客が後を絶えない。
まずはギブソンの町に ギブソンの町はランデール港から南西に5kmほどのところにあり、町のラン
ド・マークであるMolly’s Reach Restaurantは今日も長蛇の列が。このレストランは1980年代から放映されているCBCテレビの人気連続ドラマ『TheBeachcombers』の舞台となったことから一躍有名になり、多くの人々が一度は訪れるレストランとして名高い。船着き場にはログハウスの政府の建物、そして先端には小さな見晴台がある。この町の歴史に興味がある人は町中にあるElphinstone
Pioneer Museum(716 Winn Rd.)やSunshine Coast Maritime Museum(Molly’s Lane)を訪ねてみよう。
五月から十月までは町の真ん中にある観光局の支店がオープンしているので、そこで色々な資料をもらうと便利。特に小冊子『サンシャイン・コースト
ビジターズ・チョイス』には、この地域の情報が網羅されている。事前に情報が欲しい場合はHPで検索しておこう。(www.visitorschoice.com)この町にはダウンタウンといっても数ブロック間にアート・ギャラリー、レストラン、ブティックなどが軒を連ね、のんびりと散策するのにちょうどいいサイズの町並みである。
パープル・バンナー・アート スタジオ&ギャラリー・ガイド サンシャイン・コーストはその年間日照時間が2400時間を超えることからも有名な地域であるが、この自然溢れる環境はは多くの芸術家の創作意欲を刺激するのか、700名以上のビジュアル・アーティスト、パフォーマー、ライターが定住している。観光局では『パープル・バンナー・アートスタジオ&ギャラリー・ガイド』を配布しており、門に出してある紫色のバナーをウェルカムのサインとして、観光客のアートスタジオ&ギャラリー巡りを推進している。事前に情報が欲しい場合はHPで。(www.suncoastarts.com)陶芸、繊維、ガラス、絵画、3D、ギャラリーとビジュアル・アートの範囲は広く、地図と連絡先を頼りにドライブして行くといい。車がない場合は私設のアート・ツアー(ArtworksTours:
(604)886-1200)に参加する手もある。
海岸線を北上
ギブソンからHWY101をアールズ・コーブに向かって北にドライブしていく と、サンシャイン・コーストに点在するアート・スタジオをほとんど網羅することが出来る。ギブソンから9km西にあるロバーツ・クリークに、花をモチーフとした陶器のショップ、Blue
Dot Art Studio(2348 Sunshine Coast HWY, Tel:(604)886-0047)が左手にある。色鮮やかな家庭用品に目がくらみそうになる。ここで教えてもらった素晴らしい庭園、Creekside
Gardens(20602 Lower Rd.:(604) 886-2619)は英国スタイルのガーデン。散策するには入場料$1をドネーション・ボックスに。ハイウェイからそれて寄っただけの価値はあった。結婚式などの写
真撮影の相談にも応じてくれるのが嬉しい。
ロバーツ・クリークは1960年代にアメリカからの反戦者が住み着いた地として有名になった。今でも営業しているGum
Boots Cafeには当時のヒッピーめいた名 残が感じられる。海岸に描かれた巨大なマンダラ図もとても芸術的。ここからウィルソン・クリーク、海岸線が美しいデイビス・ベイを抜けてシーシェルへ。
Secheltの地名は“二つの水流の間に位置する土地”というネイティブの言葉から名付けられた。ハイウェイの左側に見えてくるTems
Awiya Museumでは、彼らの文化的歴史を垣間見ることができる。 ハーフムーン・ベイ、シークレット・コーブを通
ってペンダー・ベイへ向かう。この辺りはスキューバ・ダイビングのメッカとして知られている。マデイラ・ベイ、ガーデン・ベイ、そしてアービング・ランディングの三地域からなるペンダー・ベイは湾岸漁と暖水湖で知られる静かで平和な雰囲気の町。カヌーやカヤックなどを楽しみたい。
ペンダー・ベイからサンシャイン・コースト北端のアールズ・コーブまではおよそ20分のドライブ。どこにも寄らずにギブソンに帰るなら、1時間半も見込めばいいだろう。ここからフェリーでパウエル・リバーのソルトリー・ベイに一度渡り、ウェスト・ビューでもう一度フェリーに乗ると、バンクーバー・アイランドのコモックスまで行くことが出来る。
サンシャイン・コーストのベスト・シーズンは、五月のビクトリア・デイのロング・ウィーク・エンドから十月のサンクス・ギビング・デイ頃まで。小規模のアート・スタジオは定休日以外にも閉店していることがあるので、お目当てがある場合は事前にアポイントメントを入れておくことをお薦めする。
(取材:北風 かんな)
これからのイベント
6月8日−13日 第8回ジャズ・フェスト・プリ・ウィーク
6月13日−15日 第8回ジャズ・フェスト、
7月7日−8月7日 ギブソン・スクール・オブ・ザ・ ペインティング・ワークショップス、
8月7日−10日 第21回文芸祭、
8月15日−17日 第4回ギブソン・ランディング・ ファイバー・アート・フェスト
9月19日−21日 ペンダー・ハーバー第7回ジャズ・フェスト サンシャイン・コーストへの行き方
ウエスト・バンクーバーのホースシュー・ベイ港より、Langdale行きのフェリーで40分。徒歩でも車でも乗船可。時間割などは以下に問い合わせのこと。www.bcferries.com,TollFfree
in BC:1-888-223-3779